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著者 書名 刊行年 刊行国 出版社

2003060012

エラリー・クイーン ギリシア棺の謎 1932 アメリカ 創元推理文庫

評者:発起人    評価:9    読了日:2003/06/21    公開日:2003/06/21

クイーン絶好調時の傑作

 

  どんな人でも若い時に読んだ、あるいは読んでいた小説がその時に自分が遭遇した事件や出来事の記憶と分ち難く結びついていることがあるのではないだろうか?私の場合、この小説、小学校5年のとき一度読もうとしたことがあったが、内容が難しすぎたということもあったのだろうが、その時私が体験した出来事(そしてそれは不快な出来事だった)のために最後まで読み切れなかった。以来、この小説は私にとって言わば鬼門のようなものになっていたのだが、今回再挑戦してみた。

 やはり、30年以上経て、ワシの推理力も向上したワイ、と思って読んでいると、いやあ最後にはイッパイ食わされました。クイーンの勝ちです!クイーンの論理は冴えわたっていて、剛速球派絶好調時のキレがあります。打てません!

 ニューヨークの美術商ゲオルグ・ハルキス(この人がギリシア系なんですね)が死亡し、埋葬されたのに死の直前に書き直された遺言状が紛失した。まだ大学を出たばかりのエラリー・クイーンが父リチャード・クイーン警視とともに事件に乗り出す。クイーンの推理で屋敷に隣接した墓地に眠るハルキスの棺が掘り返されるが、そこにあったものは?二転三転する「解決」と息詰まる真犯人との知恵比べ!

 まだ読んでない人は我慢して(少し長いからね)読んでみるといいと思います。それからやっぱりこの小説、ある程度一気読みしないと、私の小5のときみたいに途中でわからなくなるから、できるだけ速く読むようにしてみましょう!


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