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感想文番号 |
著者 | 書名 | 刊行年 | 刊行国 | 出版社 |
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2003050002 |
金城一紀 |
GO |
2000 | 日本 | 講談社文庫 |
評者:発起人 評価:7 読了日:2003/04/06 公開日:2003/05/19
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「在日」の主人公の恋愛はどうなっていくのか?
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これも直木賞受賞作。 日本で生まれ育ちながら、「在日」という刻印の中を生きている十代の主人公、というと深刻な話のようだが、そんなことは無い。むしろ、おそらく冷戦時代の重苦しい雰囲気を吹き飛ばすような軽い作品だ。日本社会の異端排除のなんとも言いようのないシステムやムードがあるからこそこういう手法をとらざるをえなかったのかもしれない。 どうしてこの作品が直木賞をもらったのかはよくわからないが、「在日」の人から新しい時代の息吹や現実あるいは希望を軽快に、まるでマンガのようにユーモラスに描いたところが評価されたというようなところなのだろう。 でもこの「在日」という与件を取り除いて見れば薄っぺらな恋愛モノであり、小説自体が成り立たないという意味でこれは紛れも無い「在日」文学である。無視しようとしても、笑い飛ばそうとしても、イデオロギーを排除しても、やっぱり嫌な現実は残る。それをどうやって生き抜いていくのか、日本人の女の子との恋愛は今後どうなるのか? ただ楽しめばいいんじゃないかとも思うけど、書評らしきものを書くとこんなことになってしまいます。 |