実践異性批判 − 発起人の日記 25 (2005年4月)
4月29日(金) JR西日本って・・・。
JR西日本・福知山線での脱線事故、JR西日本の対応にはあきれる。まだ救出活動が始まったばかりで、「置き石」の可能性を発表したり、133km以上のスピードが出ないと脱線する「理論的可能性」がないと言ってみたり・・・。原因究明より企業防衛(というか責任回避)という体質が染み付いている会社のようである。
JR西日本がこのような発表をしたせいかどうか不明だが、実際に今日は関西地方で「置き石」が6件も発生したという。普通は「置き石」などということを考えていないやつがJR西日本の不用意な発表で「触発」されてこのような行為に及ぶということは十分考えられるのである。
さて、やっと『アラビアの夜の種族』を読破!でも感想文は今日はもう書けない。
4月28日(木) 大型連休突入
脱線事故の死者は106名。捜索活動は終了したらしい。
世間では大型連休に突入するらしいが、私は関係なく本を読み続けるのである。『アラビアの夜の種族』をはやく片付けて次へ行きたいのだが、4時間半以上の熱戦の末7点差をひっくり返されて敗れるという、今年のシーズンの行方を決定するような負け方をするプロ野球チームを応援しているせいもあり、また熱さのせいもあり、さらにこの本自体の長さもあり、なかなか進まないのである。
4月27日(水) 日々忘却
脱線事故の犠牲者は死者96人・負傷者458人。
そうこうしているうちに、小泉内閣は発足4周年(昨日)、郵政民営化法案が閣議決定された。かつての道路公団のときのような世論の支持はないね、郵政はね。というか中身が複雑すぎてよくわからない。わからないからいつの間にか山崎拓先生が補選で当選したりしている。
イラクもどうなってるんだろうね、最近は。フセインも捕まったあとはいったいどうなっているのか?
4月26日(火) 読書は停滞中
兵庫県尼崎市でのJR西日本の脱線事故は死者73人・負傷者456人となった。原因はまだ不明であるが、脱線直前の時速は(制限速度70キロなのに)100キロを超えていたことが判っている。
さて、古川日出男(ふるかわ・ひでお、1966-)の『アラビアの夜の種族』(2001、角川書店)はやっと半分を過ぎたあたり。枕頭の書、『三国志』はお休みでこればかり読んでいるのに、なかなか進まない。
4月25日(月) JR西日本の脱線事故
JR西日本・福知山線(尼崎線)で脱線事故があり、今これを書いている午後9時40分ごろの情報では死者50人、負傷者417人という大惨事となった。現在でも救出作業が進められている。事故の原因は今のところ不明であるが、徹底的に究明してもらいたい。JRグループ各社はいちばん大切な安全輸送をおろそかにしているところはなかったか?スイカ(関西ではイコカというそうであるが)もいいが、もしそういう基本を忘れたところがあるとすれば問題である。国営であろうがなかろうが、鉄道事業というのは国による許可がないとできない仕組みになっているのだから、国の責任も問われるべきであろう。
うーむ、また新聞の社説みたいになってきたな。かと言って、いつ来るかわからない死から目をそらせているのは真の生き方ではないのであるなどと言い出すと中島義道みたいになってくるからな。
しかし、あー、自分が、家族が巻き込まれなくてよかったと思うほどの切実感はない。
4月24日(日) 大変動の予兆か
しつこく続けている、「今週のアクセスTop10」は大きな変動の予兆が示されたか。先週Top10入りしていて今週も残っているのはたったの3点。とにかく新陳代謝が大切である。
中国での反日デモはバンドンでの日中首脳会談での「手打ち」、中国政府の押さえ込みのためか今週末はほとんど発生しなかった模様である。
4月23日(土) あの作家は今?
子どものころから本屋にいるのは好きだったので、そのころの流行作家の名前をときどき思い出すことがある。たとえば舟橋聖一(ふなはし・せいいち、1904-1976)とか梶山季之(かじやま・としゆき、1930-1975)とか・・・。どんな本屋でも目にした名前であるが、そのうち読もうと思っている間に本屋からはほとんど姿を消してしまったのである。
びっくりしたのは丹羽文雄(にわ・ふみお、1904-2005)が今月20日に亡くなったというニュースである。この人も大流行作家であったが今では本屋さんで著作を見かけることは少ない。子どものころの記憶からいつか読んでみようと思っていたのだが・・・。朝日新聞に作家の津村節子(つむら・せつこ、1928-)が追悼文を書いていたが、へぇー、作家の吉村昭(よしむら・あきら、1927-)と津村節子って夫婦だったんだね。知らなかった。「文壇」なるものがたしかに存在していた時代だったようである。ところで津村節子と太宰治の娘で作家でもある津島佑子(つしま・ゆうこ、1947-)、名前が似ているという(どこが?)だけで私、今まで混同しておりました。(泣)
それはさておき、このサイトでも一世を風靡したが今や読まれなくなった作家の作品もすこしは読んで感想文を載せてみるか。あの作家は今?第一回はモブ・ノリオか?
4月22日(金) 本の山発掘
何も出てこないので、積まれている本の山の一角をご紹介しよう。2月6日の続きである。
村上春樹 『アフターダーク』(2004、講談社)。これは家族から借りている本なのにまだ読んでいない。
乙一 『GOTH リストカット事件』(2002、角川書店)。「このミス2003年版第2位」というので買った本。
福井晴敏 『終戦のローレライ』(2002、講談社)。これも「このミス2004年版第2位」。私がぐずぐずしている間に『ローレライ』という映画も作られ、公開され、さらに文庫化までされてしまうという始末である。
東野圭吾 『ゲームの名は誘拐』(2002、光文社)。これはすでに2003年に映画が公開されている。映画化名は「ゲーム」(未見)。
村山由佳 『星々の舟』(2003、文藝春秋)。これは直木賞受賞作。
横山秀夫 『顔』(2002、徳間書店)。これはテレビの連ドラの原作。しかしこれは2003年の春だったんだね。うーむ、これも映画「ゲーム」と同じく仲間由紀恵主演だったのか。
山口雅也 『奇偶』(2002、講談社)。これも「このミス」。↑の『GOTH』より1ランク下の3位だった。
さてこれらの少々時代遅れの作品、近日感想文公開は・・・かなり難しそうである。
4月21日(木) 中国で反中国デモを!日本で反日本デモを!
中国での反日デモはさまざまな反響とリアクションを呼んでいるようだが、中国の公安省が声明を出したという。「無許可デモの禁止」というこの声明がどの程度効果があるのかわからないが、暴力行為の禁止ではなく、デモ自体を押さえ込むということは実は中国民主化という見地からはマイナスである。
日本政府の要求に応じるようなかたちで中国政府がデモを非合法化することは、長期的には日本の利益にはならない。日本は(欧米ほど強くではないが)いちおう中国での民主化を支持していたはずであるのに、政治的意見を掲げてデモを行うという当然の権利までを抑圧する側に回るという印象を持たれるのではないか。
さらに大変なのは、中国政府である。中国政府が日本政府からの要求に応じて、デモ参加者にとってみれば当然の「反日運動」をおさえているということがあからさまになれば、単なる反日を超えて対日本弱腰外交批判へと展開し、さらに広範な民主主義を目指す「第二の天安門事件」にまで発展する可能性がある。
政府と国民(中国では人民か?)が一体であるということは日本でも中国でもありえないのである。中国で反中国(政府)、日本で反日本(政府)が自由に表現できるようにならなければいけないのである。そうでない限り出口のない偏狭なナショナリズムのぶつかり合いという不毛の結果しか生まないだろう。
さて、手元本は本の山に積まれていて気になっていた古川日出男(ふるかわ・ひでお、1966-)の『アラビアの夜の種族』(2001、角川書店)という大作だ。前人未到の日本推理作家協会賞と日本SF大賞のダブル受賞作であるという。
4月19日(火) ライブドア、「放送」で儲けたから次は何だ?
ライブドア対フジサンケイグループのバトルは懸念した通りライブドアがグリーンメイラーとして利益をあげただけという決着となった。(3月27日付けの日記)
いっぽう、朝日新聞は武富士からの「編集協力費」問題で社内処分を発表したそうな。私が3月31日付けの日記で書いたとおりの結論を出すのに何日かかっている?それを鬼の首を取ったようにNHKは9時のニュースのトップで流していたが、番組改変問題も終わってないぞ〜!
さて、読書は村上春樹の『 螢・納屋を焼く・その他の短編』(1984)である。枕頭の書であった朝永振一郎(ともなが・しんいちろう、1906-79)の『物理学とは何だろうか』(1979、岩波新書)はカルノーやジュールの熱力学の章を何度も繰り返し読んではまた翌日は前に戻って読むという状態に陥ってしまった。ゆえに、しばらくこの本は棚上げにして『三国志』を読むこととする。
4月17日(日) サーバー再びダウン!でも復活!
うう、新しいサーバーに切り替えたのに、またダウンか?02:50ごろ症状に気づき、現在03:10ごろ。「今週のアクセスTop10」の発表はサーバー修復後になるね。おやすみ。
03:25ごろ復旧!ほんとに寝る!
4月16日(土) 本日の仕入れ
新書の老人文化化について書いたばかりなので、今日は本屋さんに行ったが新書は買わなかった。代わりに全部、文庫本だ!
1. 根井雅弘 『経済学の歴史』(1998、筑摩書房→講談社学術文庫)
2. ホッブズ 『リヴァイアサン (一)』(1651、岩波文庫)
3. 高橋哲哉 『戦後責任論』(1999、講談社→講談社学術文庫)
4. 藤沢周平 『暗殺の年輪』(1973、文藝春秋→文春文庫)
5. 小川環樹・金田純一郎訳『完訳 三国志(三)』(?、岩波文庫)
感想文近日公開か?そのまま本の山を成すか?
4月15日(金) オスマン帝国のことを知って何になる?
2、3日前の「朝日新聞」夕刊の文化面に新書についての記事が出ていた。今手元にないので正確ではないが、新書の発行部数はほぼ年間1700万冊ぐらいで種類は増えているのにトータルでは変わらない、1970年ごろがピークでそのころの読者がそのまま歳を取って今や老人文化になりつつあるなどと書かれていた。
たしかにそうだな。問題なのは私が読んでいる本も新書が多いということだ。今読んでいる本も鈴木董(すずき・ただし、1947-)という人の書いた『オスマン帝国』(1992、講談社現代新書)である。私がオスマン帝国のことを知ったからといってまったく何の役にも立たないことは明白であるのにもかかわらず読みたいんだね。いわゆる「教養」をつけたいんだね。そんな考え方はたしかに時代遅れであることもわかっているが、まあこれは抜けられない。
シーア派のファーティマ朝がエジプト、シリアを支配下に置いてからのイスラム世界に戻ることにする。
4月12日(火) メールが不通
サーバーが変更されたのはいいが、どういうわけか私のe-mailが通じなくなっていた。今も不通のままである。まあ大勢には影響はないのだが、落ち着かない気分である。
わがタイガースは好調な滑り出しを見せている。本日もジャイアンツに8対1で大勝。まだまだ10試合では先のことはわからないが・・・。
4月11日(月) 『純粋理性批判』の序文
今日は千葉県北東部震源の地震があり、東京は一日中雨模様で風の強いかなり肌寒い一日だった。
さて『宇宙戦争』(1898)のほうは遅々として進まず、『物理学とは何だろうか』(1979)も最高の睡眠誘導剤としての役目を果たしている。
実はここだけの話だが、中島義道の挑発に乗ってあのカントの『純粋理性批判』の序文を読んでみたのである。カントの自信が、中身はわからないながらもひしひしと感じ取れる文章である。今後も読み続けるかどうかについては保留するが・・・。
4月10日(日) 中国での反日デモ
中国で反日デモが激化している。企業から派遣されたりして中国に住んでいる日本人はたいへんな思いをしているのではと推測する。
私ごときにわかる問題ではないが、冷静な対応を両国政府(と国民)が堅持していく必要がある。両国の相互依存関係はかつてなかったほど進んでいるという事実は一朝一夕に消せないのである。
両国政府とも、偏狭なナショナリズムを外交や通商問題で利用することが破滅的な結果をもたらしかねないということは理解しているものと希望する。
なんて、新聞の社説みたいに面白くないこと書いていても仕方がないな。
4月9日(土) 感想文近日公開?
本日の本屋さん行きでは次の5点を購入:
1. 高橋哲哉 『靖国問題』(2005、ちくま新書)
中国・韓国での反日感情の大きな根っこのひとつが靖国神社問題、というわけで買ってみた。
2. 野矢茂樹 『論理トレーニング』(1997、産業図書)
中島義道の『哲学の道場』(1998)で触れられていた人なので。(もう哲学には手を出さないなどと言っておきながら)
3. 町田康 『告白』(2005、中央公論新社)
この人の本は『夫婦茶碗』(1998、新潮社→新潮文庫)しか読んでいないがおもしろかった記憶がある。
4. 立花隆 『田中角栄研究 全記録(上)(下)』(1976、講談社→講談社文庫)
田中角栄を倒すきっかけとなった著者による一連の報道をまとめた本らしい。
5. 小川環樹・金田純一郎訳『完訳 三国志(二)』(?、岩波文庫)
ゲームだけで、あるいは少年向け簡約版だけを読んで死ねるか。
手元本はH・G・ウェルズの『宇宙戦争』(1898、創元SF文庫版)。スピルバーグ監督の映画が今年公開されるようで、それにあわせて読んでみようという不純な動機である。ハヤカワ文庫の新訳本も本屋に並んでいた。
以上、感想文の予告編をお送りしました。
4月8日(金) レンタルサーバーダウン、切り替えました
さてアップロードをして寝ようかと↓の日記を書いてはみたものの、その後本日午前0:00ごろから全面的ダウン状態。現在午前2時近くになるが、復旧の見通しもなく、サポート対応電話・メールへの応答も無く、もう怒った!これで明日の朝また(4月2日のように)寝ぼけたことを言ってきたら真剣に別のサーバー会社を検討することにする。
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結局約8時間にわたってダウンしていたようである。ん?サーバー切り替え?それでうまくいくのか?
4月7日(木) 初夏のような陽気
が続き、東京地方の桜も一挙に満開となった。花見といってもいろいろなカタチがあるが、近くにあまり寄らないで遠くから、たとえば中央線に乗りながら眺めるのもいいなと今日は思った。
さて今月は中島義道の小特集、その第二弾、『哲学の道場』(1998、ちくま新書)を読んでいる。哲学が難しいことはよくわかります。
寝る前にはこのような本を読むと脳が過剰発熱して眠れなくなる可能性が高いので、『妖星伝』後の枕頭の書はノーベル物理学賞受賞者、朝永振一郎(ともなが・しんいちろう、1906-79)の『物理学とは何だろうか』(1979、岩波新書)にした。こちらは脳が発熱に至る前に意識を失うので絶好の睡眠誘導本となっている。これは茂木健一郎の『意識とは何か』(2003、ちくま新書)の巻末にあった文献リストのトップにあった本である。
どうしてこの歳になって読んでもわからないものばかり読んでいるのかわれながら不思議ではある。こういう本はもっと若いうちに読んでおくべきであった。
4月3日(日) 生暖かい一日
というわけで(↓)どうにもしまらない新年度のスタートだが、その程度で落ち込んだりはしないのである。
3月まではこのサイトの約500ページのうち400ページほどをインデックスしてもらっていたYahoo!がどういうわけか4月からは200ページ以下しかとってくれなくなったということもあるが、それぐらいではくよくよしないのである。
あまり力まない程度に続けているからである。
さてローマ法王、ヨハネ・パウロ二世が亡くなった。世界に絶大な影響力を持つ人物のひとりであったことは間違いない。
ああっ、突然雷雨がこの屋根裏部屋をたたき出した。今日の東京地方は20度を超える暖かい曇りがちの一日であったが、明日は雨だそうである。(現在21:55)
4月2日(土) 今月も日記の題名が決まらない
すでに4月になっているというのに、今月もまた日記の題名が決まらない。
この日記すでに25ヶ月目に入るということは2年以上、一応続けているということになる。(未公開時期も含めて)こんなに長い間日記をつけたのははじめてだ。(もちろんすべてのウェブ上の日記と同様、これも厳密には日記とは言いがたいが・・・。)
こうしてダラダラ書いているうちにいいアイデアが出てくるかと思ったがそうでもない。
昨日は中島義道の『悪について』(2005)の感想文を公開したが、この本はカント倫理学に関する本である。なぜいきなりカントかというと実は竹田青嗣の『人間的自由の条件』(2004)という本を読もうかなとパラパラめくっていると、この本の第一章冒頭に柄谷行人の『トランスクリティーク』(2001?「定本」は2004)という本のことが出ていたのである。そしてこの『トランスクリティーク』なる本を見てみるとどうやらカントを取り扱っているらしいのである。というわけで、ちょっとこの2冊の大著への肩慣らしとして『悪について』を読んでみたのであるが、これが肩慣らしだけに終わってしまう可能性もある。
いっそのこと今月は中島義道の小特集で行くか。
『マイ国家』(1968)が手元本である。この本は星新一のショートショート集であるが表題作、「マイ国家」がたしか浅羽通明の『アナーキズム』(2004)で触れられていたのである。
昨日は開幕戦を飾れなかったタイガースであるが、本日はスワローズに快勝である。(1勝1敗)
さてそれでそうする?今月の題名は?実践異性批判でどうだ?
それどころではない。またサーバーがダウンだ!4日00:00ごろには全面ダウン。現在00:20ごろ。
さらにサーバー・ダウンは続いている。現在午前1:40を過ぎたところ。しかもこのレンタルサーバー会社、メールに応答せず、電話にも出ない。怒り心頭に発するとはこのことだ!
いつもならこの時間は私は「今週のアクセスTop10」を作っているのにそれもできない。もう寝る!と書いても誰にもわからない。2時20分だ!
結局回復が確認されたのは午前9時ごろである。