感想文番号

著者 書名 刊行年 刊行国 出版社
2004120006 トーベ・ヤンソン クララからの手紙 1991 フィンランド 筑摩書房

評者:トゥティッキ    評価:8   読了日:2004/10   公開日:2004/12/18

ちょっと頭をひねりたい人に

 

 13の短編がのっています。

 とても短い話もあります。引き込まれて読んでいると、すぐに終わってしまって、えっなんで?ここでおしまい?これはどうゆうこと?っていろいろ考えるのですが、わからない状態になる作品がいくつかありました。

 読解力が足りないかなとか思っていたら、訳者あとがきに(冨原眞弓)最後まで判然としないとか、作者の意図どおり、読者は宙づり状態のまま放置される。とか書かれていて、まさにそうだと思いました。でも、訳者の方はちゃんと分析してて、あぁ・・なるほど〜なんて納得してしまいました。

 13の短編は、登場人物や話しが違っていても、ひとつひとつの話の底に流れているものに共通点があったのです。

 ヤンソンさんの人を見る目と言うか、観察力はすごいです。こんな人いるいると思うこともあります。それが自分だったりして、ドキッとしたり・・・。シャープさの中に暖かさもあって、作品に出てくる人たちは、おもしろくて魅力があります。


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