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感想文番号 |
著者 | 書名 | 刊行年 | 刊行国 | 出版社 |
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2003050017 |
アーサー・C・クラーク |
2001年宇宙の旅 −決定版− |
1968 | イギリス | ハヤカワ文庫SF |
評者:発起人 評価:6 読了日:2003/05/19 公開日:2003/05/20
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いわずと知れた傑作映画の原作
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スタンリー・キューブリック(この本ではクーブリックと訳されているが・・・)監督の映画で有名な『2001年宇宙の旅』は、この本の著者、アーサー・C・クラークが原作を書き、同時に映画制作が進行するという方式をとった。このあたりの経緯を著者のクラークはこの「決定版」の「序文」で書いている。(序文は1990年に書かれている。) あまりにも有名なこの映画と本、いまさら私がどうこう言うことは無いのだが、いつも枝葉末節にこだわる私は、この本が想定した2001年が過ぎて、著者が想像・予言したモノや社会がどの程度実現されているかということを考えてしまう。もちろん惑星間有人飛行や月のステーションははまだ実現していないから宇宙は広いなということになるのだが、たとえば「いま世界人口は六十億−その三分の一が中華帝国にある」(p70)という記述、人口予測は正しかったが、「中華帝国」には20億人もいないよなあとか、「世界的な食糧難で、アメリカ合衆国でさえ肉のない日がつづくようになり」(同)というのは違うなあとか・・・。 「大型ノート大の”ニューッスパッド”を船の情報回路にさしこんで、地球からの最新レポートに目を通し」(p91)てはいるが、「普段読む新聞のコードはそらでおぼえている」(同)のは、ブラウザの「お気に入り」までは考えられていなかったんだなとか・・・。でも、自分が35年後のことを考えて2038年の社会や技術を想像するとなるとこれはなかなかたいへんですよ。その意味ではこの本の予言書としての「打率」はなかなか高いんじゃないかと思います。 でも私の現在の関心・興味からすると少しこの本は合わなかったなという意味で評価は6点! |