鉄火の折(仮)改め上限の寿司を喰べる父 − 発起人の日記 26 (2005年5月)

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5月31日(火) 1094ページ目を読書中

 今日は毎月の定例入れ替え作業等もあり、ついに『鉄鼠の檻』は今月中に読了できなかった。


5月30日(月) 978ページ目を読書中

 フィリピンでの旧日本兵発見情報はどうもあいまいなままフェイドアウト気味である。英国で発見された記憶喪失の「ピアノマン」はチェコのロックバンドにいたらしいという「スクープ」が報じられているが、こちらのほうもはっきりしない。

 まあどちらも私にとってはどっちでもいいことである。

 『鉄鼠の檻』に戻ることにする。


5月29日(日) 774ページ目を読書中

 『鉄鼠の檻』から抜け出ることができない。というわけで私は今日極道、違うっ、京極堂の禅宗の歴史講義(レクチャー)に戻る。


5月28日(土) 京極夏彦など

 畑村洋太郎 『直観でわかる数学』(2004)を読み終わったが、この本のタイトルも『直感でわかる数学』と誤記していた。

 しかしこんな本では数学はわからんというわけで今日買った数学の本は、瀬山士郎 『ゼロから学ぶ数学の1,2,3』(2002、講談社)。これには数式が書いてある。この本のほか3冊購入。

 おもしろすぎるので、また厚すぎるので読むのをとっておいた京極夏彦。その第四作、『鉄鼠の檻』(1996、講談社文庫←講談社ノベルス)を読み始めた。

 昨夜放送された、テレビドラマ「空中ブランコ」、おもしろかった。原作にくらべると伊良部がかっこよすぎたけどね。


5月25日(水) 間違いさがし

 さて、浅倉卓弥の『四日間の奇蹟』(2003)、読み終わって感想文を書こうとして、よく見てみると、この日記では『四日間の奇跡』と表記していたことが判明。修正いたします。いろいろ気をつけているのだが、どうしても限界はある。たとえば長い間、モブ・ノリオをノブ・モリオと書いていたり、2005年になってしばらくは、感想文の公開日が2004年になっていたりしたが、間違いは発見次第修正している。

 あー、そんなことをしている間に、いや本当は阪神とオリックスの試合のテレビ中継を見ていたせいであるが、感想文は今日中には書けなくなった。日をまたいで明日の日付で公開する。


5月24日(火) 第58回日本推理作家協会賞など

 本日第58回日本推理作家協会賞の発表があった。

 長編および連作短編賞に、貴志祐介(きし・ゆうすけ、1959-)の『硝子のハンマー』(角川書店)と戸松淳矩(とまつ・あつのり、1952-)の『剣と薔薇の夏』(東京創元社)が選ばれた。貴志祐介は、『十三番目の人格 ISOLA』(1996、角川ホラー文庫)、『黒い家』(1997、角川ホラー文庫←角川書店)、『天使の囀り』(1998、角川ホラー文庫←角川書店)を読んだことがあるが、戸松淳矩という作家は初耳である。

 第51回江戸川乱歩賞も発表されたらしい(これも日本推理作家協会主催)。

 受賞作は、秋葉俊介という人の『天使のナイフ』だそうであるが、この賞は公募型の新人賞だからこの作家は聞いたことはないし、ウェブで調べても出てこない。

 さて私の読書は、畑村洋太郎 『直観でわかる数学』(2004、岩波書店)と浅倉卓弥 『四日間の奇蹟』(2003、宝島社文庫←宝島社)の組み合わせ。どちらも先週土曜日に買ったばかりの本である。会計学でいう後入れ先出し法 (LIFO=Last In First Out)だ。


5月21日(土) 数学から史記まで

 本日の仕入れです:

1. 畑村洋太郎 『直観でわかる数学』(2004、岩波書店)

    世の中、数学ができたからといって特にいいことがあるとは限らないが、できたほうがいいことがある可能性は高まるのではないか。

2. 浅倉卓弥 『四日間の奇蹟』(2003、宝島社文庫←宝島社)

    第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞(?)受賞作であり、6月4日より全国東映系で公開される映画の原作。「ついに100万部突破!」だそうです。

3. 網野善彦 『「日本」とは何か 日本の歴史 第00巻』(2000、講談社)

    昨年亡くなった歴史学者によるこの全26巻シリーズの劈頭の一巻。

4. ダン・ブラウン/越前敏弥訳 『天使と悪魔(上)(下)』(2000、角川書店)

    ラングドン教授シリーズの第一作。第二作『ダ・ヴィンチ・コード』(2003)が大ヒットしてこの作品もベストセラーになった。

5. 司馬遷/小川文夫・小川武夫訳『史記1 本紀』(?、ちくま学芸文庫)

    古典中の古典のこの口語訳は、筑摩書房から昔出ていた『世界文学大系』のために翻訳されたものが底本らしい。

 以上、本日の仕入れでした。


5月20日(金) 祝!公開2周年!(プラス1日)

 おっと、忘れていたが、このサイト、昨日で公開2周年であった!

 特にパレードも花火大会もなく淡々と過ぎてしまったが、今までこのサイトを訪れてくださったすべての方々(推定約5万8千人?)にお礼を申し上げます。

 暇つぶしに、今後の読書や読書感想文の参考に、あるいはストレス発散(逆にたまるという方にはおすすめできませんが)に、毎日とは言いませんがときどきは訪れてみてください。

 さて、『犯人に告ぐ』は読み終わり、桐野夏生(きりの・なつお、1951-)『天使に見捨てられた夜』(1994)を読み始めた。白洲正子の『かくれ里』(1971)ともども感想文は近日公開予定!


5月18日(水) 白洲正子も読んでいる

 さて私は雫井脩介(しずくい・しゅうすけ、1968-)『犯人に告ぐ』(2004)と同時に白洲正子(しらす・まさこ、1910−1998)の『かくれ里』(1971)というエッセイも読んでいる。まったくジャンルが違う本を平行して読むのも考え物であるが、幼児連続殺人事件(これはもちろん前者のフィクション)と奈良・大宇陀の薬草園の話(後者)ぐらいは私の脳は同時処理することが、あー、できると思う。しかし、登場人物が山ほど出てくる『三国志』のほうは処理不能となり、これはしばらくお休みである。復活のめどは当分ない。


5月17日(火) 第18回三島由紀夫賞・山本周五郎賞

 14日に書いたことの続きのようになるが、本日三島由紀夫賞と山本周五郎賞の発表があり、前者は鹿島田真希の「六〇〇〇度の愛」(「新潮」2月号)に、後者は荻原浩の「明日の記憶」(光文社)と垣根涼介の「君たちに明日はない」(新潮社)に決まったそうである。

 芥川・直木賞は文藝春秋系だが、三島・山本賞は新潮社系らしい。三島・山本賞は年1回で今日決まったのが18回目だから歴史は新しい。

 伊藤整文学賞というのもあるらしい。こちらは昨日発表。第16回だそうであるが、小説部門で笙野頼子の「金毘羅」(集英社)、評論部門は富岡多惠子の「西鶴の感情」(講談社)が受賞した。

 さて、私の読書は雫井脩介(しずくい・しゅうすけ、1968-)の『犯人に告ぐ』(2004)。これはなんか賞もらってないのかな?


5月14日(土) 芥川賞・直木賞以外の賞

 このサイトをオープンしてから私の読書傾向は微妙に変化しているような気もする。そのひとつは芥川賞・直木賞受賞作や映像化作品の重視である。

 しかしもともとは私の場合賞と言えば日本推理作家協会賞やアメリカのMWA (Mystery Writers of America)、イギリスのCWA (Crime Writers' Association) の受賞作を気にしていたように思うのである。またSFではネビュラ賞やヒューゴ賞というのがあって、前者が評論家などプロが決める賞、後者がファンによる投票で選ばれる賞であるということを知っていて受賞作を気にしていた時期もあった。日本SF大賞は映像作品なども対象になっているが比較的歴史の新しい賞である。

 これらの受賞作品についてももう少し読んで取り上げていきたいと思うのである。

 ちなみに、2005年のMWA最優秀長編賞は、T・ジェファーソン・パーカーの"California Girl"(邦訳はまだか)に決定したとMWAのウェブサイトに出ていた。この作家は2002年の同賞も『サイレント・ジョー』(未読)で受賞している。2004年はたしか桐野夏生の『OUT』が最終候補に残ったことで話題を集めたが、結果はイアン・ランキンが『甦る男』で受賞。2003年はS. J. Rozanの"Winter and Night"、って言っても知らないなあ・・・。

「それ、天下に忌諱(禁令)多くして民いよいよ貧(貧乏)なり。」(『老子』五七章、『老荘を読む』より引用)・・・いや賞とは何のつながりもありませんが。


5月13日(金) 受賞作か映画化作品か

 読書は再び教養シリーズで、蜂屋邦夫(はちや・くにお、1938-)という人の書いた『老荘を読む』(1987、講談社現代新書)である。

 そのあとは最近こっそり開始した近頃の日本推理作家協会賞受賞作/日本SF大賞読破プロジェクト関連の本になるかな。いやそれよりも近頃のノーベル文学賞受賞作家読破プロジェクトも開始しなきゃ。近頃の映画化本読破というのも捨てがたい。まあ私の場合気まぐれなので、そんなに計画通りにいかないのである、というよりはっきりした計画らしきものはないのだ。

 ジェイソンは忘れる前にやってくる!(13日の金曜日にちなんで)


5月11日(水) イラク/東京湾/北朝鮮

 イラクでは英国の警備会社に勤めていた日本人が武装勢力に拘束された模様だが消息・安否はわかっていない。警備会社とはいっても、SECOMとかそういうレベルではないらしい。ほとんど傭兵部隊だね、これは。戦争の「民営化」というか「下請け」がここまで進んでいるということか。

 東京湾ではGW中に人気を集めたコククジラが定置網に引っかかって窒息して死んだ。東京湾なんかに入ってきちゃいけなかったんだよ。あっ、でも定置網ってクジラを獲るためのものじゃないんだよ、このあたり、特にイラク人たちの命よりクジラの命を大切に考えているように見える方々、誤解しないようにね。

 北朝鮮では使用済み燃料棒八千本の抜き出し作業が終了したと発表された。つまりこれらを再処理して原爆の原料となるプルトニウムが入手できるということらしい。

 私の読書は浅暮三文(あさぐれ・みつふみ、1959-)の日本推理作家協会賞受賞作、『石の中の蜘蛛』(2002)


5月8日(日) JR西日本の企業体質批判

 JR西日本の企業体質批判の高まりはとどまるところを知らないようだ。社員の「不祥事」が続々発覚しているからである。

 私は別にかれらの肩を持つつもりはないが、また私は鉄道会社での勤務経験があるわけでもないが、私が同じ立場にいたならどうしただろうと考えると、ボーリングにもその後の懇親会にもあるいは温泉旅行にも行ったのではないだろうかと思うのである。部下から電話で事故に遭遇しましたと報告を受けたら、勤務優先してくれと言わない自信はないのである。

 大勢に流されず常に正しいことを主張し、また実際に行動するのは難しいのである。この国の社会では実はそのような人物は排除される可能性のほうが高い。こんなことは実は少しでも社会経験のある人であれば誰でもわかっていることだろう。

 「体質」を批判するのは簡単であるが、「体質」はそうそう変わらないから「体質」なのである。しかも批判されている「体質」は旧国鉄時代からのものなのか、それとも民営化・私鉄との競争から生まれた「体質」なのか、ふたつの悪い「体質」が重なったものなのか、このあたりもはっきりしない。

 「人として」あるまじき行為だと批判するのも簡単であり、遺族や関係者がそう言いたい気持ちもよくわかるが、普通のJR社員たちを責めるだけでは仕方がないと思うのである。


5月7日(土) CATVのコマーシャル

 タイガースの試合は東京の地上波では対巨人戦しかないのであるが、私はCATV局と契約しているのでタイガースの場合はほぼ全試合が視聴可能である。

 おもしろいのは(おそらく)関西地方向け地上波用のテレビコマーシャルも入ることである。

 「アナブキンちゃんっ!」「はーいっ。」と赤ずきんちゃんのかっこうをした女の子が出てくる「穴吹工務店」のコマーシャルとか、「バイオバイオバイオラバー」といういったい何を宣伝しているのか意味不明なものなど、笑えるものが多い。

 きわめつけは、「♪ライ4チャンネル、ライドオンタイム、ライ4チャンネル、ダンスオールナイト」といいながらライオン(ヨン)のアニメキャラがサタデイナイトフィーヴァーっぽく踊るコマーシャルである。うう、4チャンネルは東京では日本テレビじゃないかっ!


5月6日(金) 英国総選挙など

 英国の総選挙では与党・労働党が議席を減らしながらも過半数を獲得しブレア政権は三期目に入ることになった。

 野球では今日からセ・パ交流戦が始まった。わがチームは順当に北海道のチームに対して初戦を飾った。

 私は三島由紀夫『宴のあと』(1960)を読了したあと村上龍『半島を出よ』(2005)を読んでいる。


5月3日(火) 読書に没頭

 憲法記念日だから憲法について書いてみようかなと思ったが、やめた。

 それでは何を書くか。日本SF大賞について書こうかと思ったが、これもやめた。

 めぼしいニュースもない。私が先月28日の日記で恐れたとおりにその日の試合から5連敗するという野球チームのことは名前を聞くだに腹立たしい。

 というわけで、私は『上弦の月を喰べる獅子』の世界に戻ることにする。


5月2日(月) 題名変更

 「鉄火の折(仮)」という題名に決めた今月のこのコーナーだが、そもそもこの鉄火の折とは何か(つまり鉄火巻の折詰、安いお土産という意味ですね)という問題に加えて、私が京極夏彦「鉄鼠の檻」自体を未読であるという問題もあり、(仮)とつけたから免罪されるはずもないであろうというわけでもう一度考え直してみた。

 これも読んでいないが、『いま、タイにゆきます』というのはどうだ?・・・。検索エンジンにある『暇、タイにゆきます』のほうがおもしろい。

 今読んでいる本にちなんで、『上限の寿司を喰べる父』は?あー、つまりこれ以上ないほど、あるいは予算の上限の高い寿司を父が喰らうように食べているという図ですね。よしっ、これはGoogleで検索しても一件もhitしないぞ。ほんとにこれで決定!


5月1日(日) 北朝鮮が短距離ミサイル発射→連絡が遅いっ!

 『アラビアの夜の種族』を読了したあと、柄谷行人(からたに・こうじん、1941-)の『トランスクリティーク』という難しい本を読み始めたが、はやくも挫折ぎみなので、しばらく棚上げにして、夢枕獏(ゆめまくら・ばく、1951-)『上弦の月を喰べる獅子』(1989)に切り替えた。これは日本SF大賞受賞作である。

 枕元にもいろいろな本がたまりつつあるが、『三国志』をまず片付けていきたいといってもこの本は長い。

 さて、先ほどから頭を悩ませているのが、今月の題名である。『海辺の寡婦か』は、Googleで調べるとすでにハンドルネームで使われている痕跡がある。『主の機嫌』・・・うう、これはサイトの名前にまで使われている。『女毟り高知』は該当無しにしても高知県の人に恨まれそうだからなあ・・・。『ぶらっと・きなはれ』はこれが『グランド・フィナーレ』のしゃれだっていうことは誰にもわかってもらえそうにない。『代官の彼女』って時代劇か?

 えっ?北朝鮮が短距離ミサイルを日本海に発射したとの情報?今日午前?遅すぎるぞ、何のために米軍雇ってるんだ?NHKの7時のニュースでやってました。ああ「名探偵ポアロとマープル」が始まる!

 ・・・というわけで、決定! 


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