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感想文番号 |
著者 | 書名 | 刊行年 | 刊行国 | 出版社 |
| 2004060006 | ダン・ブラウン | ダ・ヴィンチ・コード | 2003 | アメリカ | 角川書店 |
評者:発起人 評価:7 読了日:2004/06/24 公開日:2004/06/24
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西洋史を書き変える秘密にたどり着けるか?厚いわりには薄い(?)全米ベストセラー!
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全米で720万部を突破した、ダン・ブラウン(1964-)が昨年発表した『ダ・ヴィンチ・コード』。さすが!読み出したら止まらない。引っかかったり考え直したりするところもない! 読んだあとも「面白かった!」という印象しか残らない、なんてことは無いんですが・・・。 主人公というか探偵役は、ハーヴァード大学教授のロバート・ラングドン。宗教象徴学の権威であるが、象牙の塔に籠もる学者では無い。いろいろな象徴から歴史の謎を解き明かすプロであり、この本の前作『天使と悪魔』(2000)でデビューしているらしい。(地元の雑誌でハリソン・フォードに例えられたりもしてけっこう有名なのである。) 今回はパリを訪問中、初めて面会する予定だった、あの世界最大級の美術館・ルーヴル美術館の館長ソニエールが何者かによって深夜の館内で殺される。腹部を撃たれ、死ぬまでの間にこの博学の館長は途方もないダイイング・メッセージを残していた! 参考人、いや半ば容疑者としてその日の内にフランス警察によってルーヴルに連れてこられたラングドンはこの二重・三重のダイイング・メッセージを解き明かそうとする。フランス警察の美貌の暗号解読官ソフィー・ヌヴーが現場に現れ、ラングドンに協力していくが・・・。 ソニエールの暗号がラングドンとソフィーを隠されてきた歴史の秘密、いわゆる「聖杯」伝説の謎の解明に駆り立てる。二人を追うフランス警察、ソニエールを殺した真犯人、秘密結社「シオン修道会」、カトリック内の厳格派「オプス・デイ」、そしてローマ法王庁等々が複雑に絡み合って物語は進行する。 二人は暗号を解き明かしながら、「聖杯」の行方を追ってパリをそしてロンドンを駆け回るのである。 門外漢にもわかるように、さりげなく、しかしかなり目立つようにラングドンや学者仲間のティービングなどの講義が聴ける仕組みにもなっている。 果たしてラングドンはソニエール殺害犯を見つけることができるのか、いやそれよりも公式の歴史観を覆す証拠となるはずの「聖杯」を手に入れることができるのか・・・。天才レオナルド・ダ・ヴィンチが「最後の晩餐」に隠した謎とは?(これが題名の由来ですね。) 上下巻合わせて600ページを越すかなりの分量だが、一気に読んでもよし、眠くなって寝てもよし、主人公たちといっしょに別の紙で暗号を解いたりしながら読んでもよし。 でも、どう読んでも、やっぱり薄っぺらい感じは否めないのである。映画化されるそうだから、映画になってから映画を見てもよしか? これはキリスト教や西欧史などに対する私のなじみの薄さから来るのだろうか?それともベストセラーの宿命か? |