怒りの饂飩 − 発起人の日記 20 (2004年11月)
11月30日(火) 恒例の
月末の入れ替え作業にかかっていたので、すでに12月1日午前00:15を過ぎてしまった。今月は「公約」どおり舞城王太郎を3作品読了。来月は何で行くかな?今年のまとめの月でもあるし、あー、気ばかりせいて、仕事や読書は進まない。
11月29日(月) 今日からの
私の通勤本は、恩田陸の『夏の名残りの薔薇』(2004)。これはまもなく発表される『このミス』(このミステリーがすごい)のベスト10にランキングされるのではないかと言う気はする。しかしこの本の巻末に恩田陸著作リストというのがついていて、それを見ると『このミス』の対象となる昨年の11月からこの『夏の名残りの薔薇』までに、『クレオパトラの夢』、『黄昏の百合の骨』、『禁じられた楽園』、『Q&A』、『夜のピクニック』と6冊も出している。これでは票が分散してベスト10に入らない可能性もあるか。
しかし、昨年の国内編1位は歌野晶午の『葉桜の季節に君を想うということ』(2003)という同じく植物を題名に使った作品であり、かつ文藝春秋の同じ「本格ミステリーマスターズ」というシリーズの1冊である。たとえ『夏の名残りの薔薇』が『このミス』で上位に選ばれなくても、直木賞の有力候補にはなるかも。初出が『別冊文藝春秋』というのも有利である。
帰りの電車で私の左隣(とは言ってももちろん座っているわけではないんだよ)で一生懸命本を読んでいるおばさんがいるので覗いて見ると『夜のピクニック』であった。私はもちろん『夏の名残りの薔薇』を読んでいたのだが、右隣のおじさんはと見てみるとこれが『Q&A』であった!というと嘘のように聞こえるが、実際おじさんが読んでいたのは「名誉会長」が誰かを相手に「仏法」について対談している本のようであったので、嘘である。
まだ読み終わっていないのに、こんなことを言っていても仕方が無いのであるが・・・。
11月27日(土) 浦沢直樹の
『20世紀少年』の2と3を買ってきて読んでしまった。あー、漫画は読まないっ!と誓ったはずなのに、思わず本屋さんで手が伸びてしまった。この漫画まだ雑誌連載が続いているのか、17巻まで出ているようだ。
その他、今日買った本は次の通り:@ノーマ・チョムスキー『覇権と権力』(2003)、A正高信男 『ケータイを持ったサル』(2003)、B石黒耀『死都日本』(2002)、Cエラリイ・クイーン『十日間の不思議』(1948)。さて、感想文はいつ登場するか?
株式不正記載やインサイダー取引の疑惑が持たれている、コクドの総務部次長が自殺したと報道されている。このような事件(経済事件や汚職事件)では実務を担当していたレベルの人が自殺することが多い。自殺するぐらいだったら全部マスコミや警察に明かせばいいのにと私などは思うのだが、そうできないぐらい追い詰められるということなのだろう。自殺にみせかけて消されたのだと、小説家的な想像をめぐらすことも可能である。だが実際に自殺だったとしてもこのような事件に関っていなければと考えると他殺に等しいのである。
11月26日(金) ヨン様
と呼ばれている韓国の人気俳優、ペ・ヨンジュンが来日している。今日宿泊先のホテルから外出する車にファンが押しかけ10人がけがをしたそうである。けが人を出してしまったために、今夜の記者会見では、ヨン様に笑顔はなく、謝罪の言葉を繰り返していたと報道されている。
すごい人気だね。ホテルや空港に押しかけている方々(したがってけがをした人たちも)は4〜50台の女性がほとんどだそうである。今知ったのだが、ヨン様は32歳である。
どうしてなのか?日本の男に欠けている何かをこのヨン様は持っているということなのか。冬ソナも見たことがないのにヨン様について語る資格はないのだが、ひとつだけ思い当たるのは、2度ほど仕事でソウルに行ったときに感じたことである。ただの感触なのだが、ソウルの街は、もちろん違いはあるのだが、何となく80年代前半ごろの日本の都会と雰囲気が似ていたのである。非常に懐かしい気分になったのである。
そう言えば、ヨン様の髪型とかメガネなど、2004年なのに1980年の渋谷を歩いていてもおかしくなさそうに感じるのである。
80年代に青春を過ごした方々(私もそうであるが)が、このソウル80年代調に敏感に反応されたのではないだろうかというのが私の推理である。
80年代の日本にあって、現代の日本にないものは何か?モラルか?希望か?安心感か?自由か?優しさか?善意か?みんなあてはまりそうな気もするが、こういうことを言い出すのは時代を問わず年寄りの特徴であるとされているので、これ以上はここでは踏み込むことはやめておく。
しかし、私の推理が正しくても、間違っていても、いい歳をして、カメラ持って、空港やホテルにまで押しかけて、「ヨンさま〜っ!」などと声張り上げてるんじゃないよとは思うのである。ヨン様も、まあ商売人だから仕方がないとは言え、そんなに謝ることないよ。
11月25日(木) 昨夜寝る前に
子供が買ってきていた浦沢直樹『20世紀少年(1)』を見つけて、そのまま読んでしまった。いやー、時代的には私にピッタリ。T. Rexの"20th Century Boy"なんて知らないだろう?しかし、ちょっと待て!この漫画では1969年の学校の給食時間にこの曲を放送委員?が「エーゲ海の真珠」なんてのを流そうとするのを、主人公(名前忘れた)が無理矢理この曲をかけさせるというシーンがある。しかし、ちょっと早すぎないか?この曲70年代の曲じゃないのか?まあいいか。♪ガーガガガッガッガガッガーってね、かっこよかったなあ。うるうる。
ストーンズの"Jumping Jack Flash"も出てくる。聞いたことないかもな。♪ガッガーガガガーガガガーガガガといくらガを続けてもわからないだろうが・・・。♪アイワズボーイナクロスファイハリケイーンってね。これでもわからないだろうが・・・。
などと漫画や音楽にまで手を出すと収拾がつかなくなるのでこのあたりで止めておくが、まあそういう時代があったんだよ。
読書のほうは、通勤用には津本陽『最後の相場師』(1983)を、枕元には大石慎三郎 『江戸時代』(1977)と、どちらも地味目なセレクションです。
11月24日(水) 世間ではすでに
クリスマス気分である。まだ1ヶ月もあるのに、どこへ行っても、赤と緑を基調に、金銀白をあしらった飾りつけであふれている。
いったいクリスマスの意味を真剣に考えたことがあるのか〜っ!などと言うつもりは無い。∵私もあまり真剣に考えたことが無い。
そんなに電気を無駄遣いして、環境のことも考えろ〜っ!という気持ちは少しはある。しかし、これぐらい無駄遣い=需要増を煽らないと経済活動が成り立たないという理屈も理解できる。虚飾と空騒ぎが無いとこの国の経済はやっていけないのである。
そんなにクリスマスを前倒しで祝っていては、年末・お正月の準備ができないだろ〜っ!そんなにせかさないでくれよ〜っ!とはかなり思っている。私自身が年末・お正月の準備をする範囲は限られているが、気分が落ち着かないのである。
せめてクリスマス関連は12月に入ってからにしてくれないかな?
11月21日(日) シリーズもの
の感想文で、中断しているものが多数ある。律儀な性格の私としては気にかかるのである。
たとえば、司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズ。私は去年の6月に、1(1971)と2(1972)は読んで感想文を載せたのであるが、その後はほったらかしである。このシリーズは、全部で43冊もある、らしいのである。私の手元にあるのは、4までである。
池波正太郎の『仕掛人・藤枝梅安』シリーズ。私はその第1巻目、『殺しの四人』(1973)の感想文を載せているが、あとどうなったのかは読んでいないので知らずじまいである。この作家の『鬼平』シリーズも私は第一冊目は読んだが、あとは読んでいない。
石田衣良の通称?IWGP(池袋ウエストゲートパーク)シリーズも1冊目(1998)でとまったまんまで、主人公マコトのさらなる成長ぶりも推測する以外に手は無いのである。
清涼院流水の描くJDC(日本探偵倶楽部)シリーズも、『コズミック』(1996)と『ジョーカー』(1997)より後の展開は知らないのであり、西尾維新の「新青春エンタ」も『クビキリサイクル』(2002)しか読んでいないのである。
他にもいろいろありすぎるので、このあたりにしておくが、人生は短い、本は長い、しかしひょっとしたら気まぐれでまた続編を読んで感想文を書くかもです、とでも言っておこう。どうして最近この「かもです」という言い方が耳につくようになったのかという話や、北海道が発祥の地であると言われている「ッス」がいつ頃から標準的になってきたかという話、テクノロジーがいかにミステリを破壊しているかという話など、つまり私が今日考えたことについてはまた別の機会に!
11月19日(金) 「セカチュー」のブームも
ようやく静まってきたかと思うと、今度は「イマアイ」だと言う。映画も公開され、『蹴りたい背中』(2003)以来の百万部突破だと言う。そのような一時の軽薄な流行に左右されない、わけでもない私としては、本屋さんに行く度にあの青い本に手を伸ばし、レジに持っていこうかと迷ったことは決してないこともないのであるが、今のところはあの本は買っていないのである。
買って、感想文を載せたとしても、このサイトのような零細・非商用サイトでは検索エンジンで上位に出てこないのである。たまたま上位に入っている本が映画化されたり、TVドラマ化されたりしない限り、今さら「イマアイ」を読んでも検索の神々のお目にとまるのは数ヶ月後なのである。それまではあの、○マゾンを筆頭とするオンライン書店や映画宣伝のサイトが上位に並ぶのである。
ということは、私も数ヵ月後を視野に入れて読む本の選択をしなければならない。今読むとすると来年の4月・5月ごろに何が流行っているかということを考えなければならない。しかし、それは無理だ。というわけで、「イマアイ」も「マアイイ」かと「アイマイ」なままだが、最後はすばらしいアナグラムで決まった!
11月15日(月) 完璧なファイアーウォール
で顧客からの問い合わせを完全遮断している、あの○マンテック。しかし、私はやっとこの会社のセキュリティホールを発見し、トライすること二十数度目にしてやっと「担当者」と電話で会話ができたのである!
つまり、この会社の代表番号にかけるしかなかったのである。しかし、この会社の代表番号も通じることは通じるのだが、最初は録音テープが流れる。素直に聞いて、「あー、私は個人の客だから、えっ?1番を押す?」などとそのテープにしたがっていてはいけない!「当社のホームページ、アドレスは、エイチティーティーピー・・・」などとやりだすのである。つまり、これでは振り出しに戻るのである。
ここで1番を押したりしないで、一見関係の無さそうな「その他当社への一般的なお問い合わせは」と指示されるまで待ってその番号を押さなければならない。数千円のソフト購入の取り消しに、私はいくら電話代を使い、イライラ感を味わったか、おいっ、そこのシ○ンテックっ、わかっているのか?
会社の喫煙ルームで携帯片手に、「あっ、繋がった!」と思わず歓喜の声を上げた私の身の置き所の無さを理解しているのか?あとで、照れ隠しに「いやー、顧客対応はシりマせンテックだよっ!ったく!」とオヤジギャグで私がその場をつくろうようなことになっている、そのような事態が日本全国に蔓延していることを知っているのか?
「そのまま放っておくとたいへんなことになりますよ!」(ビートたけし)
11月14日(日) このサイトへの
アクセス数も、最近は落ち着いてきているというか、低迷しているというか、変わり映えしない状況である。毎週の感想文へのアクセス数Top10、本日付はおそらく文庫化に伴う影響だと思われる『蒼穹の昴』が4週連続で1位。しかも上位3作は先週と同じ顔ぶれである。
しかし、復調の兆しも見えるので、粘り強く続けていきたい。
11月13日(土) 木枯らし1号が
東京に吹いたそうである。気象庁も梅雨入り、梅雨明け、春一番とかいろいろ「宣言」することが多くて大変である。宣言してもらわないとそういう気分にならない日本人のお上依存体質はさらに問題である。
本来なら、木枯らしがふいたかどうかぐらいは自分で感じ取れるようにならなければならない。新聞を見て、あー木枯らしが吹いたのか、そういえば今日は寒かったななどと思っている私などは、四季の移り変わりが美しい日本に住む資格が無いのか。ニュースで教えてもらわないといけないほど感受性が鈍磨しているのである。あるいはこれは都市化あるいは養老孟司の言う「脳化」ということか。単なる老化か。
11月12日(金) 私がこの日記で
作家は別にして、特定の固有名詞をあげて批判することはあまり無い。せいぜいブッシュ・小泉のご両人ぐらいで、あとはどきどきしながら検索エンジンの神々について、不満をもらす程度である。一小市民の私としては、今日もできるだけ穏便にいきたいのだが、これだけはそういうわけにもいかない。
おいっ!そこの、○マンテックとかいう会社っ!
英語を直訳したような意味不明の文章を読んだせいか、私は昨夜ウイルスソフトのダウンロードを間違ってしまい、不必要な製品を購入してしまったのを取り消そうとしたのである。
そうだよ、そのシ○ンテックだよ!ところが、この会社から届いた確認電子メールには、「※ 本メールにつきましては配信のみとなっております。ご返信いただきましても対応致し兼ねますので、予めご了承くださいますようお願い申し上げます。」と書いてある。0570(これはナビダイヤルというヤツですね)で始まる電話番号が載っていて、営業時間は月〜金の10;00-17:00とある。いまどき役所でもこんな営業時間は少ないのではと思いつつ、今日の10時過ぎにかけてみる。話中である。呼び出し音が10回鳴ると、切れる。
何回か仕事のあいまにかける。するとこんどは録音メッセージで「たいへん込み合っております・・・」。ウェブサイトにあった03で始まる電話番号にもかける。こちらはアナウンスも何も無くずーっと話中である。結局、今日一日、私はこのシマ○テックとかいう会社にコンタクトがとれなかったのである。
私が体験したあらゆる業種の中で、最低の顧客対応である。あるいは、このシマンテ○クと名乗る会社は、自社ソフトのしかも個人ユーザーなどは顧客とは思っていないのかもしれない。たとえは悪いかもしれないが、たとえばソ連の脅威が無くなると、自衛隊は予算が取りにくくなる。世の中から犯罪が消えると警察官は要らなくなる。それと同様に、このシマンテッ○とかいうインターネットのセキュリティソフトを売っている会社は、ウイルスやハッカーがなくなれば商売上がったりである。
つまりこの会社にとっては、ウイルスやハッカーこそが大切なお客様なのではないか?個人ユーザーへの対応にコストをかける必要は無いと思っているのではないか?それは言いすぎか?
むしろ、「完璧なファイアーウォール」で、ウイルスやスパムなみに個人ユーザーからの問い合わせは遮断しているということか。
いずれにせよ、この会社、せめて社名だけでも改めるよう、一顧客としては、提案したい。
もちろん、「スマンテック」にである。最初から謝っておく。これが日本的な美徳である。しかし謝るときにもえらそうなところなどピッタリではないか。
アラファト議長の死亡、中国原潜の領海侵犯、「レイプ・オブ・ナンキン」を書いたアイリス・チャンの自殺、ソフトバンクによるダイエー球団買収などいろいろ事件もあったが、今日はこれまで。
11月10日(水) ファルージャでは
戦闘が続いているらしいが、実際にどれほどの「テロリスト」、「武装勢力」あるいは「反米愛国勢力」がいるのか、「罪の無い」市民がどういう状況におかれているのかまったく不明である。日本のメディアはすでに誰も現地にはいないようなので、ただCNNとかAP通信とかの報道をそのまま翻訳して報道しているだけである。あまり嫌な気分にはなりたくないという視聴者心理もあり、アメリカや政府筋の「圧力」もあるだろう。
中東のCNNと呼ばれるが、アメリカ政府などからは嫌われているアルジャジーラの英語版ウェブサイトなどを見ると、CNNなどの西側報道とはまったく違う視点でファルージャの事態を報道している。最新ハイテク兵器で武装した米軍に同行している記者の視点では無く、実際に砲撃・爆撃を受けている人たちの視点である。写真なども傷ついた子供たちの写真が多い。
子供が傷ついても電気や水道などが遮断されている状況で、病院も米軍に占領された中で、そのまま苦痛の中で死なせるのを放置しておくしか無い人たちの怨嗟と嘆きと怒りが伝えられている。これもテロリスト側の宣伝だと言ってしまえばそれまでだが、このような戦争の現実があるとすれば、「テロリスト」はどこにでも現れるだろう。
怨嗟の蓄積と不寛容・暴力の拡大という悪循環をどこかで止めなければならない。
11月9日(火) 今月は
舞城王太郎特集でいくかななどと1日付けの日記に書いた通り、『阿修羅ガール』(2003)に続いて、『九十九十九』(2003)を読んでいる。この作品でも、新約聖書の「ヨハネの黙示録」が出てくる!他の舞城王太郎作品にも、という意味では無く、ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』(1980)でも重要な役割を果たしていたのである。
さすが聖書である。このマジで世界最高のベスト&ロング・セラーのひとつ(『コーラン』や仏典もあるから)、聖書はたとえ全部読まなくても手元に置いておくべきかというわけで、私は、書き忘れたが、すでに先週6日(土)に、日本聖書教会発行の『聖書 新共同訳 旧約聖書続編つき』を買っておいたのである。これは重い、高い(\7,350円)。
しかし、私の読書も無軌道のように見えて、それなりの関連性を持っているのだということがおわかりいただけたであろうか。
ファルージャに攻め込んだ米軍は中心部にまで迫ったと報道されているが、なにしろ記者もいない、従軍している記者(欧米メディア)にも報道管制がしかれている状況で、実際にどうなっているのかは非常にわかりにくい。いちばん避けなければならない宗教戦争の様相を呈してきているようにも思える。
11月8日(月) また新しい一週間が始まったが
別におもしろい話も無い。米軍とイラク暫定政府軍がファルージャを包囲しているらしい。米軍の兵士がテレビで「今度の敵には名前がある。悪魔だ」という趣旨の発言をしていた。ザルカウィ師(容疑者と呼ばれはじめている)のことである。
『魔女狩り』(1970)を読んだばかりなので、こういう発言を聞くとあまりいい気はしない。いったいわれわれは何を学んできたのか?懲りては後悔し、また忘れては同じような愚を繰り返すということか?
BBCのサイトで、日本のイルカ狩り漁法のことが取り上げられていた。シーズンになるとかならず欧米からイルカ狩りに反対する連中が現れるそうである。イルカ狩りに反対するのもいいとは思うが、罪の無い人が戦争で殺されているというのに、イルカは知的動物であるとか言って、わざわざ日本までやって来て抗議する人たちの神経は私には理解できない。イルカの命のほうがイラク人の命より大切か?それとこれとは別のことかもしれないが、腑に落ちないのである。
11月6日(土) 西武ライオンズの売却
をグループ親会社のコクドが数社に打診していたと報道されている。売却額は200億円以上。NHKニュースを見ているとあのライブドアにも話をしていたが、この値段は高すぎるとして堀江社長は断ったという。(これから交渉だという報道もある。)
そのほかにも放送関連企業(TV朝日か?)などが噂されているようである。これは、もともとそういう計画がコクドグループにあったのか?さらに、子会社の西武鉄道株式虚偽記載問題で株購入を持ちかけられた企業が損害賠償請求の構えを見せており、西武鉄道自体の株価も大幅に下がったことも要因か?いや、あまり公開されていないためよくわからないが、結局はコクドグループ全体の経営状態が悪化しているという問題が背後にあるのであろう。
また、日本テレビで渡辺恒雄・読売新聞社会長が所有していたと報告された日本テレビの株も実は読売新聞の所有でした、虚偽記載でしたというニュースもある。
日本の資本主義社会がいかに虚偽と閉鎖性(=情報の非公開)に基づいて成り立っているかがよくわかる。「自由な市場」が虚妄に過ぎないことがプロ野球関連の二大企業グループの「不祥事」でさらに明らかになった。「自由な市場」などという幻想を持っている方が悪いのか?
また、ダイエーが、球団を50億円で売却するという「密約」を米コロニー・キャピタルとの間で結んでいたとか、産業再生機構が売却の「凍結」も考慮に入れるらしいとか、この球団についてもいろいろなニュースが出ている。ソフトバンクがすでに買収に名乗りを上げているが、イトーヨーカ堂なども噂されている。
うーむ、来年のタイガースの相手はどこだ?はっきりさせてくれ!
11月4日(木) アメリカ国民は
ブッシュを選んだ。ケリーもこれ以上ごねても仕方が無いと見て、敗北を認めた。しかし、ほぼ全米を真っ二つに割っての激しい選挙戦であったようである。
属州市民として申し上げるのは僭越ではあるが、どうだろう、この際、アメリカも分割してみては?東北部、中西部、西部は民主アメリカ、その他は共和アメリカということで四年に一度の選挙で帰属を決める。無理に統一しなくても、もともとユナイテッド・ステイツ(=諸国連合)なのだからいいじゃないか?昔、ローマ帝国が東西に分割されたという例もある。
そんな昔のことを思い出させるほど、ある意味で「歴史的な」選挙だったのかもしれない。いや実は「歴史的」だったのはイラク戦争であった。今回の選挙でアメリカ国民はそのイラク戦争を全体としては是認してしまったのである。さて、どうなるか。
11月3日(水) 日本では文化の日
だが、アメリカでは大統領選挙の開票が進んだ。日本時間午後9時現在、ブッシュ254、ケリー252、未定31(いずれも選挙人の数。CNNによる)という結果になっている。残りはオハイオ、アイオワ、ニューメキシコだが、当選に必要な選挙人270を取るためにはオハイオ(選挙人20)で勝たなければならない。しかし、オハイオの結果は「暫定票」と呼ばれる票の確認作業が終わってからで、これは11月13日以降になるという。アメリカ「帝国」の属州に住む身としては、現状ではどうしようもないが・・・。
4年前の大統領選挙の開票が大混乱に陥ったことはまだ記憶に新しい。選挙・開票の日に私は海外(米国では無い)にいたのだが、CNNで、民主党候補ゴアがフロリダを制したというニュースを見たのを思い出した。その後フロリダではいろんな裁判が行われ、結局ブッシュが勝って、ジョージ・W・ブッシュ政権が誕生したのである。
今度はオハイオか。もちろんオハイオはオハヨーという意味では無い。どんな意味かと、今調べたらアメリカ先住民(インディアン)の言葉で「美しい河」。それじゃあ美川健一は英語にするとオハイオ健一か。クリーヴランドという鉄鋼業で昔栄えた(今は滅んだわけではないが)大都市があるな、たしか。コロンバスという町が州都だ。このあたりにはトヨタの工場があったはずなどというイメージしかわいてこないオハイオ。
日本では、昨日、筋書き通りか、楽天のプロ野球参入が決まった。ライブドアは落選。
この「本の虫クラブ」の「発起人の『百人一書』」は、今まで、昔のバージョンも載せていたが、これをやると複雑になりすぎて面倒なので、最新のものだけを載せることにした。
11月1日(月) イラクで人質
になっていた香田さんの遺体が昨日発見された。言葉も無い。
新しい月が始まったが、私は私のできることを淡々とやるだけである。しかし、私は怒っているのである。この怒りを持続させねばならぬ、ということで今月の日記の題名を決めた。饂飩と同じで冷めないうちにというわけである。
さて、今月は舞城王太郎特集にするかな?などといちおう方針らしきものを述べておくが、どうなるかはわからない。
ブッシュとケリーどっちが勝つか?ということで、このごろよく覗くニューヨークタイムズ。そしてその読書欄、今日は鈴木光司のインタビュー記事が出ていた。日本発のホラー、『呪怨』のハリウッドリメイク版、『ザ・グラッジ』が2週連続、興行成績1位だそうだが、鈴木光司の『リング』のリメイク版が日本発ホラーの嚆矢であった。日本のホラーも怖いぞ〜!アメリカ人を恐怖のどん底に叩き落せって言っても、別にビン・ラディン的やり方じゃなくてね。さんざん、キングとかクーンツで日本人も怖い思いをしてきてるからね。でもかなり日米のホラーの感触は違う。その違うところがお互いに受ける要因になっているのだから、これは文化交流だ。