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感想文番号 |
著者 | 書名 | 刊行年 | 刊行国 | 出版社 |
| 2007010002 | 槇村君子 | エラいところに嫁いでしまった! | 2006 | 日本 | 新潮社 |
評者:発起人 評価:4 読了日:2007/01/05 公開日:2007/01/06
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「嫁」に忍び寄る山田家の魔の手!−ドラマ化原作 |
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フリーライターの「わたし」(君子)は学生時代の友人山田「磯次郎」(仮名)と結婚を決めた。「風俗」が好きで、足が臭く、カピバラ(世界最大のげっ歯類)に似ている。 なぜそんな男と結婚を決めたのか?それはよくわからない。愛だの恋だのということは描かれていない、むしろこの男の欠点が、私のたくましさと対称的にコミック風の文体で描かれる。 しかし二人の結婚に立ちふさがったのは医院を経営する山田家であった。何事にも保守的でよくわからない習慣を維持しているらしいこの関西の旧家の「嫁」になる「わたし」への要求は驚くべきことばかりであった。 本人および親戚一同の経歴を並べる「釣り書き」の提出に始まり、両親との「面接」、高倍率で当たった台場の公団住宅をシェアする感覚で結婚を考えていた「わたし」は何度も切れそうになる。しかしとにかく、夢の結婚式とバリ島への新婚旅行を実現した「わたし」だったが、山田家の「魔の手」はそれどころではなかったのである! 結婚後の「嫁」への要求は「家風」に従えということであり、お盆・正月には帰省が当然、広大な墓地の掃除や正月のお雑煮に入れる巨大ブリ一匹の解体など「わたし」は休む暇もなく働かされるのである。 近代日本は、あるいは現代日本はどこに行った?しかし、なにしろ百戦錬磨のフリーライターらしい著者である。おもしろければなんでも書く!あることないことみんな書く!原稿量で勝負するという感覚が身についているのだろうか、そのまま信じてはいけない? 1月11日からは同名のドラマがTV朝日系でスタートするが、ここでは君子は仲間由紀恵、磯次郎は谷原章介、そして山田家の姑を松坂慶子が演じるらしい。うん?いずれ劣らぬ美男美女ではないか。この「原作」とは全然イメージが違うぞ。ドラマが原作のいいところを取り入れて、より面白いものになる気配が濃厚である。 |