21世紀中年 − 発起人の日記 24 (2005年3月)

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3月31日(木) 万博の弁当・飲物/「週刊朝日」に武富士から5千万円

 昨日は感想文も公開したのに、勢いあまって日記まで書いてしまった。

 万博弁当持込は家庭調理されたものに限って明日から認める、飲料は持ち込み禁止のままだそうである。その理由は「家庭で調理した弁当は集団食中毒が起きる可能性がない」からだそうである。そのことに小泉首相の指示があるまで万博事務局は気がつかなかったとでもいいたいのであろうか。入場者は歓迎、業者はため息だそうである。すみません、業者のみなさん、みなさんの利権守れなくて。首相が人気取りするからしょうがないんですよ。でも飲物利権は守りました、ということか。

 こうして見ると、飲物とテロとの関係というのも非常に怪しい。私が知る限りペットボトルは猫が寄り付かないようにするには効果があるらしいが、テロに使われたと聞いたことはない。毒物?それじゃあ日本全国からペットボトルをなくすか?こんないい加減な言い訳をいつまでも許しておくわけにはいかない。

 なんでもテロ対策・保安上の理由で済ませられると思ったら大間違いである。

 さて、朝日新聞社の発行する「週刊朝日」にあの武富士から5千万円の不明朗な「編集協力費」が支払われていたという。日ごろから報道の自由を言い立てている割にはお粗末きわまりない。口封じのための金だ、ブラックジャーナリズムと同様だと批判されても仕方がない。「広告」と「記事」は最初からスッパリ分けるべきであったし、このような企画に乗るべきではなかった。さらに、それを報じた「週刊文春」の「朝日新聞」への広告の一部を黒塗りにしたというのは恥の上塗りである。

 さて、明日からはいよいよセントラルリーグ開幕、ほとんどの会社では新年度だ!


3月30日(水) 弁当持込再検討に首相の指示が必要なこの国って・・・。

 サッカーアジア地区最終予選では日本はバーレーンに勝って2勝目をあげた。まあ私はあまり関心は無いのだが・・・。

 小泉首相もこの日記を読んでいるのか、「愛・地球博」への弁当持込禁止を再検討するよう所管の経済産業省に指示を出したという。しかし首相の指示が出ないと動かないこの官僚たちの常識の無さ、そしてそのような非常識を許している日本人の権利感覚の鈍磨にはあきれかえるばかりである。弁当だけなんて言わないでぜひ飲物の持込も認めるべきだ。

 さて私の手元本は中島義道の『悪について』(2005、岩波新書)

「他人の信頼という永続的利益を得たいのであれば、彼(女)はむしろなりふり構わず目前の利益に手を伸ばす態度を避けねばならないであろう。われわれは、ある個人の立てつづけの成功をを無条件に称賛するほど善良ではない。かならずや、嫉妬の感情が頭をもたげてくる。」(p59)

 ライブドアとかいう会社の社長のことじゃないよ。文脈も結論も違うんだけどね。なんとなく目に付いたので引用してみました。


3月28日(月) 自然の叡智って・・・。

 なあんだ、堀江・北尾会談はライブドアからキャンセルだって?もっと間髪を入れずに見せてほしいなあ。

 愛・地球博の出だしは低調なようだが、入場者数はだんだん上向いてきているらしい。

 この万博、何が問題かってやっぱり弁当・飲料持込禁止ということだろうね。私がいちばん嫌いないわゆる「囲い込み」マーケティングのしかもその最低レベルの手法である。テロ・食中毒対策とか言ってるが、ねらいが会場内のレストランなどの売上アップにあることは見え見えである。情けない。

 テーマが「自然の叡智」?意味がわからん。自然に叡智があるということを認めよということか?それとも自然の叡智に人間は頼っていくということか?人間より自然のほうが智恵があるということか?それなのに目玉がマンモスの冷凍死体であるとか、ロボット競演とか完全予約制の「サツキとメイの家」であるとかいうのはどう結びつくのか?

 いつの世にも拗ね者がいるものであり、私がその一人であるということにすぎないのか。それとも私が直感しているとおりの万博なのか?確かめるためには是非行かなきゃな。あれ?


3月27日(日) 新キャラ登場でますます盛り上がる

 さて日記を3日休んだ間に、フジテレビにはソフトバンクインベストメント(SBI)という白か黒かは不明だがナイト(騎士)が現れた。この会社はあの孫正義社長の率いるソフトバンクグループの企業である。

 しかし、このSBIの北尾CEOも相当強烈だね。明日にも堀江社長と会談をすると報道されている。

 このおもしろすぎる買収劇に強烈な新キャラが登場して、一時も目が話せない状況になってきました。ニッポン放送に出演している芸能人もホリエモンとはいっしょにやれないという人がでてきて、盛り上がってきました。

 気になるのは北尾CEOが「大人の解決」が可能だと言っていることだね。これだけ華々しく登場したのだから、まさかグリーンメール的解決でお茶を濁そうなんてことは考えてないよね。

 しかし最近気づいたのだが、ライブドアっていうのはM&Aや金融をのぞけば、小金を稼ぐ商品・サービスをちょこまかと出すのが好きみたいだね。たとえば、本屋さんに行くとライブドア・パブリッシング(これは幻冬舎との合弁会社ですね)からホリエモンや「ブログ」の本がもう並んでます。こういう小金儲けとメディア・IT・金融の融合というお題目がぜんぜんマッチしてないのがすごい。いやこのお題目はほんとうに堀江社長が考えていることなのかとつい思ってしまうんですね。孫/北尾という強烈キャラが参戦したのだから、堀江社長の側も新キャラを投入してほしいなあ。いわゆるラスボスというやつか?

 さて、これらの動きに関係なく私が読んでいるのが秋山さと子(1923-1992)の『ユング心理学』(1982、講談社現代新書)。


3月23日(水) ライブドアvsフジテレビ

 驕れる者久しからず、という『平家物語』の冒頭の有名なフレーズを知ってか知らずか、ニッポン放送の新株予約権発行差し止め請求の東京高裁判決で勝利したのにもかかわらず、ライブドア堀江社長は低姿勢である。友好的な業務提携などという言葉の強調が目立つ。

 しかし観客席にいる一人としてはぜひここは高姿勢で攻めてもらいたい。

 ニッポン放送の亀淵社長も(昔、オールナイトニッポン、聞いてたよ〜!)「企業価値向上」なんてこと言ってないで、ホリエモンの下なんかで仕事ができるか〜っともっとヒートアップして感情的に反撃してもらいたい。

 放送もネットも大事なのはコンテンツ(中身)だ。なぜならたとえブログだ、双方向性だといっても全員がプレイヤーになるわけにはいかないからだ。たとえそれに近い状態が生まれたとしても、面白い、あるいは役に立つ、または得をするなどのコンテンツがなければ客は集まらない。

 ましてやいくらシナジーだとかいってもビジネスとして成り立つコンテンツは数少ないのであって、ネットと融合しようがその点は変わらないのである。

 しかし実はこの一連の買収劇そのものがもっともおもしろいコンテンツのひとつになっているのは事実であり、堀江社長は大きく(無料の)観客を楽しませてくれているのである。


3月22日(火) 万博だってね

 そうだ、もうすぐ万博が始まるんだってね。愛・地球は苦、いや地球博!(地球は苦の世界であるというのは『妖星伝』だった。)

 ヘンな成功体験が染みついて性懲りもなく何度もやるんだね。まあそれはいいとしても、このネーミング、なんとかしてもらえませんか?!といってももう決まってるから無理なんだよね。

 この万博にあわせるように、「セントレア空港」がオープンし、内覧会(って誰が行くんだろ?)ですでにとまってしまったという「リニモ」が走るという。

「これはちょっと聞くと妙なようだが、大昔から老人が若い者に向って、くりかえしくりかえし、俺達はお前達よりも賢いんだよと言い、若い者達がその言葉の馬鹿さ加減に気がつく頃は、彼等自身も老人になって居り、従って同じ策略を使う方が有利になるわけだと、こう考えてくれば、そう大して可笑しくもない。」(モーム 『お菓子と麦酒』(上田勤訳、新潮文庫版p134)

 いやこれも別に万博とは関係ありませんが・・・。


3月21日(月) 四面楚歌の日本外交?

 アメリカとは牛肉輸入問題、韓国とは竹島問題、中国とは歴史認識問題、北朝鮮とは拉致問題、ロシアとは北方領土問題と日本外交もいろいろとたいへんである。それぞれ問題のレベルや深刻度は違うので一概に論じることはできないが、こうして並べてみると決して隣国とうまくいっているわけではないということがつくづく感じられるのである。ふむ、がんばってくれたまえ>公僕の諸君。

「わしはお前がくだらない小説を読むのに絶対反対だね。休暇中はせいぜい戸外の空気に触れるのが一番いい。」とモーム 『お菓子と麦酒』(上田勤訳、新潮文庫版p53-54)の中で語り手である作家は伯父さんから少年時代にこう言われている。

 いや、別に何ら含むところはないのだが、暇なので引用してみたのである。


3月20日(日) ネットと放送の融合はここにある?

 今日はたしかオウムによる地下鉄サリン事件10周年、イラク開戦2周年でもある。直接関係はないが、どちらも今の日本人の世界観に深いところで影響を与え続けているという意味で現在進行形の事件であると思う。まだ過去の事件として忘れ去るわけにはいかないのである。

 さて、本日付の今週のアクセスTop10では、ひさびさに金原ひとみの『蛇にピアス』(2004)が首位となった。なぜだ?新作でも出るのか?事件でも起こしたか?などと思いいろいろ調べてみると、答えは3月14日放送の日本テレビ系「スーパーテレビ情報最前線」という番組で、タトゥー(刺青)が流行しているということが取り上げられたためのようである。

 また、モブ・ノリオの『介護入門』(2004)もどういうわけか4位に入った。これも「爆笑問題のススメ」(日テレ系)という番組にモブ・ノリオが出演したことが影響しているようである。

 うーむ、これぞ放送とネットの融合か?

 私の手元本はモーム『お菓子と麦酒』(1930)である。


3月17日(木) LBOが登場か?

 ついに出てきたね、本命が。いやライブドア対フジテレビのバトルで、ライブドアはフジテレビ本体の買収のためにLBO (Leveraged Buy Out)という手法を使って資金調達をすると報道されている。これはたしか買収先の資産を担保にして市場から資金調達をする方法で80年代の米国で流行した。

 とくに私が米国で勉強していたときに驚いたのは買収のための会社を設立して、その会社がいわゆるジャンクボンドと呼ばれるハイリスク・ハイリターンの社債を発行するという手法だった。うー、今出てこないが、この手法を開発したほらなんといったっけ?あのインベストメント・バンカー?はたしか別件で有罪判決を受けたはずだったが・・・。

 とにかくこれが出てきて、フジテレビがたとえばパックマン・ディフェンス(=つまり昔はやったTVゲームのように今まで逃げていたやつが急に振り返って追いかけてきたやつを食う)をかけるなんてことになるとますます面白くなってくる。

 まあしかしこうした手法は、市場の透明性・効率性、ルールが確保されており、市場参加者がリスクとリターンを定量的に把握・分析できる市場でこそ成り立つものであると思うが、日本市場はその点どうか?米国でもその後はどうなったのか寡聞にして知らないが・・・。


3月16日(水) ん?またサーバーがダウンか?

 確認できた範囲では、本日午後10時ごろからこのサイトへつながりにくくなっている模様。メールもダウンしているようだ。ご迷惑をおかけいたします。この日記もアップロードできないかな?

 まあこれぐらいで腹を立てていてはいくら胃があってもたりない。(現在午後10時15分ごろ)

 と悟りを開いた私は公平のために午後10時40分ごろには修復したことも書いておこう。(現在午後11時20分)


3月15日(火) NHKはニュースで自分の番組のコマーシャルをするな!

 NHKの受信料拒否が70万件に達していると国会の予算審議で明らかになったという。この数字が多いか少ないのかはわからない。一連の不祥事のあと増えているということはたしからしいが・・・。

 私はちゃんとBSの分も払っているが、受信料が私的流用されていたなどということより、またほとんど進展のない番組改変問題(NHKから言うと朝日新聞報道問題)よりもいちばん腹が立っていたのは、報道番組でNHKの番組のコマーシャルをすることである。番組のコマーシャルは別に時間をとっているのに、ニュースで「NHKの連続ドラマ『○○』でおなじみの△県XXで芋煮会が行われ、多くの参加者が舌鼓をうっていました・・・」みたいなやつをときどき放映している。このようにコマーシャルかニュースかわからないような番組を作るなっ!

 これはNHKが製作しているのではないが、「義経」に出ている俳優がオロナミンCのコマーシャルをしているのはなんとかならんのか?ラグビーの「朝日新聞」のロゴに目くじらを立てるのに、こういうのは契約でしばってないのか?こちらはNHKの番組の宣伝にもなるからいいと思っているのか?


3月14日(月) 空白の2年間

 本の虫などと自称している私ではあるが、ご覧のようにたいした量を読んでいるわけではない。しかしどんなに忙しくてもどんなに眠くてもだいたい日本語の本を手放したことはないのである。空白の2年間を除いては・・・。

 実は私は企業の命を受け、MBAを取得するためにアメリカに住んでいた時期がある。まあバブルの絶頂期だから日本企業は意味もわからず社員にMBAをとらせるのがハヤリだったのである。その2年間、私は日本語の本をほとんど読まなかった。英語で書かれた教科書や参考資料の類のものを読んでいたのである。

 私は覚えるのに時間はかかるが忘れるのも速いのでこの2年間にインプットされたもののほとんどは残っていない。

 しかし、最近のライブドア対フジテレビの攻防で、敵対的買収だとか、その対抗策としてのポイズン・ピルやクラウン・ジュエルなどという言葉が新聞やテレビで言われるようになって、あー、これはアメリカで習ったことばかりじゃないかと思い出したのである。

 この企業の支配権をめぐる理論的研究やケーススタディはいやになるほどやらされたが、私は日本では「ありえねー!」と思って、いちばん面白かったのにもかかわらず、いちばん忘れるのも速かったのである。

 私が日本語の本を読まなかった空白の2年間からさらに十数年を経てやっと日本は買収が話題になる時代になったのかと別に私自身には直接関係のないことだが、そんなことで大丈夫か、日本経済?でも話題になるようになっただけましかいやアメリカの二の舞はやめたほうがいいかもなどと思っているのである。


3月13日(日) 当サイトではなぜかツタンカーメンが?

 世間の動きとは無関係に、当サイトの「今週のアクセス数Top10」ではなぜか吉村作治の『ツタンカーメンの謎』(1984)が初の首位となった。

 うーむ、時代とともに歩むというのは難しいのである。


3月12日(土) どんな人間でも価値がある。さもなければ、だれも価値がない。

 最初このサイトを立ち上げたときしばらくは、表紙の文字スクロールに私が読んだ本から気に入ったフレーズや意味ありげな文章を抜き出して流していたときがあった。この世の文章いや思考のほとんどは実は引用でできているかもしれないからあえて引用であると言わなくてもいいのかもしれないが、今日のようにギターのピックを買いに行った以外ほとんど何もしていない日は引用をしておくのも悪くないだろう:

「ボッシュは携帯電話をたたみ、その場に座ったまま、ラジエーター・グリルから熱気が出ていくように、怒りを出ていかせようとした。」(マイクル・コナリー 『ラスト・コヨーテ』(1995)

 ボッシュというのはこの小説の主人公であるが、まあそんなことはこの一文に関するかぎり問題ではない。怒りを抑えようとして、じーっと我慢している様子がよく表現されているではないか。しかし、人間あんまりこのように我慢しているとストレスが蓄積されるので、どこかで発散しなければならない。あるいはこれだけは譲れないという基本線は確保しなければならない。ボッシュの場合は、

「どんな人間でも価値がある。さもなければ、だれも価値がない。」

という考え方である。これはいいね、大先輩のチャンドラーも真っ青、いい表現だ。


3月10日(木) ご当地小説は日本では無理か

 このサイトもかもしれないが、世の中にも新しい展開が感じられない今日この頃。

 ナボコフの『ロリータ』(1955)をやっと読み終わったので、別に関連はないが、マイクル・コナリー『ラスト・コヨーテ』(1995)を読んでいる。90年代に(日本でも?)人気の出たミステリー作家の一人である。

 コナリーの作品の舞台はロサンジェルス(LA)、ジョン・グリシャム 『評決のとき』(1989)はミシシッピ州の小都市、ジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムを主人公とするシリーズはニューヨークと最近読んだアメリカ作家の本を思い返すと背景となる場所によって同じアメリカといっても雰囲気が大きく異なる。

 日本の場合はもともと狭く、画一化と中央集権化がかなり進行しているから、どこを背景に書かれてもあまり違いが感じられない。これは別に作家の罪ではないが、さびしいことでもある。

 ナボコフは故郷・ロシアから亡命し、イギリス、ドイツ、フランス、アメリカなどを転々とし、最後はスイスに移住したらしい。『ロリータ』も原型となる作品はロシア語で構想したという。


3月8日(火) 新橋の喫茶店

 このところ少々忙しくてなかなか読書が進まない。

 昨日・今日と二日連続で別の所用のため新橋を訪れた。アポの時間の前に現場に到着するというのが(余裕があるときの)私のやり方であるので、新橋の喫茶店で二日間コーヒーを飲んだことになる。それぞれ別の喫茶店であり、新橋にしかない喫茶店ではなく、チェーン店である。

 しかし、どちらもよく似た感じのお客さんたちがいたのである。ノーネクタイ、黒の皮ジャンやベージュ色のジャケット、オールバックかスキンヘッド、サンダルをはいている人もいる。ネクタイをしてスーツを着ている人もその色使いがなんともいえない。

 うーむ。新橋といえばサラリーマンのメッカというイメージがあるが、どうやらこの人たちは違うように見える。テーブルには大きめのケータイ。「店内での携帯のご利用はご遠慮ください」などというステッカーもなんのその、派手な着信音が鳴ると急ごうともせず、悠然と電話に出る。

「ん?鈴木さん?今どこ?あー、日比谷通りのね、新しいほうのヴェ○ーチェだけどね、え?わからない?じゃあ俺のほーからいこーか?ん?ジョ○サン?わかった」

「じゃあちょっと行ってくるわ。いっしょに行くか?」

「いや、おれのほうはちょっと、人が来るんだよ。いやあの新宿の○×ビルの件だけどね、手を上げてるのが5人いるんだよ〜」。

「土浦の件はどうなった?」・・・

 むむむ?これが所謂地上げ屋さん?それとも債権回収を生業にしている人たち?

 丸の内や渋谷とはまた違った味わいのあるコーヒーが飲みたいならたまには新橋の喫茶店をのぞいてみてはいかがだろうか?しかしあんまり耳をそばだてたりしているとやばい話に巻き込まれたりするかもしれないから、さりげなくスポーツ新聞に熱中するフリをしたりしてあまり視線をあわさないようにしたほうがいいかもしれない。


3月7日(月) すでに午前3時です

 というわけで、私はもう寝ることにいたします。貴重な情報ありがとうございます>Tさん


3月6日(日) 英国推理小説におけるメイドと執事に関して

 NHKで放映中の「名探偵ポワロとマープル」というクリスティ原作小説のアニメを見ていて思うのは、イギリス社会の階級差である。舞台となるお屋敷は必ず使用人として、料理人やメイドなどを抱えている。推理小説でしか(私は)お目にかかったことのない執事という人物もでてくる場合がある。

 もちろん現代イギリスはクリスティの時代とは大きく異なっているだろうが、いわゆる黄金期の推理小説がそうしたイギリス社会を背景にして成立したことがよくわかる。ドロシー・セイヤーズなども私が知る限りそのようなイギリス社会を前提としていた。

 アメリカの推理小説では同じ時代のものでもかなり印象が異なる。たとえば、クイーンやヴァン・ダインなどの事件に大富豪のお屋敷は登場しても、それは隔絶された陸の孤島のような世界であり、イギリスより流動性の高い社会が回りには存在していて、常にお屋敷はそういう外部社会から侵食を受けている。

 イギリスの小説の場合そういう外部社会を象徴するのが、アメリカやオーストラリアなどの旧イギリス植民地である。南アフリカにいるおじさんだとか、カナダの親戚からの遺産相続とか、そういう読者にとって推理しようのない要因が入り込んでくるのである。

 しかし、決して、このようなことを考えながらアニメを見たりしてはいけない。


3月5日(土) ギターの練習は続く

 ギターの練習は実は続いているのである。バンドスコアを買ってまずは忠実にビートルズを演奏できるようにしようとしているのだが、ん?、この指使いは「ありえねー!」というような譜面がときどき出てくる。5フレット分も離してどうやって押さえるのか?

 これは握力だけではなく、親指と小指を目いっぱい広げてその距離を伸ばすという訓練が必要だな。ああ、こういうふうにすれば瞬間的にできないことはない。ふむふむ。

 今夜からまた雪になるだろうと天気予報では言っている。


3月4日(金) 特記事項なし

 読書はあまり進まないわ、雪は降るわ等々でかなりつらい一日でした。

 とにかく一日が終わり、また新しい一日が始まるということですね。


3月3日(木) コングロマリットだそうです

「ネット、メディア、金融のコングロマリット」を目指すそうである。本日の日本外国特派員協会での講演でライブドアの堀江社長が述べたと報道されている。

 この人はインターネットをビジネスに利用するということと、インターネットの発展自体を意図的に混同しているのではないか?後者についてはライブドアの貢献ははっきり言ってほとんどゼロである。それなのにインターネットを代表しておりますというようなフリをするのはやめたほうがいい。

 多分そういう批判に配慮してか、この「コングロマリット」構想をぶち上げてみたのだろう。しかしこの構想自体は別にライブドアの専売特許ではない。この会社以上に進んでいるところはたくさんあるし、そんなに大切な産業分野をあんたにまかせるわけにはいかんなぁという思いを抑えることができないのである。

 むしろ、ネットでも、メディアでも、金融でも、競馬でも、プロ野球でもとにかく儲かることはなんでもやる、それがビジネスであり、ライブドアの基本方針であると言ってしまえばいいのである。それを他社より迅速に意思決定をして行う。まともにやっていたのではビジネスチャンスを失うのでルールの隙間をねらう。そのどこが悪い?むしろこうしたやり方こそが資本主義の王道である。すくなくとも情報公開の点では、たとえば西武鉄道グループなんかよりよっぽどまともではないか?・・・と言ってしまえばいいのである。

 そんな本音を語ってしまえば、ますます総スカンを食ってしまうか?

 まあとにかく堀江社長にとっては正念場である。


3月2日(水) 3月の入れ替え

 さて昨日変更の「百人館」「百人一書」、今月は3人(3作)入れ替わりました。このコーナーは、念のために書いておくと、私=発起人が今までに読んだ作家(著者)で比較的たくさん読んだ人を100人、100作品選んで載せているものです。決して、これがベストだというような主張をするつもりで選んでいるのではありません。また私が読んだ本でも今手元にないものは対象に入っていません。(たとえば江戸川乱歩など)

 イラストも変更しました、とは言ってもこれは私が描いているのではありませんが・・・。ありがとう、春らしいイラストです。>「本の虫クラブ」専属イラストレイター様


3月1日(火) 今月の日記の題名が決まらない

 別に題名などなくてもいい、さらにないほうがいいという有力な声もあるが、せっかく続けてきたのだからここで途切れさせるのはおしい。

 話題性も必要だ、あっ、そうだ、ドラマ化されて放映中の『華岡青洲の妻』をもじって、『花村萬月の妻』というのはどうだろうか?どちらも略すとハナツマだし。しかしこれでは鼻つまみ者というこれは差別語(?)を連想させるので、またこの作家は怖そうなので、さらに奥さんがいるかどうかも知らないので、没!

 そういう生々しい題は避けて、古典を題材にすべきか。しかし『失われたトキを求めて』では平凡すぎる。

 そうだっ!第18巻発売を記念して、結局上のような題名に決めましたっ!(これも超平凡だが・・・。)


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