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感想文番号 |
著者 | 書名 | 刊行年 | 刊行国 | 出版社 |
| 2004090008 | J. K. ローリング | ハリー・ポッターと炎のゴブレット | 2000 | イギリス | 静山社 |
評者:発起人 評価:6 読了日:2004/09/23 公開日:2004/09/23
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ヴォルデモート卿がよみがえった!− 手に汗握るハリポタ第4弾!
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というわけで、子供に貸してもらったこの作品、 私としては、はじめて映画公開に先立って原作を読んだハリポタである。(まだ映画を先に見たという人はいないはずだが・・・) これまでの3作は、主人公、ハリー・ポッターが住んでいる、俗物ダーズリー一家を舞台にして幕を開けていたが、今回は趣が違う。 不気味な言い伝えを持つ「リドルの館」での、蛇語を話す「例のあの人」=ヴォルデモート卿とその追随者、「ワームテール」の不気味な会話で幕を開けるのだ。ヴォルデモート卿がハリーの命を狙っている!「完全復活」をかけてヴォルデモートの文字通り、魔の手が、策略が動き出す。 ハリーは、14歳、ホグワーツ魔法学校の4年生に進級した。新しい登場人物、動物等々もどんどん増えて、今までの「準主役」、「脇役」たちの意外な過去も明らかになっていく。 魔法界で今いちばんの話題は、魔法界唯一の人気を誇るスポーツ、クィディッチのワールドカップだ。その決勝戦の試合後、ヴォルデモートの支持者たち=「死喰い人」(デス・イーター)が顔を隠したまま乱暴狼藉を働き、夜空には卿の印、「闇の印」が打ち上げられるという事件が発生する。 そしてホグワーツでは、数十年ぶりに三大魔法学校対抗試合が開催される。ブルガリアのダームストラング校、フランスのボーバトン校とホグワーツ校の代表選手が1年にわたって、三つの課題に挑戦し、勝利を目指して戦う。代表選手を指名する、不思議な「炎のゴブレット」は各校の代表選手を選びだしたが、4人目の名前が・・・!ハリー・ポッター!な〜ぜ〜? 物語はこの対抗試合へ挑戦するハリーと仲間たちをメインに進行する。ハリーは嫉妬、友情の危機、淡い恋情、強烈なプレッシャーを体験・克服し、着実に成長を続けるのである。 サイド・ストーリーも、ワールドカップをはじめ、魔法省のスキャンダルやゴシップ記事を書き散らす記者、魔法世界の歴史等々従来以上に書き込まれている。しかし、書き込まれれば、書き込まれるほど、このJ. K. ローリング(1965-)の創造した魔法世界が現代(イギリス)社会のあまり写りの良くない鏡像・パロディのように思えてくる。この第4巻では、皮下脂肪というか贅肉のような描写やプロットが多すぎるのである。(→私に魔法かけたりしないでね!) 対抗試合「第三の課題」へ挑戦するハリーは、そのままヴォルデモート卿との直接対決になだれ込む!この場面は、他の描写とかなり異質な色調に染められている。深刻である。暗い。そしてその色調が完全に消えること無く第4巻は終わってしまうのである! ハリーはどうなったのか?魔法界はどうなるのか?多くの謎は未解決のままである。おーい、ハリポタ5貸してくれ〜! それにしても、この作品、日本でも大人気なのに、「ワールドカップ」にも、ホグワーツなどの魔法学校の生徒にも日本由来のものがまったく登場しない。日本にもいろいろな不思議な妖怪・幽霊や陰陽師・京極堂などもいるのだから、これだけ長い話の中にすこしは登場させてもいいじゃないか? |