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著者 書名 刊行年 刊行国 出版社

2003110005

赤川次郎 三毛猫ホームズの追跡 1979 日本 角川文庫

評者:発起人    評価:6    読了日:2003/11/20    公開日:2003/11/20

今や世代を越えて読み継がれるべき三毛猫ホームズ−シリーズ第2作!

 

  最新刊の『三毛猫ホームズの卒業論文』(2003、光文社カッパノベルス)でシリーズ40作!を数えるという赤川次郎の人気シリーズ、私はやっと第2作に到達いたしました。

 第1作『三毛猫ホームズの推理』(1978)を読んだのが記録によれば、1991年3月30日!12年以上たってやっと第2作ですから当然第1作の内容は完璧に忘れておりました。しかし、読んでいくうちに、名探偵役の三毛猫ホームズとワトソン役の刑事・片山義太郎(29歳独身、女性恐怖症でアルコールに弱くおまけに血を見るのが嫌い)、その妹・片山晴美(22)というキャラは思い出してきました。

 前回の事件でいろいろあった後、片山晴美は新宿西口の高層ビルの48階にある「新都心教養センター」、いわゆるカルチャーセンターで受付の仕事に就いています。ある日人相を隠した妙な客が現れ、「センター」の全講座を受講したいという。前金で四十数万円を支払った女の名前は金崎沢子。ところがこの名前、2年前に目黒の高級マンションで起きた未解決殺人事件の被害者の名前だった。片山刑事と晴美は謎の解明に乗り出すが、金崎沢子の妹・涼子がそして「センター」の講師陣が次々に殺されていく−。

 はたして片山兄妹とそしてかれらが飼っている名探偵三毛猫ホームズは事件を解決できるのか?

 うん、もちろん解決するんだけどね。推理小説の常道通り、解決までに何人も殺されちゃうんですよね。ほんとうの事件だったらこれはもう陰惨極まりないということになりますが、そこは赤川次郎、なんとなく明るくユーモラスに終わっています。

 「センター」所長で素敵なキャリアウーマン風の竹森幸子や目黒署刑事で晴美のボディガードを任じる石津、金崎涼子が飼っている雄猫ジョンなど新キャラも多数登場します。この作品以降も出てくるのかどうかはわかりませんが−。

 さて、第3作、『〜怪談』はいつ読むか?うーむ、これはわが子孫たちに課題図書として残すことにするか?


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