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感想文番号 |
著者 | 書名 | 刊行年 | 刊行国 | 出版社 |
| 2006010001 | 大石英司 | 神はサイコロを振らない | 2004 | 日本 | 中公文庫 |
評者:発起人 評価:6 読了日:2006/1/3 公開日:2006/1/3
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愛と奇跡と感動の四日間!−日本テレビ系水曜連続ドラマの原作
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水曜夜10時スタートの連続ドラマの原作小説である。出演は小林聡美、ともさかりえ、山本太郎、武田真治、大杉漣、岸部一穂ほかと帯に書いてある。著者の大石英司(おおいし・えいじ、1961-)という人は私にとって初めて読む作家であるが、本作を読む限り、器用な書き手ではあろうと思われる。 1994年8月15日、乗員乗客68名を乗せて消息を絶った宮崎発羽田行の報和航空402便が、ほぼ10年後の2004年8月12日、羽田空港に現れた!乗員乗客には十年が経過したという意識はまったくない。ところが「外の世界」では阪神大震災はあるわ、地下鉄サリン事件はあるわ、インターネットやケータイは普及してるわ、リストラと不況は進むわでいろいろな出来事が起きていたのである。もちろん、「遺族」たちもこの事故に大きな影響を受けている。 ホームレスになっていて行方不明の父親はいる、与党の実力派幹事長もいる、「夭逝」したチェロ奏者の娘のCDを売って儲けている母親はいる・・・と人間の欲と愛と希望が絡み合うドラマが展開されているのである。 それなのに「マイクロ・ブラックホール」とかのせいで(このあたりの理論的説明があまりにも弱いのは残念)、ほぼ十年後に時空を超えて68人は戻ってきたのである!しかも、最初にこの現象を予言し、トンデモ教授扱いされ東大を追われた加藤久彦教授によれば、ほぼ四日後には68人は再び消えうせてしまい、それを防ぐ方法はないというのである。 ここでこの感想文を読んでいるあなたの注意を喚起しておくが、これは私・発起人が風邪のため37.6℃の熱があるのに、明日から会社に行かなければならないというイライラした状況のために、『四日間の奇蹟』や『黄泉がえり』の感想文と混同しているのではない。 『いま、会いにゆきます』の集団版だと言いたい気持ちは少しはある。これだといろいろドラマも作れるし、視聴率が高ければ原作をもっと膨らませて何十通りものドラマを作れるなとは思っているのである。 しかし、そろそろこの「死者の期間限定復活」というパターン、やめませんか?とは強く思うのである。 タイトルの由来?これは最後までこの本を読めばわかります。 |