感想文番号

著者 書名 刊行年 刊行国 出版社
2007010007 槇村君子 エラいところに嫁いでしまった! A 夫婦激闘編 2007 日本 新潮社

評者:発起人    評価:4   読了日:2007/01/28  公開日:2007/01/30

臭い話満載のドラマ化「原作」A

 どんなに原稿量で勝負しているようなライターが書いた文章でも、中身を読んでこれのどこが「夫婦激闘編」なんじゃ結婚前のことばっかり書いてるじゃないかあ、それにしても「匂う」いや「臭い」エピソード満載でいったい作者は何でこんな男と結婚したのかぜんぜん意味がわからんぞなどと憤慨したとしても、私も前作の『エラいところに嫁いでしまった!』(2006、新潮社)を読んだからには、ましてやこれが木曜夜9時から「テレビ朝日系絶賛放映中」であるからには続編も読んできちんと総括する責任がある。

 そう、引導を渡すというやつである。

 テレビ(仲間由紀恵、谷原章介、松坂慶子など出演)を見てこの本も読んでみようかななどと思ったあなた、それはやめるべきである。

 この本を不幸にして読んでしまったあなた、もうおわかりのようにテレビで目の保養をすべきである。

 テレビでは子どものようで無能だがどこか憎めない磯次郎、あらゆる無理難題を「山本家の習慣」として押し付けられ切れそうになる君子、理解のある磯次郎に甘い姑と周りの人たちが繰り広げるコメディに仕上がっているようだが、原作からすっぽり抜け落ちているのは「臭い」、「汚い」エピソードである。また磯次郎の不気味な容貌であり、「日本一足の臭い男」、「風俗の師匠」と呼ばれるこの男の意味不明の行動である。

 この本のイラストとドラマの宣伝が印刷された帯の対比を見よ!

 あー、時間を無駄に使ってしまった、とは言ってもこの本ひょっとしたらドラマ一本見るより早く読み終わるかもしれない。それでこっちは1100円、ドラマは民放なので当然無料!

 全然いいところ無いじゃないかあ!


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