あんなカレーに700円! − 発起人の日記 27 (2005年6月)

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6月28日(火) 今日も暑かった

 今日は東京都心で36.2度を記録、6月としては観測史上最高だったという。

 ついに『マークスの山』は読了したが、感想文は明日以降になる模様。


6月27日(月) 飲みすぎで

少し気分が悪い。すでに28日の午前3時45分。いままで飲んでいたわけではないが、この屋根裏部屋で寝込んでいたのである。おやすみ。


6月26日(日) 今日も暑い一日

だったので昨日と同じような生活を送った。

 昨日と違うのは野球を見て上機嫌になったことである。10チャンネル(テレビ朝日)の中継もコマーシャルがあるときはNHKのBS1に切り替えてロスタイムなく見ることができた。 テレ朝の解説者・福本豊のほうがおもしろいのである。ただしこの主役の演技力はいかがなものかと思いつつ見ている「義経」の45分間だけは1チャンネルに切り替えた。10チャンネルの中継が終わっても同じ 中継を別の局で継続して見ることができた。

 読書はいよいよ『マークスの山』が大詰めである。


6月25日(土) 暑い一日

 暑い一日だった。本屋に行って昼食後冷房をギンギンにした部屋で根っこ路がって、いや寝っ転がって引き続き『マークスの山』を読んでいたが、決して冷房効果があるとは思えないこの本、すぐに眠くなって昼寝。その後野球を見たが不愉快な結果に終わってしまった。(おいっ!日本テレビ=4チャンネルっ!CMが多すぎるぞ!G+なる放送局との連携もうまくいってなくて大事なときに熱帯魚の画像なんか見せられる視聴者のことを考えろっ!)

 今週は1冊も感想文を公開できないままに終わってしまった。来週に交互期待、いや請うご期待!


6月24日(金) DHS6万台突破!だが・・・。

 このサイトへ過去一度でも訪れた方の数(DHS = Distinct Hosts Served)が6月21日ごろ6万人を超えたようである。前の大台5万を超えたのが1月17日ごろだから5ヶ月ちょっとかかった計算である。うーむ、1日あたりにすると70人ほどの新規ビジターか。停滞の傾向が顕著である。

 粘り強く続けてきたこのサイトではあるが、今後どのように発展させるか、何か新機軸を打ち出す必要があるような気もする。慎重に考えていきたい。(政治家の使う意味でじゃないよ。)


6月23日(木) 星の王子さま

 昨日とはうってかわって野球のことは言いたくないし、読書は泥沼状態に陥っている。ニュースもあまりいいものはない・・・というわけで、こういうときは早寝に限るのであるが、蒸し暑い今晩のようなときはなかなか寝つけないものである。

 岩波書店が『星の王子さま』の翻訳著作権が切れるのにともない新訳を論創社という会社が出すにあたってこのタイトルを使うのはけしからんと「要望書」を出したという。うう、そんなみみっちいこと言ってるんじゃないよという気はするのだが・・・。「基本的には、新訳にふさわしい別の書名をつけるべきだと考える。それでも『星の王子さま』を使いたい場合は、先人の創造的な営為に対する敬意を示してほしい」のだと。カレーの王子さまじゃないんだぞっ!プッチンプリンでもないんだぞっ!!とわれながら意味不明のキレ具合で今宵は失礼する。


6月22日(水) 祝!

 本日はなんといっても読書とは関係ないが鳥谷の延長12回裏、1塁に赤星を置いてのサヨナラツーランホームランに尽きますね。鳥谷はこの日2本目のホームランでついに打撃開眼したか。昨日は矢野が大活躍で日替わりヒーロー状態は2003年の状況にだんだん似てきたぞ!


6月21日(火) 西尾維新/ラノベ⇔ヘノベ/高村薫

 日販調べのベストセラーランキング6月16日付けを見ると1位には西尾維新(にしお・いしん、1981-)の『ネコソラジカル(中)』が初登場1位となっている。私はこの作者のデビュー作『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』(2002)しか拝読していないが、デビューして3年あまりでしっかりとファンをつかんでいるようだ。

 この作者に代表される作風というかジャンルにライトノベルという言葉が定着し、ラノベなどと略されるようになっているようだが、私にとっては逆にヘヴィーだったりするのでなかなか追っかけようという気にはなれない。ラノベの反対語はヘノベか?Googleによればすでにそういう使用例はあるようだが、数はぐんと少ない。

 高村薫の粘っこい文章を読んでいるとラノベもつまんでみようかななどと思うのである。


6月20日(月) クレジットカードの情報流出事件

 アメリカで使われたクレジットカード情報が大量流出していたという。全貌は明らかになっていないが、当然アメリカの加盟店(含む通販)で利用された日本発行のカード情報も流出したのである。さらに流出した情報に基づいて偽造され、悪用されたカードもあると言われている。

 こういうニュースが出るとすぐに生体認証などといい出す主にそういう技術を商売にしようとしている企業や国民を管理するのが大好きな官僚・政治家には気をつけなければならない。今回のような事件を防ぐ方法はほかにいくらでもあると思うのである。


6月19日(日) 父の日など

 今日は全国的に父の日であった。私も父なのでプレゼントをもらった。ありがとう>子どもたち。

 さてプロ野球交流戦は終了し、今は中休みである。試合がない日は一日落ち着いていられるのである。いかに野球が私の時間と精神の平安を奪っているかということには驚くべきものがあるが、今年のように優勝の可能性が高いときはなおさらである。

 読書は、庄野潤三(しょうの・じゅんぞう、1921-)の『夕べの雲』(1965、講談社文芸文庫←講談社)高村薫(たかむら・かおる、1953-)『マークスの山』(1993、講談社文庫←早川書房)の平行読み。


6月16日(木) 交流戦最終試合に行ってきた

 昨年日本一だった西武ライオンズは現在パリーグのプレイオフ進出が微妙な情勢である。ということはセリーグ王者確実のわが阪神タイガースとライオンズは日本シリーズで戦わない可能性が高いということになる。・・・というわけで今日は思い立ってインボイス西武ドームに行ってきた。本日はタイガースは不甲斐ない結果となった(8対2で完敗)が、まあ少しは昨年の日本一チームの面目をたもってやるのも真の王者の余裕というものであろう。

 本日読了したモラヴィア『1934年』(1982)の感想文は明日付けでの公開ということになるだろう。

 西武ドームへ行く途中で読み始めたのは荒俣宏 『妖怪大戦争』(2005、角川書店)である。


6月15日(水) MSが中国で検閲に協力

 マイクロソフトが中国語のブログサービスで当局の要請により特定の言葉が入力できないようにしているというニュースがあった。「民主主義」とか「ダライ・ラマ」とかの言葉である。別にマイクロソフトに限らないのかもしれないが非常に情けない話である。インターネットが結局こういう程度のものにまで落ち込んでしまったのか、あるいは私が過度の期待を持ちすぎていたのか。 

 一日中雨が降り続いていた今日の東京地方だが、私はモラヴィア『1934年』(1982)に読みふけるのである。


6月13日(月) 「ベストテンにはいらないものは存在しないに等しい。」

 世の中にろくなニュースがないのと同様に、この本の虫クラブでもろくなニュースがないのである。

 新陳代謝が進んでいないためである。もちろんこのサイトでの感想文の更新スピードは従来通りである。問題は新しい感想文を公開してもなかなか検索エンジンが拾ってくれないということにあった。

 しかし、ようやくここ二、三週間、Googleが新しい感想文を拾ってくれだした。また従来はYahoo!とほぼ同じだったMSNが独自のアルゴリズムでの検索サービスを提供しはじめたが、このサイトから新しい感想文をインデックスしてくれている。

 というわけで今週は新しいルートでこのサイトを訪れてくれる人が増えるのではないかとひそかに期待しているのである。

「マスメディアの世界では、書籍でもレコードでも映画でも概念でも、ベストテンにはいらないものは存在しないに等しい。」とかの小説の登場人物、数学者のイアン・マルカムも述べている。(マイクル・クライトン/酒井昭伸訳 『ロスト・ワールド −ジュラシック・パーク 2』(1995、ハヤカワ文庫NV〔下〕p217より))

 作家の倉橋由美子(1935-2005)が10日逝去、享年69歳。私が読んだのは『ヴァージニア』(1970、新潮文庫←新潮社)。


6月12日(日) 『妖怪大戦争』など

 本日の本屋さん行きでは次の6点を購入:

1. 荒俣宏 『妖怪大戦争』(2005、角川書店)

2. 前嶋信次 訳 『アラビアン・ナイト(1)』(平凡社)

3. 司馬遷/小竹文夫・小竹武夫 訳 『史記3』(ちくま学芸文庫)

4. 司馬遷/小竹文夫・小竹武夫 訳 『史記4』(ちくま学芸文庫)

5. 東野圭吾 『黒笑小説』(2005、集英社)

6. 赤川次郎 『三毛猫ホームズの駈落ち』(1981、角川文庫←光文社カッパ・ノベルス)

 梅雨に入り蒸し暑い日が続くせいか読書スピードは明らかにダウンしている。


6月11日(土) ニュースがないのは良いニュース?

 今朝の朝日新聞のトップ記事は野波健祐という記者による「文学賞異変 創設ラッシュ 審査員から作家外し テーマは「恋愛」「青春」「感動」 権威より販促」というものであった。

 さっき(午後11時ごろ)朝日新聞の電子版を見るとトップは「恐竜博 入場者50万人突破」である。ほかの新聞社のウェブサイトを見ると読売新聞は「アフリカ支援、大幅債務削減で一致・・・G8財務相会議」、日経も「G8財務相会合が閉幕・債務削減でアフリカを支援」(矢野の満塁ホームランの美しい写真も出ているぞ!)、毎日新聞は「靖国参拝:日本遺族会「近隣諸国の配慮」求める異例の見解」、産経新聞は「脱線事故で初の労災認定」がそれぞれトップ記事になっている。

 よっぽどニュースがないものと見える。しかも恐竜博は朝日新聞が主催者のひとつである。ニュースのネタがないときにこそいわゆる調査報道をしてほしいものである。

 調査報道と言えば、「ワシントン・ポスト」紙のウォーターゲート事件取材記者の政府部内情報提供者「ディープスロート」が当時のFBI副長官だったマーク・フェルト氏(現在91歳)だったことが明らかになった。ボブ・ウッドワード/カール・バーンスタインの『大統領の陰謀』(1974、文春文庫)の中に出てくる。米国ジャーナリズムが輝いていた時代であった。


6月10日(金) 夜明けの更新

 つまりすでに11日の午前5時を過ぎている。つまり少々飲みすぎである。

 というわけで、私はすぐ寝る。

 とここまで書いたあと更新しないでそのまま寝てしまったのであった。(現在11日午後1時半)


6月9日(木) 素直にうれしい!?

 昨日めでたく日本はサッカーW杯への出場を決めた。

 本日めでたくタイガースはセリーグ首位を奪回した。

 最近耳につく言い方をすれば「素直にうれしい」。たとえば、昨日チーム初のサヨナラ打をはなった楽天の吉岡選手や、5月のセリーグ月間MVPに輝いた阪神の金本選手、同じく2か月連続でパリーグの月間最優秀投手に輝いたソフトバンク・杉内投手、オールスターのファン投票中間発表DH部門で1位になったロッテの李選手等々が「素直にうれしい」と言っている。(以上はGoogleニュースで「素直にうれしい」を検索した結果から)

 しかし、「素直に」とくれば次は動詞がつくんじゃないのか?「素直になれ」とか「素直にうれしいと言え」というのは正しい日本語のような気がするが、「素直にうれしい」というのはどうなのか?勝ったんだから素直にうれしい様子を見せろっ!という周囲の圧力のようなものを感じ取って、「素直にうれしい」と言ってしまうのだろうか。

 まあそんなことをブツブツ言っている私が素直ではないことは認めよう。

 さて私の読書は、先日掘り出したアルベルト・モラヴィア『1934年』(1982)マイクル・クライトン(1942-)『ロスト・ワールド −ジュラシック・パーク 2』(1995、ハヤカワ文庫NV)という海外勢同士の組み合わせである。


6月6日(月) ガードレール金属片の謎

 国土交通省の発表によるとガードレール金属片は全国で2万7千箇所を超えたという。一部は事故車両が残したものであるらしいがそれではすべての説明にならない。

 これは今までなかったのに突然現れたものなのだろうか?それともあったのに目に入らなかったということなのだろうか?前者であるとすればたとえばパラレルワールドからのメッセージとか、某国のスパイによる工作物であるなどということになるが、後者であれば単にやるべき仕事をしていない人がいるという当たり前の結論となる。前者であれば小説のネタになるかもしれないが、後者であればもう聞き飽きた事態でありウンザリである。

 さてそれではそろそろあさのあつこの『バッテリー』にとりかかるか。いやその前にヘッセの『メルヒェン』を読み終えなければならない。


6月4日(土) 天安門事件/本日の仕入れ

 今日は天安門事件16周年記念日である。

 民主化を求める学生・民衆の運動を1989年のこの日、中国政府が軍隊を使って武力弾圧し多数の死傷者を出した事件である。このニュースを聞いて、CNNで見て暗澹たる気分になったことをいまだによく覚えている。私にできることは何もないが、またほかにも忘れていけないことは多々あるが、この事件についても忘れないようにしたいと思っている。

 本日の仕入れは次の5点:

1. あさのあつこ(1954-) 『バッテリー』(1996、角川文庫←教育画劇)

    ∵ 話題になっているらしいので。

2. 金谷治(かなや・おさむ、1920-) 『老子』(1988、講談社学術文庫←講談社)

    蜂屋邦夫(はちや・くにお、1938-) 『老荘を読む』(1987、講談社現代新書)からの関連。

3. 貴志祐介(きし・ゆうすけ、1959-) 『硝子のハンマー』(2004、角川書店)

    日本推理作家協会賞受賞作読破プロジェクト。

4. 司馬遷/小川文夫・小川武夫訳『史記2 書・表』(ちくま学芸文庫)

    これぐらいは読まなくてもそろえておこう。

5. 宮部みゆき 『震える岩 霊験お初捕物控』(1993、講談社文庫←新人物往来社)

    この人の時代小説も読んでみよう。


6月3日(金) 今日の掘り出し本

 このところ、この屋根裏部屋にある本の山を整理する作業を続けている。永遠に終わりそうもない作業である。すでにすべての蔵書を本棚に収納することは不可能である。床に積むしかないのであるが、この積み方を工夫してできるだけ空いている床面積を広くすることが必要である。しかしそうすると必然的に本の山の高さが増す。危険である。本の山の崩壊でケガなどしていては笑い者である。

 うーむ。

 あっ!こんな本が出てきたっ!イタリアの作家、アルベルト・モラヴィア(1907-1990)の『1934年』(1982、早川書房)。最近いわゆる世界文学というやつから遠ざかってるなあ。

 しかしいったいこの部屋に何冊本があるんだろう?私も読了した本で今保有しているもののデータは把握しているが読んでいない本についてはこのように山をなし、崩落を起こしたりしている有様でわからないのである。


6月2日(木) ガードレールに謎の金属片

  全国各地でガードレールに謎の金属片が発見されているという。けが人も出ているらしい。いったい何だろう?何かの見立てか?いかんいかん、『鉄鼠の檻』の後遺症か。

 「ピアノ・マン」=チェコのロック・ミュージシャン説はやはり破綻したらしい。次は誰だ?宇宙人説というのはまだ出ていないのか?それだとスピルバーグ監督の『宇宙戦争』のプロモーション活動か?

 読書は今日からは少し軽めの組み合わせとした。ヘルマン・ヘッセ(1877-1962)の『メルヒェン』(1919、新潮文庫)と垣根涼介(かきね・りょうすけ、1966-)の『ワイルド・ソウル』(2003、幻冬舎)。後者は近頃の日本推理作家協会賞受賞作読破プロジェクトの一環である。

 東京は一日中雨模様であるが、今月も無節操に読んでいきたい。


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