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感想文番号 |
著者 | 書名 | 刊行年 | 刊行国 | 出版社 |
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2003070009 |
養老孟司 | バカの壁 | 2003 | 日本 | 新潮新書 |
評者:発起人 評価:8 読了日:2003/07/26 公開日:2003/07/27
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常識、多元主義の大切さを説く碩学の人生指南
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「えー、本日は話題の大ベストセラーをご紹介します。」 「めずらしいね。また司馬遼太郎でもやるのかと思ったのに・・・」 「この『バカの壁』、書いた人は養老孟司という人で、1937年生まれ、東大医学部教授を経て現在は北里大学教授、東大名誉教授だそうです。専攻は解剖学。」 「有名な『解体新書』を書いた人ですね。」 「時代が違うよっ!主な著書に『唯脳論』(1989)などがあります」 「結婚コンサルタントもやってるのか?」 「結納論じゃ無いのっ!居酒屋もやってないからなっ、あらかじめ言っとくけど・・・。」 「それで、どんな本?バカの壁って何?」 「『結局われわれは、自分の脳に入ることしか理解できない。つまり学問が最終的に突き当たる壁は、自分の脳だ』」 「オー、ノー!」 「・・・若い人はいろいろ悩むけど、バカの壁はだれにでもあるのだからと考えると気が楽になるよと、養老さんは言っています」 「東大医学部を出て、教授もやった俺と違って、おまえらはいろいろ考えてもどうせわからないんだから気楽にいけっ、悩むなということかな?」 「そういう僻みはやめろって!養老さんは、むしろ一元主義的な世の中には強い警戒を示しています。」 「一見さんお断りは腹立つよな、京都なんかの老舗はそういうのが多いらしいよ」 「・・・・『複数の解を認める社会が私が考える住みよい社会』だとおっしゃってます」 「いろんな答えがあっちゃ世の中めっちゃめっちゃになるんじゃないの?」 「もともと日本人が慣れてきた世界は『真実とは何か、事実は何か、と追求する癖が無い』、『八百万の神の世界』だけど、一神教を信じている人が世界では多数派だからね」 「日本には代打の神様までいるんだからなっ」 「あと専門の脳の仕組みから人間の「バカ」、「リコウ」とはどういうことかを説明しようともしていますが、このあたりもおもしろい。でも結論はまだよくわかっていないということらしいが・・・」 「あなたの頭の中を覗いてみたいってか?」 「『犯罪者、反社会的行為を行った人間に対しての脳の調査』はやるべきで、少なくとも是非は議論すべきであるとおっしゃってます」 「この人ハンニバルじゃないの?」 「そんなことはないって!松井選手やイチロー選手の脳の仕組みはどうなっているのだろうか、サッカーの中田選手は?長嶋さんの場合はどうなんだろうか天才の脳についてもいろいろ書いてあっておもしろいよ!」 「長嶋さん、ちゃんとSECOM入ってる?メス持った白髪のおじさんには気をつけてねっ!」 「失礼だろっ!でも、フーコーじゃないけど、調査をやる人も調査の対象になる人も、基本的には同じ脳を持っているはずだからね。」 「でもやっぱり私とは無縁な人だね」 「それが『バカの壁』の内側にいるということみたいだよ」 「♪バカは死ななきゃなおらない〜っ」 「人生の意味を真面目に考えないことが、結局共同体や自分の不幸を招いているそうです」 「♪それで〜いいのだ〜、それで〜いいのだ〜、ボンボン、バカボン、バカボンボン!」 |