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感想文番号 |
著者 | 書名 | 刊行年 | 刊行国 | 出版社 |
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2003050020 |
貫井徳郎 |
慟哭 | 1993 | 日本 | 創元推理文庫 |
評者:発起人 評価:6 読了日:2003/05/28 公開日:2003/05/28
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幼女連続誘拐殺人事件の驚愕の真相−フィクションだよ!
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貫井徳郎のデビュー作・・・といっても、私はこの作家の作品を読むのは初めて。すでに10年前の作品です。 読みやすさという点ではなかなかのもの。スイスイ読めます、いい意味で。カルト宗教(ちなみにこの年には中島らも 『ガダラの豚』が出ていますが、一連のオウム事件発覚は1995年ですよね。)や警察内部のキャリア・ノンキャリアの矛盾・対立など背後を彩る題材もこなれてます。さらに幼女誘拐事件というメインの謎も実際にそういう事件があったという点で(多分)タイムリー。 うーん、だからどこと言って難がなさそうなわけですが、このタイトルのように読んで慟哭するような感動は私には感じられませんでした。作者は'68年生まれですから25歳になるかならないかの時に発表したということは考慮しても深み(=リアリティ?)が感じられないのです。 トリックについては当然触れませんが、これって、・・・・・・・・・と同じじゃん?!と思ったことは事実です。同じでもいいのですが、その扱い方がやっぱりこなれてないかなと感じてしまいました。 機会があればこの作者の別の作品も読んでみるつもりです。 |