ぞんび − 発起人の日記 107 (2012年2月)

 

 

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2月29日(水) 赤川次郎

 2月最後の閏日。東京地方は未明から午後まで雪が降り続いた。都心でも積雪。しかし、夕方にはほとんど溶けてスムーズに歩けたが、家まで戻ってくるとこの多摩地方では歩道にも雪が積もっているところが多く歩きにくい。

 今日東京新名所になると期待されている東京スカイツリーが完成。

 さて今日の未読本紹介は赤川次郎(あかがわ・じろう、1948-)の『三毛猫ホームズの怪談』(角川文庫←光文社カッパ・ノベルス、1980)。『三毛猫ホームズの推理』(角川文庫←光文社カッパ・ノベルス、1978)、『三毛猫ホームズの追跡』(角川文庫←光文社カッパ・ノベルス、1979)に続くシリーズ第3作。

 赤川次郎は今日が誕生日。福岡県生まれ。

 この累計2600万部という超人気の三毛猫ホームズシリーズは4月から日テレ系で土曜夜9時から連続ドラマ化放映の予定。主演は相葉雅紀(嵐)。主猫は不明。

 

 
2月27日(月) H・P・ラヴクラフト

 今日も寒かったが明日の朝はまた冷え込むということである。風が冷たい。

 大手半導体メーカー、エルピーダメモリが会社更生法の適用を申請した。負債総額4480億円で製造業としては過去最大。政府もいろいろと支援していたようだが、自主再建を断念したということである。

 さて今日の未読本紹介はいよいよネタギレの度合濃厚になりつつあるが、米国の怪奇幻想作家、H・P・ラヴクラフト(Howard Phillips Lovecraft, 1890-1937)の『ラヴクラフト全集 3』(大瀧啓裕訳、創元推理文庫、1936)。本書には「時間からの影」など全8作プラス自らのことを書簡の中で語った「履歴書」を収めている。ラヴクラフトはロードアイランド州出身。スティーヴン・キング(Stephen King, 1947-)が影響を受けているということ、またクトゥルフ神話(大系) の核を作った人であることなどで記憶にある(クトゥルフ神話って何?と聞かれても困るのだが・・・)。

 

 
2月26日(日) 田中慎弥

 今日の東京地方は晴れるとの予報がはずれほとんど曇りがちで気温も上がらず寒かった。

 私は京極夏彦(きょうごく・なつひこ、1963-)の『南極(人)』(集英社、2008)を読了。次の就眠本は松本清張(まつもと・せいちょう、1909-1992)の『日本の黒い霧』(文春文庫←文藝春秋新社、1961)に決定。

 そして今日の未読本紹介は田中慎弥(たなか・しんや、1972-)の第146回芥川賞受賞作、『共喰い』(集英社、2012)。受賞が決まったときに「もらっといてやる」とか選考委員の石原慎太郎に関して「だって慎太郎に評価されるなんていやじゃないですか」等々面白い発言でメディアやネットを賑わせた。この「本の虫クラブ」でも私が唯一読んだこの作家の作品、『切れた鎖』(新潮社、2008)の感想文へのアクセスが急上昇、今週も堂々の3位である。まあとにかく物議をかもすことは大切なことである。 話題に上らなくなった作家でいるよりはずっと良い。表題作の他に「第三紀層の魚」という作品も併録されているがこれは第144回芥川賞最終候補作で4度目。「共喰い」は5度目の候補作だった。

 

 
2月24日(金) デイヴィッド・ベニオフ

 今日は昨日より暖かくなった。東京では15℃を超えたらしい。

 私は午後隔週でやっている金曜日の会議を2件こなした他はほとんど何もせず。

 さて、今日の未読本紹介は、米国の作家・脚本家、デヴィッド・ベニオフ(David Benioff, 1970-)の『卵をめぐる祖父の戦争』(田口俊樹訳、ハヤカワ文庫NV、2008)。作者はニューヨーク出身。ダートマス大卒、カリフォルニア大アーヴァイン校で修士。 本書はこのミス2011海外編で第3位。当初はハヤカワ・ポケット・ミステリで出た(2010)が 、はやくも文庫化(2011)。私はハヤカワ・ポケット・ミステリ(通称ポケミス、正式名称ハヤカワ・ミステリ)というのが苦手で日本独自の文庫サイズ のほうが好きである。

 最近はこの本のように早期文庫化、あるいはポケミスと文庫同時発売という例も出てきていていいことだと思う。ポケミスが好きな人はポケミス、文庫が好きな人は文庫、選択の自由である。同時発売の場合はしかし価格はほぼ同一、というか1円単位での四捨五入の差ぐらいしかない。

 

 
2月23日(木) 百田尚樹

 今日も暖かな一日だった。特に午後雨があがってからは柔らかな春の日射しが心地よかった。

 私は今日はいろいろな手続きの必要があって本籍のある区役所と住民票のある市役所に行ってきた。久しぶりであるが、ずいぶん対応がよくなったように感じる。 特に市役所のほう。フラフラと歩いていくと前に出ている職員が私に向かって「お客様!」と呼びかけるではないか?ようやく「すべて公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。」ということがわかってきたのか?それとも暇なのか。あるいは私が自分の所用を理解していないヤツだと思われたせいか?

 今日の未読本紹介は百田尚樹(ひゃくた・なおき、1956-)の小説デビュー作、『永遠の0』(講談社文庫←太田出版、2006)。私にとっては未読作家。大阪府出身。今日で満56歳!というわけで登場。もともとは放送作家として活躍していたが、この作品以降コンスタントに小説も発表しているようで、人気があるようなので買ってみた。

 

 
2月22日(水) ナボコフ

 東京・立川市で母親(45)が病死、残された傷害のある子ども(4)が餓死。20日にはさいたま市で60代の夫婦と30代の息子の3人が同じく餓死した遺体が発見されている。

  社会崩壊がここまで進んでいると見るべきか、昔はもっと酷かったのだと言って安閑としているべきか。1970年代から80年代にかけてはこのような古典的貧困の事例は無くなったと思われていたのである。ところが1990年頃を境にして20年間以上続いてきた新自由主義的政策は社会の奥深いところで崩壊を加速させ餓死がさほど珍しくない状況を創りだしてしまったのか。

 さて、今日の未読本紹介はウラジーミル・ナボコフ(Vladimir Nabokov, 1899-1977)の『カメラ・オブスクーラ』(貝澤哉訳、光文社古典新訳文庫、1933)。ロシア語オリジナルからの翻訳。ナボコフと言えば『ロリータ』(大久保康雄訳、新潮文庫、1955)しか読んだことのない私なのであるが、この世界的に有名な小説の原型が見て取れるのが『カメラ・オブスクーラ』らしい。この題名も固有名詞のようだが不明である。ナボコフはロシア・サンクト・ペテルブルグで貴族の 家系に生まれる。ロシア革命で亡命、英国→ドイツ→フランス→アメリカなどで暮らした。

 

 
2月21日(火) 河合隼雄

 今日は暖かかった。最高気温は10℃を超えた。私は所用のため大崎へ出てその後直帰。家には6時半頃到着。

 今日の未読本紹介は心理学者、京都大学教育学部教授・学部長、国際日本文化研究センター教授・所長、文化庁長官などを務めた河合隼雄(かわい・はやお、1928-2007)の『子どもと学校』(岩波新書、1992)。私は『影の現象学』(講談社学術文庫←思索社、1976)を2000年1月に読んだ。12年以上ご無沙汰中でその間に著者は逝去。

 さて、他には特に書くこともないが、電車の中は言うに及ばず、駅構内、プラットフォームなどでスマホなどでゲームをしているヤツらがあまりにも多い。そういう連中のまわりは川の流れを分ける岩のようなもので私などは避けて抜いていくしかないが最近では岩だらけなのでなかなかスムーズに移動できないのである。

 それだけならまだいいが、喫煙室などで大の大人がスマホを使ってオンラインゲームに興じて楽しそうに盛り上がっている姿を見ると私はこの国の(会社の?)将来が心配になってくるのである。

 私はかつて二十数年も前のこと、当時はオンラインではないが『信長の野望』にハマって、寝る時間が極小となり、会社にいても仕事のことより天下統一のことを考える時間が増え、これではいかんとゲームはやめたのである。

 ゲームではなく現実と取り組むべきである。だが現実のほうがめんどくさくて難しいのでゲームに流れるのである。「人生は一行のボオドレエルにも若かない」と言ったのは芥川龍之介であるが、「人生は一篇の『信長の野望』に若かない」のである。

 うう、年寄り臭いことを書いてしまった。「声」に投書してみようかな。

 

 
2月20日(月) マリオ・リヴィオ

 ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr, 1906-1977)の『妖魔の森の家 カー短編全集2』(宇野利泰訳、創元推理文庫、1947)を読み終えた私は、チャールズ・ディケンズ(Charles Dickens, 1812-1870)の『デイヴィッド・コパフィールド』(石塚裕子訳、岩波文庫、1850)に挑戦開始だ。

 そして今日の未読本紹介はマリオ・リヴィオ(Mario Livio, 1945-)の『黄金比はすべてを美しくするか? 最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語』(斉藤隆央訳、ハヤカワ文庫NF、2002)。これは〈数理を愉しむ〉シリーズの1冊。著者はルーマニア生まれ。5歳のときイスラエルに出国。イスラエルで教育を受け 、教え、米国で宇宙望遠鏡科学研究所(有名なハッブル宇宙望遠鏡などの運用をしている組織)科学部門長を務めた。本書のように数学や科学に関する一般向け啓蒙書で有名 だそうである。

 

 
2月19日(日) 村上龍

 昨夜は近所の博多ラーメン、今晩はファミレスで子どもたちと食事。帰りにはスーパーへ寄って、デザートや朝食用のパンを買ったりしている。妻が実家へ里帰り中なのである。寒い日が続いている。

 さて今日の未読本紹介は村上龍(むらかみ・りゅう、1952-)の『新13歳のハローワーク』(幻冬舎、2010←幻冬舎『13歳のハローワーク』、2003)。大ベストセラーになった旧版を2010年に改訂したもの。絵ははまのゆか(1979-)。実はTV朝日系で1月13日(金)夜11:15からこの本を原作としたドラマ を放送中である。文字通り職業紹介事典のようなこの本をどのようなドラマにしているのかは見ていないので不明である。ドラマの出演は松岡昌宏、横山裕、桐谷美玲、田中偉登、沢木ルカ、小松和重、光石研、古田新太、風吹ジュンなど。私は2012ドラマ原作本シリーズとして購入したが、この重さでは通勤時に読めないという訳で断念。

 村上龍は長崎県佐世保市出身。今日で満60歳。私は『半島を出よ』(幻冬舎、2005)を2005年5月に読んだのが最後である。

 

 
2月17日(金) ノーム・チョムスキー

 あああ、今日も寒い。夜になって降りだした雨は雪に変わるとローカル天気予報では出ている。

 寒いと行動力が鈍るのは当然である。通勤で電車の中に入り込めばOKだがそれまでが寒い。特に電車を待つ間、プラットフォームに立って寒風に身を晒すのはつらい。

 早く暖かくならないかなあ。

 さて今日の未読本紹介は米国の言語学者、ノーム・チョムスキー(Noam Chomsky, 1928-)の『生成文法の企て』(福井直樹・辻子美穂子訳、岩波現代文庫、1982)。著者はフィラデルフィア生まれ。MIT教授。本書は1982年のインタビューなどいくつかのインタビューをまとめて1冊の本としているようだが、主要著作にあたって砕けるよりも、まずはこういう本から入ったほうがいいのではと思って購入。著者は政治批評でも有名。

 

 
2月16日(木) 外間守善

 ああ、今日は寒い。会社でもマスクをしているスタッフが増えてきた。私は会社の外では、特に公共交通機関を利用しているときにはマスクをしている。会社の帰りには雪までちらついていた。

 NHKクローズアップ現代を見ていると、前から気になっていたシリアのアサド大統領一派による国民虐殺のことについてやっていた。すでに6千人が犠牲になったという。しかし国連ではロシア・中国の拒否権のため何の手も打てない状況である。痛ましい状況である。

 さて今日の未読本紹介は言語学者、沖縄文化研究者、外間守善(ほかま・しゅぜん、1924-)の『沖縄の歴史と文化』(中公新書、1986)。 著者は沖縄県那覇市生まれ。國學院大學文学部卒、東京大学文学部言語学科研究生修了。法政大学教授などを務めた。

 橋下大阪市長・大阪維新の会代表が市職員に政治活動・労働組合への参加・活動状況調査のための記名式アンケートを実施しているという。今まで良くわからないのであまりここでは書いてこなかったが、思想調査を義務付けるとはきわめて危険な人物である。それよりも危険なのはこのような人物が選挙で圧倒的に支持を受けているという状況にある。

 

 
2月15日(水) ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア

 今日の未読本紹介は米国の作家、ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア(James Tiptree, Jr., 1915-1987)の『たったひとつの冴えたやりかた』(浅倉久志訳、ハヤカワ文庫SF、1986)。作者は男性名だが実は女性。イリノイ州シカゴ出身。寝たきりの夫を射殺し、その後自殺。当初から夫妻の間ではそういう取り決めになっていたという。私 が『愛はさだめ、さだめは死』( 伊藤典夫・浅倉久志訳、ハヤカワ文庫SF、1975)を読んだのは1992年6月で、ほぼ20年前。『たったひとつの冴えたやりかた』も改訳新装版単行本が早川書房から出ているようだ。

 さてそうこうしているうちに、葉室麟(はむろ・りん、1951-)の第146回直木賞受賞作、『蜩ノ記』(祥伝社、2011)を読了。次はジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr, 1906-1977)で『妖魔の森の家 カー短編全集2』(宇野利泰訳、創元推理文庫、1947)を読んでみることにしよう。

 

 
2月14日(火) 加納朋子

 福島第一原発2号機原子力圧力容器底部の温度は結局測定器が壊れていると断定したそうである。

 今日の未読本紹介は加納朋子(かのう・ともこ、1966-)の『ななつのこ』(創元推理文庫←東京創元社、1992)。第3回鮎川哲也賞受賞作品で著者のデビュー作。私は2006年4月に『てるてる あした』(幻冬舎、2005)を拝読したのが最後ですでに6年近い歳月が経過した。このときは (も?)テレビドラマ化がきっかけで読んだのである。

 私は所有していないので、この未読本紹介コーナーでは取り上げないが、著者の『七人の敵がいる』(集英社、2010)が4月2日(月)からフジテレビ系で毎週月曜〜金曜の午後1:30〜2:00の時間帯でドラマ化放映されるらしい。出演は真琴つばさ、小林幸子、有森也実、小林綾子、小野真弓など。ああ4月放映開始ドラマの原作本もそろそろ確保しなければいけない。

 

 
2月12日(日) デイヴィッド・マーティン

 福島第一原発2号機原子力圧力容器底部の温度が82℃を記録、原子力保安規定に基づいて東京電力が保安院や政府に通報したという。「冷温停止」条件を満たさなくなる可能性があるということになるそうだ。 計器故障の可能性大であるともいう。

 私は三上延(みかみ・えん、1971-)の『ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』(メディアワークス文庫、2011)を読み終え、葉室麟(はむろ・りん、1951-)の第146回直木賞受賞作、『蜩ノ記』(祥伝社、2011)を読み始めた。

 そして今日の未読本紹介はアメリカの作家、デイヴィッド・マーティン(David Martin, 1946-)の『誰かが泣いている』(渋谷比佐子訳、扶桑社ミステリー、1992)。怖い本だったという印象の残る『嘘、そして沈黙』(渋谷比佐子訳、扶桑社ミステリー、1990)を私が読んだのは1998年2月。それ以来すでに14年ご無沙汰中の作家。作者の経歴などはよくわからないがこの『嘘、そして沈黙』が5作目、『誰かが泣いている』が6作目。イリノイ大卒。この→Amazonのイメージ、古本みたいに見えるが、新品在庫1冊。

 

 
2月10日(金) 徳田雄洋

 まあ私がスマートでないせいではあるが、使っているスマートフォンの契約がわかりにくいことこの上ない。明細を見ると先月より5千円ぐらい高い?なぜだと比較してみると、スマホのデータ通信定額制部分である。私は販売店に乗せられてスマホとともにWIFIの機器を買って持ち歩きネット接続を行なっているので私の認識ではスマホの定額制に引っかかるような利用はしていないつもりなのである。それなのに、このWIFI機器が2回に1回ぐらいはdisconnectedになるせいか、いつの間にかスマホのほうのデータ通信に切り替わってしまうのである。

 3回も電話して、5千円ぐらいのスマホ定額部分は千円ぐらいの定額制にしてもらったが、あー、自分で書いていてもわけがわからん、私は決して「クレイマー」ではありません、というわけでこの話は打ち切り。

 今日の未読本紹介は東京工業大学大学院教授、徳田雄洋(とくだ・たけひろ、1951-)の『震災と情報 ─あのとき何が伝わったか』(岩波新書、2011)。東日本大震災後メディアは何を伝えてきたかを検証している本らしいが、著者はジャーナリストというわけではなく理工系の人である。東京生まれ。

 

 
2月9日(木) バーバラ・W・タックマン

 今日は四谷に用があったのでそのまま直帰。

 今日の未読本紹介は米国の女性ジャーナリスト、作家、歴史家のバーバラ・W・タックマン(Barbara Wertheim Tuchman, 1912-1989)で『決定的瞬間 暗号が世界を変えた』(町野武訳、ちくま学芸文庫、1958)。著者はニューヨーク出身。ハーヴァード大卒。ピューリッツァー賞を2度、全米図書賞も受賞と米国ではたいへん評価が高い。私はAmazonを渉猟していて面白そうなので購入。第一次大戦への米国の参戦に影響したツィメルマン事件なる出来事を描いているという。

 さて私は高野和明(たかの・かずあき、1964-)の『ジェノサイド』(角川書店、2011)を読了。次は三上延(みかみ・えん、1971-)の『ビブリア古書堂の事件手帖 〜栞子さんと奇妙な客人たち〜』(メディアワークス文庫、2011)だ。

 

 
2月8日(水) 埴谷雄高

 今日の未読本紹介は埴谷雄高(はにや・ゆたか、1909-1997)の『死霊 T』(講談社学芸文庫←真善美社、1948)。この講談社学芸文庫版のTには最初の3章が 、Uには4章〜6章、Vには7章〜9章が収録されている。

 1-4章が1948年に真善美社から刊行され、のち1-5章が『定本 死霊』(講談社、1976)として、6章〜9章はそれぞれ講談社から1981、1984、1986、1995年に刊行された。名前は轟いているが 私も含め私の回りには読んだと言う人がいないという作家・評論家でもある。他の文章を読んでいて言及されることの多い作家・作品であ り、私はずっと気にしていたのである。著者は台湾生まれ。日本大学中退。今後も読み継がれるのか。

 日米両政府は沖縄の米軍再編問題で、グアムへの海兵隊移転と普天間基地の辺野古への移転を分離して進めることを共同発表した。

 

 
2月7日(火) チャールズ・ディケンズ

 今日の未読本紹介は、今日のGoogleトップ画面にも出ているように19世紀英国の大文豪、チャールズ・ディケンズ(Charles Dickens, 1812-1870)生誕200年で、『デイヴィッド・コパフィールド』(石塚裕子訳、岩波文庫、1850)だ。全5冊。この本は私は子ども用にリライトされたバージョンで読んで感動した記憶があるが、ほんものは読んだことがないのである。新潮文庫版の中野好夫(なかの・よしお、1903-1985)訳全4冊を持っていたが、2010年に処分している。

 私にとっては2006年1月に『オリバー・ツイスト』(中村能三訳、新潮文庫、1839)が最後に読んだディケンズ作品。6年以上前である。

 まあ出ても赤字になるかもしれないが、生誕200年を記念して新訳ディケンズ全集を心ある出版社は企画・出版してもらいたい。そこまでは無理でも岩波、筑摩、新潮などは是非絶版本を復刊してもらいたいと思う。

 あれれっ?岩波文庫版『デイヴィッド・コパフィールド』の1冊目は品切れ?

 

 
2月6日(月) 村薫

 さて3日ぶりの日記である。このところ週末に感想文をアップし、その他の日は恥さらし未読本紹介で埋めているというパターンが定着してきた。

 そこでまず今日の未読本紹介は村薫(たかむら・かおる、1953-)の『閑人生生 平成雑記帳2007-2009』(朝日文庫、2010)。「AERA」誌連載を文庫化したエッセイ集。 「かんじんせいせい」と読む。村薫は今日が誕生日。私が『マークスの山』(講談社文庫←早川書房、1993)を読んだのは2005年6月だからすでにそれから6年8ヶ月が経過した。この第109回直木賞受賞作は講談社文庫と共存して新潮文庫版も出ている。

 久しぶりに福島第一原発関連のニュース。2号機の原子力圧力容器底部の温度が4日間で約20℃ほど上昇、注水量を増やしているが70℃前後で横ばい状態。再臨界のおそれは無いが、原因は不明であると東電は言っている。再臨界が無いのはキセノンが検出値以下であるからだそうであるが、依然として原子炉の状態がどうなっているのか把握できていないのである。

 

 
2月3日(金) トム・フランクリン

 今日は拙文、違うっ、いや違わないが、節分である。

 私は夕方にはとあるパーティに出席。ご無沙汰していた人たちに会って懐かしかった。

 岩波書店が2013年度の定期採用に関して事実上縁故採用しかしない旨を明らかにした。コネが無い人は自分で作れということらしいが、そんなことをしているようではもう岩波の本は読まないぞっ!えっ?元から読んでいないだろって?

 違うっ!私は水町勇一郎(みずまち・ゆういちろう、1967-)の『労働法入門』(岩波新書、2011)を読み終えたばかりである。

 次は岩波書店の本ではなく、高野和明(たかの・かずあき、1964-)の『ジェノサイド』(角川書店、2011)を読み始めた。

 さて今日の未読本紹介は米国の作家、トム・フランクリン(Tom Franklin, 1963-)の『ねじれた文字、ねじれた路』(伏見威蕃訳、ハヤカワ・ポケット・ミステリ、2010)。翻訳者は「ふしみ・いわん」と読ませるがロシア人でもないようである。2011年英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞(最優秀長編賞)受賞作。このミス2012では海外編8位にランクインしていた。作者はアラバマ州ディキンソン生まれ。サウス・アラバマ大卒。アーカンソー大で修士号。1999年に作家デビュー・・・だそうである。 あれっ?いつの間にか在庫切れ。

 

 
2月2日(木) 遠藤周作

 今が底だなどと考えるのも厭なほどの寒さである。関東地方平野部では雪は降っていないが日本海側などでは大雪で人的被害も出ている。

 今日の未読本紹介は遠藤周作(えんどう・しゅうさく、1923-1996)の『悲しみの歌』(新潮文庫←新潮社、1977)。初期の名編『海と毒薬』(新潮文 庫←文藝春秋新社、1958)の続編だそうである。ところで『海と毒薬』を私は新潮文庫版で読んだが、今では講談社文庫、角川文庫からも出ている。さて、私が最後に読んだ遠藤作品は『留学』(新潮文庫←文藝春秋新社、1965)で、2008年8月である。すでに3年半近くのご無沙汰状態となっている。

 あとは何にも書くことがないかな?あっ!そうだ、昨年12月21日の日記に「会社のデスクの引き出しで手を挟んで・・・、痛い。」と書いていたが、実はつまらないので書いていなかったが、指先が切れ、新年になっても痛みがひかず、整形外科へ行ってもらったクスリを塗って傷テープで指先を覆っていたのである。しかし、ついに昨日からはテープをはがしても大丈夫、痛みはすっかり消えた。伸びていた爪も切った!このパソコンも右手中指(ここを怪我したのである)もフルに使ってスピードアップだ!

 

 
2月1日(水) ジョン・ディクスン・カー

 身を切られるような寒さが続いている。今が底だ、これより寒くはならないと思いながら会社に通っている。

 私は2012ドラマ原作本第10弾!大倉崇裕(おおくら・たかひろ、1968-)の『白戸修の事件簿』(双葉文庫←双葉社『ツール&ストール』、2002)を読了、ここでいったんこのドラマ原作本地獄から抜け出して、水町勇一郎(みずまち・ゆういちろう、1967-)の『労働法入門』(岩波新書、2011)を読み始めた。

 さて、今日の未読本紹介は不可能犯罪の巨匠、ジョン・ディクスン・カー(John Dickson Carr, 1906-1977)の『ビロードの悪魔』(吉田誠一訳、ハヤカワ・ミステリ文庫、1951)。中世英国を舞台とした歴史ミステリ作品らしい。

 

  

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