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感想文番号 |
著者 | 書名 | 刊行年 | 刊行国 | 出版社 |
| 2005040003 | 半村良 | 妖星伝(七)魔道の巻 | 1993 | 日本 | 講談社文庫 |
評者:発起人 評価:9 読了日:2005/04/05 公開日:2005/04/05
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SF伝奇ロマン巨編の完結!−読んだ自分にいや作者に脱帽
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『(六)人道の巻』(1980)から13年を経て発表された半村良(はんむら・りょう、1933-2002)によるSF伝奇ロマン『妖星伝』の完結編。 第六部で実は鬼道衆たちは外道皇帝によって他の主要登場人物たちを引きつれ、「霊船」の材料となり、果てしない宇宙の旅に出発したのである。 この霊船に乗せられたのが日円・青円の日蓮宗不受不施派コンビである。すでに肉体を離脱した霊の形態となった二人はこの霊船から地球を宇宙を、その過去と未来を目撃(というか認識)する。 時間とは何か?「意識を持つ時間」とは?物質と意識の関係は?生命進化の秘密は?人類の未来は?壮大で哲学的なビジョンが提示され、過去の六部の重要な場面がフラッシュバックされその意味が解き明かされる。 仏教哲学と現代物理学・生物学の知見がこの特異な星・地球と人類に関する謎への解法を提示する。 そして特別に外道皇帝により許された日円は霊となって、母星・地球に戻り、定められた人類滅亡に抵抗しようとする。かつて外道皇帝が地球の生命に自らを埋め込み宇宙の知性体にシグナルを発したように・・・。 荒唐無稽とか支離滅裂とかいう言葉が脳裏に点滅しているのであるが、この壮大な試みには感服。読んだ自分もえらいが、書いた作者は何兆倍もえらい、というわけで最後は9点! |