南北線四ッ谷駅階段 − 発起人の日記 50 (2007年5月)
5月31日(水) 世界禁煙デーによせて
今日は大阪へ出張。帰りの新幹線は関東地方での豪雨のため品川−新横浜で一時不通になった影響で予定よりも遅くなった。回りではサラリーマンの集団が宴会を始めるわ、わけのわからない社内事情の話で盛り上がるわでうるさく、不快であった。ひとりのサラリーマン(私)はおとなしいが集団だと傍若無人である。というわけで家に帰り着いたのが10時半過ぎ。
今日は世界禁煙デーだそうであるが、私は喫煙車を使った。ときどき予約は禁煙車で入れて喫煙車に吸いにくるやつがいるが、そういう喫煙者としてあるまじき行為に及ぶものには禁煙をしてもらいたい。
禁煙ファシズムとも呼ぶべき昨今の風潮を私は心から憂うものである。
この間など私が広い道を喫煙しながら歩いていると前から来た中年女性から5メートル以上も離れたところからタオル地のハンカチを振り、「くさい、くさいっ!」と大声でののしられた。新聞の投書欄には喫煙者のとなりに座ると喫煙者は喫煙していないのに、服に染み付いたタバコの煙がくさくて迷惑だという意見が掲載されていた。
そんなことを言う人たちは、きつい香水をつけたりしてないだろうね。太っていて電車などで汗の匂いを発散させたりはまさかしてないよね。排気量の多い車に乗ったりはしていないだろうね。アスベストや大気汚染、放射能汚染、食品添加物などの問題を十分認識した上でタバコの問題も考えているんだろうね。イラクやアフガニスタンでの戦争にも反対してるんだろうね、きっと。その上でタバコの問題を取り上げているんだろうね。
つまりより大きな問題から目をそらされている(そむけている)とうことはないだろうね、まさかね。世界が悪いのは喫煙者のせいだなんて短絡的に感じていたりはしていないよね。
自己管理ができない喫煙者のたわごとにすぎないが、次は何が槍玉にあがるかはわからない。すでに「メタボ」は差別用語である。「格差社会」で「下流」にいるのは本人の努力の欠如のせいである、家庭のせいである、つまり家柄だとかDNAのせいである、「貧困」は悪である、だからホームレスは襲撃の対象になったりする、そのような、一言で言えば「不寛容な社会」にどんどん日本は向かっている。
私は自分に寛容であるがほかの人たちにも寛容でありたいと思う。
5月30日(火) 年金問題/緑資源機構
消えた年金記録5千万人分の処理をめぐって国会が紛糾している。お粗末きわまりない社会保険庁の仕事ぶりにはあきれるばかりだ。本来支払われるべき年金が支払われていなかった、」さてそのお金はどうなったのか?「雑収入」なのか?なんとなく消えてしまったのか?お金の勘定もできない機関にお金を任せてはいけない。
松岡農水相の自殺に引き続いて緑資源機構の関連者が昨日一人自殺したという。地検から連日参考人として聴取されていた元幹部である。必ず巨大な闇にメスが入るときには自殺者が出る。まことに「美しい国」である。
年金も緑資源機構も公金私消の匂いがプンプンする。サラリーマンなどはときに私金公消=いわゆる自腹を切ったり、サービス残業が半ば常態化しているというのにこのざまは何だ?
さて、清涼院流水は『パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.2 Two to Tango〜タンゴを踊るふたり〜』(講談社BOX、2007)を読んでしばらく休憩、佐伯泰英 『陽炎ノ辻 居眠り磐音 江戸双紙』(2002、双葉文庫)を読み始めた。京極夏彦 『陰摩羅鬼の瑕』(2003、講談社文庫)もいよいよ最終盤に入った。
5月28日(月) 現職閣僚の自殺
松岡農水相が自殺した。農水行政に関するすべての闇を墓場まで持って行ったということか。日本人は死者に鞭打たないのを美徳とするところがある。しかしこれで追及終わりということにならないことを望む。
えっ?ZARDの坂井泉水が死んだのが原因?国会で「還元水」などで追及されても「負けないで」を頭の中で歌って耐えていた?なんてことが今夜は日本中の飲み会で話題になっていたのだろうか。私の出席したところではそうでした。
5月26日(土) 札幌
24日は奈須きのこ 『空の境界』(2004、講談社ノベルス)の感想文をアップし、翌25日は株主総会のお手伝い、終了後すぐに羽田から札幌へ。札幌では提携先の大会と宴会、札幌一泊。会場兼宿泊先から一歩も出なかった。今日家へたどり着いたのは午後1時ごろ。
これでは疲労はたまるばかり。飛行機の中でも電車でも座ると即睡眠、読書は当然進まない。家に戻って昼食後夕食時まで睡眠。それでも清涼院流水 『パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.1 One Ace〜ひとつのエース』(講談社BOX、2007)は読了。続く『パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.2 Two to Tango〜タンゴを踊るふたり〜』(講談社BOX、2007)に突入。
5月23日(水) 蓄積疲労
帰宅は午後9時ごろ。昨日からの疲れは取れない。
いちいち書くのも厭になるニュースばかりである。おまけに暑い。
奈須きのこ 『空の境界』(2004、講談社ノベルス)の感想文を書くのも気乗りがしない。明日以降か。
清涼院流水 『パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.1 One Ace〜ひとつのエース』(講談社BOX、2007)を予告どおり読み始めた。
5月22日(火) 疲れました
今日は仕事のため午後10時半ごろ帰宅。眠い!疲れた!
奈須きのこ 『空の境界』(2004、講談社ノベルス)は長い長い笠井潔の「下巻解説」を残すのみとなった。次は清涼院流水 『パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.1 One Ace〜ひとつのエース』(講談社BOX、2007)に挑戦するか。
5月21日(月) 城山三郎「お別れの会」/はしかで早大休講
日記には書いていなかったが3月22日に亡くなった作家の城山三郎(しろやま・さぶろう、1927-2007)の「お別れの会」が本日開かれたという。私が拝読したのは『総会屋錦城』(1959、新潮文庫)、『素直な戦士たち』(1978、新潮文庫)、『勇者は語らず』(1982、新潮社)の三冊。
はしかが若い世代で流行し、本日早稲田大学は29日までの休講、立ち入り禁止を決めたという。
ところでもうすでに半月の間本の感想文を公開できないでいる。次は奈須きのこ 『空の境界』(2004、講談社ノベルス)か京極夏彦 『陰摩羅鬼の瑕』(2003、講談社文庫)のどちらか?
5月20日(日) ハルバースタムの死/今日から当サイトは5年目に突入!
今日は床屋に行ったぐらいであとはこのサイトのメンテナンスといういつもと変わらない日曜日を過ごした。
床屋での待ち時間に週刊誌を読んでいて、アメリカのジャーナリスト・作家のデイヴィッド・ハルバースタム(1934-2007)が4月23日に自動車事故で亡くなっていたことを知った。私は『メディアの権力』(1979、サイマル出版会)を読んだことがあるが、『ベスト&ブライテスト』(1972、朝日文庫)は本の山に埋もれている。
あっ!それどころではない!昨日(5月19日)で当サイトは公開4周年を迎えていたのだった!今日からは5年目に突入。大規模な記念行事もパレードもなかったが、気長に続けていきたい。
5月19日(土) 長久手町立てこもり事件など
長久手町の立てこもり事件−重体だった警官は死亡、人質は脱出、犯人は投降・逮捕された(18日)。
私は昨日はかつて勤めていた会社のOB会に出席。
今日は定例の本屋行き。夜はテレビで小川洋子原作『博士の愛した数式』(2003)の映画(2005)を見た。 奈須きのこ 『空の境界』(2004、講談社ノベルス)には悪戦苦闘中。
5月17日(木) 首都圏交通混乱/愛知県長久手町で立てこもり/藤原伊織死去
午前中は雨だったが、お昼ごろには上がり、午後は晴れた。朝の首都圏の交通は京浜東北線での人身事故などがあり、大幅に乱れていた。
そんな中、愛知県長久手町では男が自宅に立てこもり、家族二人、警官一人を拳銃で負傷させ、内縁の妻を人質にとるという事件が発生。負傷した警官は救出もされず男の自宅前で倒れている。すでに事件発生から五時間以上経過している。(現在午後9時35分)
作家の藤原伊織(ふじわら・いおり、1948-2007)が死去。私は江戸川乱歩賞・直木賞同時受賞作の『テロリストのパラソル』(講談社文庫、1995)しか読んだことはない。そんなに感心しなかったらしく評点は4をつけている(2002年10月26日読了)。
どうやら負傷した警官は救出されたらしい。(現在午後9時50分)
しかし、救出時に別の警官が撃たれ負傷し、心肺停止状態だという報道もある。人質は長女だという説もあるが詳しいことは不明である。(現在午後10時23分)・・・。
5月16日(水) おやすみ
本日は少々飲酒したのであとは寝るだけである。京極夏彦 『陰摩羅鬼の瑕』(2003、講談社文庫)の世界で眠りに落ちていくだけである。
5月15日(火) 厭なニュース/第20回三島賞・山本賞
いつのまにか憲法改定のための国民投票法案が参院でも可決され成立した(14日)。今日は母親を殺し切断した首を持って自首した17歳の高校生が逮捕された。
厭なニュースばかりである。そんな中、佐藤友哉(さとう・ゆうや、1980-)の『1000の小説とバックベアード』(2007、新潮社)が第20回三島由紀夫賞を受賞した。同じ作家の島本理生(しまもと・りお、1983-)と結婚したばかりだし、おめでた続きである。
第20回山本周五郎賞は恩田陸(おんだ・りく、1964-)の『中庭の出来事』(新潮社、2006)と森見登美彦(もりみ・とみひこ、1979-)の『夜は短し歩けよ乙女』(角川書店、2006)が受賞。
恩田陸は、吉川栄治文学新人賞、本屋大賞、日本推理作家協会賞に続いての制覇であるからあとはノーベル文学賞しかないな。それともやっぱり直木賞欲しいのかな?
5月14日(月) 数独に取り組む男−通勤百態@(?)
今朝はJRでは急病人、人身事故などが続発し会社には遅刻である。帰りにも人身事故でJRは止まっていた。遅れが常態化しつつあるJR東日本である。
しかも朝はほとんど新聞どころか文庫本でさえゆっくり読んでいる環境にはない。しかし通勤者たちはそれぞれ工夫を凝らしてこの苦痛の時間をなんとか過ごしやすくしようと知恵を絞っているのである。
私はそうした人たちを観察し記録していくことにする。
今日見たのはあの「吸う毒」いや「数独」に取り組む四十歳前後の男である。1から9までの数字を一回づつ使って縦横の合計を同じにするというパズルである。座っている通勤者以外ではベストポジションといえるあのドアの端と座席が形作る一角を確保し、赤黒(おそらく)ボールペンを手に考え込んでいる。しばらく私(観察者)の意識が男から離れる。この男の確保しているコーナーはドアの開閉に伴う人の出入りの影響をほとんど受けないのに私は潮の満ち干きに伴って移動するクラゲのように車両の内外に打ち上げられるからである。
数分経過してまたこの「数独男」が視界に入る。うう、相変わらずさっきと同じでひとつも埋まっていないじゃないか。「数独」ができたからと言って何のメリットもないのだから、そんなパズルに現をぬかしているんじゃないよ。せっかくいいところにいるんだから立ったまま休め、寝ろ!
日本中で朝「数独」をやっている(推定)1000人の通勤者たちよ、「数独」はやめよう。特にあの「コーナー」を確保したときはやめよう。「数独」ができるようになっても通勤者である自らの地位は変わることは・・・ないのである。「数独」で宝くじに当たることも、「数独」が認められて運転手付の役員になることもないのである。
さて、日本推理作家協会賞は桜庭一樹(さくらば・かずき、1971-) 『赤朽葉家の伝説』(東京創元社、2006)が受賞したそうである。全然知らない作家である。ウェブで調べてみるとなんと女性であるそうな。奈須きのこが男だったりペンネームでだまされてはいけない。
5月13日(日) 当サイトのアクセス低調
このところ当サイトへのアクセス数は低調である。まあそれも仕方がないかとは思う。だからといって新機軸を打ち出すほどの力も意欲もなく、ただただ続けていくために続けるという感じである。せいぜい私が読む本の幅を広げ、量を増やす努力をするという程度である。
さて、奈須きのこ 『空の境界』(2004、講談社ノベルス)はやっと下巻へ進んだ。上巻の最後に笠井潔の長い長いしかも本書とはあまり関係のない「上巻解説」が有り、下巻を読み始めると上巻の中身を忘れているほどであった。
5月12日(土) 本日の仕入れ
このところ会社関連以外では唯一の外出先となっている、本屋へ行った。強めの、でも爽やかな風が吹いていた。
本日仕入れたのは次の4点:
@ 伊藤博明(責任編集)『哲学の歴史 第4巻 ルネサンス 【15-16世紀】』(中央公論新社、2007)
A 岡本太郎 『今日の芸術 時代を創造するものは誰か』(光文社知恵の森文庫、1954)
B 清涼院流水 『パーフェクト・ワールド What a perfect world! Book.1 One Ace〜ひとつのエース』(講談社BOX、2007)
C 桐野夏生 『水の眠り 灰の夢』(文春文庫、1995)
Bは毎月1冊刊行され全12冊で完結というものですでに4〜5冊出ているはず。
さていつ感想文が登場するのかはまったく未定である。
5月11日(金) 停滞中
今日は強い風が吹いていた。会社の帰りには気温も下がっていたようだ。
奈須きのこ 『空の境界』(2004、講談社ノベルス)は停滞気味である。京極夏彦 『陰摩羅鬼の瑕』(2003、講談社文庫)もである。どちらも面白くないというわけでは決してないが、前者は行きの通勤列車が混んでいてとても読めず、帰りは途中で眠ってしまうからである。後者は面白すぎて熟読玩味している間に睡魔が訪れるのである。結局眠いから読書が進んでいないということか。
5月10日(木) 今村仁司死去
昨日2000年8月以来という9連敗を達成した野球チームは本日は辛勝。しかし、頭痛は続く。
5月5日、今村仁司(いまむら・ひとし、1942-2007)が死去。65歳。私が読んだのは『現代思想の系譜学』(1986、ちくま学芸文庫←筑摩書房)だけで、何が書いてあったのかはぜんぜん覚えていないが2002年の5月19日に読み終わった記録があり、評点10をつけている。
5月8日(火) 頭痛
連休終了ショックのせいか頭が痛む。それとも2002年6月以来という8連敗を達成した野球チームのせいか。あるいはこの暑さのせいか。はたまた本の読みすぎか。さっきバファリンを服用。
ああしかし少々中毒症状を呈してきた京極夏彦 『陰摩羅鬼の瑕』(2003、講談社文庫)を読む時間を削るわけにはいかない。
5月7日(月) 連休終了
籠城態勢で望んだ連休の4日間、京極夏彦 『覘き小平次』(2002、C★NOVELS)も読み終わり、今日からは奈須きのこ 『空の境界』(2004、講談社ノベルス)と京極夏彦 『陰摩羅鬼の瑕』(2003、講談社文庫)という組み合わせでいく。
今日は連休明け初日のせいか、私が利用している中央線では急病人発生で遅延、他の路線でも同じ理由で遅延があったようだ。やだよね、行きたくないよね、その気持ちはわかる。別に急病人が仮病を使っているという意味ではなく、まあストレスで倒れたりするんだよね、きっと。そういう遅れが積み重なりまた各駅で「時間調整」なるものが行われるので私が目的地につくまでにはかなりの遅れになっている。
フランス大統領選では右派のサルコジ氏が当選、ヤンキーズの松井秀喜選手は日米通算2000本安打を達成、遊園地のコースターで死亡事故などいろいろありましたが、まあ総じて平穏な連休だったと言える。
5月3日(木) 憲法60歳
今日もまさに五月晴れの天気だったが、私は午後に起き出し、ほぼこの屋根裏部屋か寝室で本を読んで過ごした。太宰治の『グッド・バイ』(1948、新潮文庫)は読み終わり、原田敬一 『日清・日露戦争 シリーズ日本近現代史B』(2007、岩波新書)を読み始めた。
今日は憲法施行60周年だそうだが、私などから見ると憲法は半実施状態であってここに書かれていることの半分は宣言的文書としての意味しか持っていない。むしろ実施されていない部分がますます増大しているように思われる。半憲状態からそろそろ1/3憲状態というところか。だから現実にあわせていくという論法には賛成できないが・・・。
5月2日(水) 籠城体制
今日は暑いぐらいの陽気だった。どうせ2日間でたいしたことはできず、たいしたことも思いつかない。早々に引き揚げてきた。
さあ後半4連休の始まりだ。キオスクでタバコを買い込んで一歩も外に出ないですむ体制を整え、読書と昼寝に没頭することにしよう。
5月1日(火) 5月になりました
連休の谷間の今日、私は出勤。電車は通常の2/3ぐらいの混雑度か。明日も出勤だあ。
そんな中(サンジャポ調で)私は太宰治の『グッド・バイ』(1948、新潮文庫)を読んでいる。
さて今月の日記の題名は何にしようかな、と本棚や崩れた本の山を見回す。よし、これに決めたっ!