アフターダークダックス − 発起人の日記 19 (2004年10月)
10月30日(土) 一時は
武装勢力の人質・香田さんかと思われた米軍発見の遺体は別人であることが判明した。昨日も「東洋人」と思われる遺体が発見されたという一部報道があった。イラクでいかに人命が軽く扱われているかということの証左である。たしか、人口統計などから見ると、開戦後イラク人100万人の人命が失われたという報道があった。そんなところに行くのが悪いのか?そうかもしれない。だが、そんな状況を作り出した連中の責任を免責するわけにもいかないのである。
10月29日(金) 夕刊を見ていると
新潮社の広告に、舞城王太郎の新作『みんな元気。』が大きく載っていた。この作家も在庫がたまってきているなあ。いや、私の読む予定本という在庫であって、現実の本屋に在庫が積み上がっているわけでは無いと思うが・・・。
今月の日記でタイトルをお借りした村上春樹の『アフターダーク』や先月のローリングの『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』もまだ読んでいない。それなのに、もう10月も終りに近づいてきている。来月のタイトルもまた考えなきゃ。
イラクで人質になった、香田さんの行方・消息などは依然不明である。
10月28日(木) 書き忘れたことなど
(1) ライブドアの新球団名は「フェニックス」になったそうだが・・・。
(2) 松本清張の『黒革の手帖』の感想文に「追記」を入れた。
(3) 西武ライオンズが日本一に、ボストン・レッドソックスが「世界一」?になった。
(4) 島田紳助が同じ吉本興業の(別人の)女性マネージャーに傷害容疑で告訴され、「10日間の謹慎処分」!ちょっと出すぎという感じだから、他のタレントのチャンスか?
(5) 「国境なき記者団」による「報道の自由度ランキング」で日本は42位。「記者クラブ制度」がマイナス要因として挙げられているという。うーん、それもあるだろうが、それだけか?米国は22位だったが、イラクでの米国は108位だそうである。上位は欧州勢、最下位は北朝鮮。
(6) 読売新聞の世論調査によれば、この1ヶ月で1冊も本を読まなかった人が50%に達し、昨年調査より2%増。
(7) アメリカ大統領選挙はどちらが勝つか予断を許さないまま、最終ラウンドに突入しつつある。ニューヨークタイムズの予想(28日)によれば、ブッシュは227選挙人、ケリーは225選挙人を獲得する見込みだが、残りの86選挙人をめぐって、フロリダ(27)、オハイオ(20)、ミシガン(17)、ウィスコンシン(10)、アイオワ(7)、ニューメキシコ(5)の6州で激しい争いになっているらしい。過半数は270選挙人であるから、たとえばケリーがフロリダとオハイオで勝てば、47人の選挙人を獲得し、225+47=272で、ブッシュに残りの4州で負けても大統領に選ばれるということになる。逆にブッシュがフロリダとオハイオで勝てば、ブッシュが選ばれる。つまりフロリダとオハイオの2州のうちすくなくともどちらかで勝たないと、その候補の当選は難しいという情勢である。日本からもフロリダやオハイオに選挙不正監視団の派遣が必要か。もちろん自衛隊護衛付きで銀行の過剰人員の皆さんで構成する。ん?電子投票になったから札勘定の技術は不要になった?
(8) 私、発起人が今読んでいる本は梁石日(ヤン・ソギル)の『血と骨』(1998)である。ビートたけし主演で映画化され11月公開らしい。
(9) イラクでの日本人人質問題は少なくとも表面的には打開の糸口さえ見えていない。
10月27日(水) また日本人がイラクで人質に
なった。今度は誘拐した側はどうも最強硬派の外国人主体の武装勢力だと言われている。48時間以内の自衛隊の撤退を要求している。
武装勢力の側を非難しても、こういう事態を引き起こしたアメリカやそれについてきた日本政府を非難しても、ここまで来てしまった状況では何とも言いがたい無力感を覚えるのである。
日本はイラクに自衛隊を送ると決めたときから、外交を放棄しているからだ。(「テロリスト」とは交渉せず。)しかしイラクに限って言えば、このような武装勢力が跋扈する状況は米英軍が「作り出した」ものだ。
また、武装勢力と言おうがテロリストと言おうが、こういう連中(すなわち敵)とちゃんと接触を保っておくのが外交なのではないか。外交とは仲良しクラブの懇親会では無いはずである。しかし、そういう努力を小泉政権は自衛隊派遣とその後の行動で断ち切ってしまったように思える。
さて、どうするか?小泉首相も民主党も自衛隊を撤退させないと言っている。「自己責任」で迷い込んだひとりの日本人青年の命が大切なのか?「テロ」と戦う、あるいは「復興支援」というきわめて怪しげな名目が大切なのか?政治に対する基本的な考え方が問われている。そういう意味では残念ながら、今のところわが小泉首相の般若のような表情と過去の実績からは私が期待するような決断は読み取れない。
しかし、小泉首相はこの問題が最悪の結果になったときの日本世論の反応はどうかということに神経を集中させているはずである。あるいは前回の人質事件での「人質バッシング」でこの点は大丈夫だと見ているのだろうか?
10月24日(日) 新潟県中越地震
という名前になった昨日の地震、死者21名負傷者1700名以上という人的被害を出している。また水・電気・ガス・電話・道路・鉄道などの基本的なインフラも大きな被害を受けているようだ。こういう基礎的な部分を強くすることが大切なのであるが、今回の地震のように想定外の事態にまで対応してインフラを作っておくというのは難しいのかもしれない。
さて、当サイトの週間アクセス数Top10(本日付)では、浅田次郎の『蒼穹の昴』(1996)が初の首位となった。これはやはり文庫化効果か?
10月23日(土) 新潟で強い地震
があった。最初の地震は午後5時56分頃。これを含め震度6強以上だけで3回、それ以上の回数の余震が起きている。午後9時25分のNHK報道によると3人が死亡、多数が負傷した。上越新幹線が脱線した。ここ東京地方でも何度も揺れが感じられた。
考えて見れば、地球という球体の薄皮のようなところに私たちは住んでいるのである。とくに日本列島はその薄皮のちょっと下に痙攣が起きやすいところに位置している。どこで、いつ地震が起きても不思議では無い。
だからこそ言いたいのだが、地震発生前の予兆を捉えるための努力はなされているのか?またそのためのデータを集める観測網は整備しているのか?解析はどうか?発生時の救出・非難 (非難してどーする?もちろん、避難です。11月21日訂正!)体制、復旧体制はどうなのか等々のことが思い浮かぶ。国民の安全・生命・財産を守るべきわが政府と全体の奉仕者たるべき公務員およびその関係者は、まじめにやっているのか?あっ、また地震だ(午後9時45分ごろ)!
ところで、民放テレビのほとんどが(12chを除いて)地震番組に切り替えているような災害時にこんなことを言うのは不謹慎かもしれないが、ライブドアは10候補名に新球団名を絞ってそれを全部商標登録していたという。その中に「イーグルズ」というのがあり、この10候補名をネット投票の結果で決定するという。投票で決めることに文句を言うつもりは無いが、あんまりなんでもかんでも「商標登録」するんじゃないよ。決まってからにすればいいのに。それでは遅いのか?
10月22日(金) 「東北楽天ゴールデンイーグルズ」
略して、「楽天イーグルズ」という名前にするそうである。もちろん楽天の新球団名である。いや違った。イーグル「ス」だとYomiuri電子版には出ているぞ。わが阪神タイガー「ス」も、英語の発音としては実はタイガー「ズ」のほうが近いと思うので「゛」の有無にはこだわるまい。
しかし、せっかく「楽天」といういい名前が社名なんだから、他の球団とは違って日本語で名前をつけて欲しかった。「楽天ツキノワグマ新選組」とか・・・。(英語を使うなら、「仙台パラダイス」にして欲しかった!)
日本のプロ野球界はしかし、それどころではないのである。明大・一場靖弘投手への金銭提供問題。巨人から横浜→阪神まで波及し、それぞれオーナーや球団社長が辞任ということになりそうである。ちなみに提供金額は先にあげた順番でそれぞれ200万円→60万円→25万円だと、さっきのNHK「ニュース9」では報道されていた。(いや別に少ないからいいじゃないかと言っているわけじゃないよ。)
一場投手だけの問題じゃないんだね、きっと。こういう「食事代」、「車代」の名目で有力な選手には球団から金が出、選手も当然のことのように、しかも複数球団から受け取る。しかし、これは一応ルール上やってはいけないことなんでしょ?
でも球団経営者(=企業経営者)たちが生きている世界は、ルールを守らないことで、出し抜くことで、回避することで競争力優位を保つ部分が大きい。またルール違反が発覚しないように努力し、発覚しても知らないと言い続ける魑魅魍魎の世界なのである。だから本心から反省しているようには思えないのである。経営者でないサラリーマンも多くは、世の中が「そんなもの」なのを知っている。
あのコクド(西武鉄道)グループのインサイダー取引疑惑と詐欺的行為を見ていると、この際既存プロ野球球団も、楽天やライブドアと並んで再審査を受けてはどうか?既得権だけを盾にえらそうなことを言っていながら、自分たちは何をやっているのか?少なくとも4年に1度ぐらいは、再審査が必要である。どこも残らなくなったりして・・・。
台風23号の被害は人的被害だけでも90人近くに及び、1979年以来最悪の結果となった。
10月20日(水) また台風が迫っているのである
台風23号。日本に今年は10個目の上陸だ。メディアによって差はあるが、たとえばasahi.comを見ると午後10時現在の集計で、18人死亡、24人行方不明と被害も拡大しつつある。私が住んでいるあたりも風はまだそうでもないが、雨は激しく降り続いている。
自然に対する人間の無力とは良く聞く言葉ではあるが、人間の力で防止できる被害はできるだけ減らそうという考え(名目?)でこの島国をコンクリート等々で固めてきて、通信網も作ってきたのではないか?それでもなおこれだけの被害が出るということはどう見るべきか?そういう努力が逆に地球の温暖化などを招き、台風の被害を拡大しているという面もあるのだろうが、しかし圧倒的に「科学技術」の力で犠牲は減っているということも評価しなければならない。
まだまだ努力が足りないのか?それとも努力が逆効果を招く分岐点を越えてしまっているのか?
あるいは、これはやっぱり経済の問題なのか?つまり災害による犠牲を減らすという成果は経済活動の結果あるいは副産物として生まれているのであって、それ自体が目的では無いからなのか?
さすがにこれだけの被害が出ると一小市民である私もチャラけてばかりいるわけにもいかないのでちょっと考えてみたのだが、そこは小市民だけあって具体性の無い無責任な空論になってしまうのである。
10月19日(火) プロ野球パ・リーグへの新規参入
を巡ってIT関連企業、「ライブドア」と「楽天」がしのぎを削っているようだ。実はもうあらかじめ筋書きは決まっているというようなことを言う人も多い。つまり実は既存財界などの支援を受けた「楽天」が勝ち、「ライブドア」のほうも広告効果だけで満足という結果に終わるだろうというのである。
さらにこの2社に加えて、今度はソフトバンクが経営再建問題で揺れるダイエーホークスを買収するという意向を明らかにした。また日本シリーズを戦っている最中の西武ライオンズの親会社、西武鉄道グループの不明朗な株所有・取引問題が発覚している。
たしかに「旧勢力」はすでにプロ野球を経営できなくなりつつあるのかもしれないが、同時に「新勢力」も怪しげなのである。「新勢力」(IT関連企業)が怪しげなのは別に「アダルトサイト」につながっているとかそういう意味では無い。インターネットはそもそもそういうサイトにもつながるものなのである。
日本のIT「関連」企業が怪しげなのは、これらの企業が新たな利権の対象として政治家を始め怪しげな連中の侵蝕を受けているように見えるからだ。今はダムや道路を作る時代では無い、そうなれば「情報技術立国」だ「e-Japan」だとか「IT」だとか名前をつければいいではないか。同じ道路を作るにしても「IT・・・・基盤整備事業」と銘打てばやりやすい。犯罪防止というお題目でも、IT技術を応用した防犯カメラとか生体認証だとか言えば通りやすい。
既存の情報・通信・コンピュータ産業と新興勢力との違いを、あえてあげるとすれば、資金調達・M&Aの方法や意思決定の速度が米国式で大胆であるということにしか無いように私には思える。もちろん、それは大きな違いであると言えないことは無いが、まだまだこの規模だからできるということもある。
さて、楽天が勝てば、新球団名は?そうだな、「仙台パラダイス」はどうかな?楽しそうではないか。昔の歌謡漫才ショーのグループみたいで。
意外にもライブドアが勝てば、うーん、そもそもこの「ライブドア」という社名が意味不明であるから、「仙台ホリエモンズ」?あるいは旧社名から取って「仙台オンザエッヂ」って言ってもこの「オンザエッヂ」という名前も意味が不明だな。
ソフトバンクがダイエーホークスを買収すれば?「福岡ソフトバンクホークス」というのはなんか弱そうだな。「福岡ヤフーズ」?「家畜人ヤプー」みたいだな。旧親会社の意向を尊重し、政府の顔も立てて、ここは孫さんには実を取ってもらって、「福岡再生ホークス」でどうだろう?うん、これで決まりだ!
そんなことがおまえに何の関係があるかと言われそうなので、このへんにしておく。
台風23号が接近中である。
などとダラダラ書いているうちに、日本シリーズ第三戦では、西武が再逆転で中日に10-8で勝ち、2勝目(1敗)をあげた。
10月18日(月) 台風のせいだとか
いろいろ言われているが、クマが日本各地で人間と遭遇する事態が相次いでいる。
♪ある日(ある日) 檻の中(檻の中) クマさんに(クマさんに) 出会った(出会った)
♪穴開き檻の中クマさんに出会った
つまり、罠の檻に入ってしまったんだね、可愛そうなクマさんと、この場合後でわかるようにお婆さんがね。
♪クマさんの(クマさんの) 言うことにゃ(言うことにゃ) お婆さん(お婆さん) 夜逃げなさい(夜逃げなさい)
♪スタコラサッサッサのサ ♪エーッサ、エーッサ、エッサ ホイ サッサ (←って音楽が違うっ!)
つまり、夜、檻を見にやってきたお婆さんとクマさんとの間に友情が生まれたんだね。歳と生物種の違いを越えて、おいらクマが犠牲になるから婆さんは生き延びて、夜のうちに逃げなさいと・・・。
♪ところがクマさんが(クマさんが) あとから(あとから) ついてくる(ついてくる)
♪トコトコトッコトッコト ♪ズンズンズンズンズンドッコ学校帰りの〜 (←ってまた違う歌が混じってるぞっ!)
いくら殊勝なクマでもやっぱり万物の霊長のみが持つべき自己犠牲という感情は無理であったか、さてもさても畜生の浅ましさよ、熊の胆(い)取って売ってやるぞ(熊谷達也 『邂逅の森』(2004)は読んでないかもしれないが)、それともおまえは悪徳金融業者の手先のクマだったのかとお婆さんが立ちすくんでいると・・・。
♪お婆さん(お婆さん) お持ちなさい(お持ちなさい) ちょっと(ちょっと) 贈り物(贈り物)
♪白い骸骨の大きな首飾り ♪骨の首飾り〜 わったっしの首に〜(←って何の歌か誰もわからんぞっ!)
ううう、このシャレコウベは・・・見まごうことはあるものか!50年も連れ添ったのに、3年前の秋、山に出たまま帰らない私の愛するお爺さんの懐かしい頭蓋骨・・・。♪ベベンベン
♪あらクマさん(クマさん) ありがとう(ありがとう) お陰で(お陰で) 保険出る(保険出る)
♪ラララララララララ ♪ルールールールルルルー(←そろそろ夜明けのスキャットの時間なんですね!)
というようなわけで、日本列島は大変な課題を抱えているのである。
おいっ、そこっ!笑い事じゃないんだぞっ!訴えてやるっ!(ダチョウ倶楽部・上島調で)
クマが出没、クマったな!
♪ラララララララララ ♪ラリホラリホラリルレロン
10月17日(日) 日本語の特徴
のひとつは簡単に省略形を作れるということだ。
たとえば、昔はあまり言わなかった省略形として、今思いつくだけでも、「就活」(=就職活動)、「やりっぱ」(=やりっぱなし)、「よしぎゅー」(吉野家の牛丼)、「スタバ」(スターバックス)とかいろいろある。
人名でも「シュワちゃん」(シュワルツネッガー)、「キムタク」(キムラ・タクヤ)、「オバQ」(おばけのQ太郎)とか、すでに省略前を思い出すことが難しいものもある。
本の関連でも、「ハリポタ」、「セカチュー」とかどんどん省略してしまう。
「はい、こちら、『セカチュー』3人前に『ハリポタ5』2人前でよろしかったですかぁ〜」「『セカチュー』はサビ抜きでお願いします」のような会話は書店ではすでに日常的なので誰も不思議には思わない。
「『イサコー』(伊坂幸太郎)の新作ありますか?」「ああ、『グッパー』(グラスホッパー)ですね」「ええ、『グラホ』(グラスホッパー)です」のような会話でもちゃんと通じるのである。
この点、英語は不便である。せいぜい、「ロバート」が「ボブ」になったり(何故だ?)、「ダイアナ」を「ダイ」と略したりする程度ではないか?あるいはわが日本では普通パソコンと略す言葉もせいぜいPCどまりである。ところがこのアルファベットの最初の文字で略すと、このPCもPolitical Correctness(=政治的正しさというか、日本で言えば差別語の言い換えか?)かもしれないし、とにかくPCだけではいろいろな意味になるのである。
なんとわが日本語は効率的な言葉であることよ、などとどうでもいいことに頭を絞っている間に日本シリーズ第二戦は中日が西武を逆転し、対戦成績を1勝1敗とした。まあこちらも私にとってはどうでもいいことではある。
むしろ、リーグ優勝決定戦でのヤンキーズ・松井の活躍(今日は2本塁打を含む5安打5打点!)のほうが胸のすく思いである。
10月16日(土) 今日は土曜日だが
本屋さんに行くと、あの文庫化抵抗勢力の雄であった、浅田次郎の『蒼穹の昴』(1996)が文庫になって(講談社文庫)並んでいた。また天童荒太の『永遠の仔』(1999)も文庫化され始めている(幻冬舎文庫)。前者は8年、後者も5年かかっている!
普通は単行本→文庫本までは3年ぐらいだと思うが、アメリカでは(ペーパーバックまで)1年ぐらいか?おそらく単行本で売り続けるほうがいいのか、文庫化(ペーパーバック化)したほうがいいのか、少なくとも米国ではどちらが収益が最大になるかを計算した上で決めているのだと思う。
日本でも、単行本→文庫化の期間が非常に短いものもある。これはほとんどが映像化された場合である。例を上げると新潮文庫で出ているなかにし礼の『てるてる坊主の照子さん』(2002単行本、2003文庫&TVドラマ化)や読んでも持ってもいないが谷村志穂『海猫』(単行本2002年9月、文庫本2004年8月、映画公開2004年11月)など。
まさか、文庫化抵抗勢力の女帝、高村薫は私が買ったばかりの『レディ・ジョーカー』(1997)を12月の映画公開を前に文庫化するなんてことは・・・無いでしょうね?しかし、この作家の場合、文庫化すると大幅な書き直しが普通であるというから、映画には間に合わないか。まさかとは思うが、映画版『レディ・ジョーカー』とか出さないでね。
10月14日(木) 『黒革の手帖』
の連続ドラマが今日から始まった。私はBS2で『自転車泥棒』という古いイタリア映画を見てしまったせいで、ドラマは見ていない。しかし、うう、せっかく原作(松本清張)を読んで感想文を掲載しようと思っていたのに、いろいろ忙しくて間に合わなかった。まだ実は1行も読んでいない。
まあいいか。最近気づいたのだが、ある本が話題の頂点にあるときというのは、その本を売ろうという出版社やオンライン書店などが販促をかけるせいか、どうも検索エンジンにはこのサイトのような無料・非商用・小規模サイトは上位には載りにくいのである。また話題になると非商用サイトでも当然話題にすることが増えるので、競争も激しくなる。たとえば『セカチュー』などはトータルで1万件以上が検索結果として出てくるのではないか?
ちょっと話題から外れた頃に載せて、アクセスしてくれる人を狙うというのでもいいかなと思うのである。(いや決して、「落穂ひろい」という意味ではありません。)
10月13日(水) 今年のタイガース
は今日が最終戦であったが、横浜に勝てなかった(泣)。昨年の興奮が嘘のようである。
昨年は87勝51敗2分、勝率.630で堂々の優勝だったが、今年は66勝70敗2分、勝率.485で4位という結果になった。この違いはどこから来たのか?いろいろな要因はあげられるだろうが、ひとつ私がこの2年間の戦績を見て気になるのは、タイガースが昨年7月25日の時点で貯金(つまり勝数から負数を引いた値)が40に到達していたという事実である。
えーっと、サンスポのウェブサイトなどから見てみると、これは昨年の87試合目である。このとき実に63勝23敗1分で勝率.733という驚異的な数字を残していたのである。
ということは昨年の88試合目から140試合目までの53試合だけを見ると、単純な計算で、24勝28敗1分、勝率.462である!つまり、昨年の7月25日から阪神は5割に達していなかったのである!
数字だけを見ても仕方が無いが、阪神が強かったのは実は去年の7月ごろまでだったということなのか?来年は交流試合もあるというし、どうなるか?
10月12日(火) ブラックジャックが
マクドナルドの宣伝するなんて・・・。昨日から始まったアニメ「ブラックジャック」ではBJ役の声優が「ここまでの提供はXXX、これからの提供は○○○・・・」の部分も担当していた。強烈な違和感を感じるなあ。あっちょんぷりけ!
今日会社帰りの電車には何のコミック雑誌か名前は忘れたが、中吊り広告に、なんとまた「ブラックジャック」の文字が!原作・手塚治虫で当代の漫画家たちが新作を!ということらしい。これってよく知らないけど、公認のコミケみたいなもん?
私は漫画はほとんど読まないが、漫画自体を軽蔑しているとか軽視しているとかいうことは無い・・・と思う。そこまでの暇いや能力・感受性が無いだけである。ただし、通勤読者としてはあの漫画雑誌のサイズは場所をとりすぎるので、せめて単行本(なんとかコミックス)になったものを読んでくれないかなあとは思うのである。
10月11日(月) ダイエーが
敗れた!パ・リーグのプレーオフ第5戦、西武に延長10回まで粘ったのに4−3で負けた!うーむ。やはり親会社の再建問題が微妙に影響したか?関係無いか?
しかし、来年はともかく、それ以降の存続が危ぶまれるチームであるだけに、私としては、昨年の借りを返すことを、タイガースに代わって落合ドラゴンズに期待していたので、少々残念ではある。
親会社の再建問題では、ダイエーは「産業再生機構」に頼らず、「民間主導」で行くと粘り、それでは支援ができないと「主力行」のUFJ、三井住友、みずほコーポレートが再考を促していると報道されている。うーむ。これは複雑すぎて、ちょっと理解できないな。どっちが税金投入が少なくてすむのか?わかりやすく報道してもらいたい。
原油価格が高騰を続けている。ニューヨーク市場では一時53.76ドルという最高値を更新した。このニューヨーク市場自体は証券化された原油であるから、現物の需給関係のみで値段が決まるわけではない。しかし、これによって大儲けしている人たちがいるはず。誰だろう?
10月10日(日) 台風一過で
暑く、晴れた一日になるでしょうという昨日の天気予報はまたはずれ、ときおり小雨のぱらつく肌寒い、曇りがちの一日であった。
いつもの日曜日のように本屋さんへ行く。ノーベル文学賞受賞のイェリネクの本を探して見たが、見当たらなかった。昨年のクッツェーはまだ積んであったが・・・。
フランスの哲学者、ジャック・デリダ(1930-2004)が亡くなった(8〜9日?)というニュースを知っていたので、哲学書コーナーに行くと『エクリチュールと差異』など聞いたことのある本を多数発見。でも買わなかった。高いんだよね。私が読んだことのあるのは、『言葉にのって』(1999)という、インタビュー集のような本。これはちくま学芸文庫版で2001年に翻訳が出ているものだが、250ページぐらいしかないのに950円+税という価格であった。今パラパラと見てみても、あー難しい。デリダ?だれだ?
というわけで、本日買ったのは@雫井脩介(しずくい・しゅうすけ、1968-)『火の粉』(2003、幻冬舎→幻冬舎文庫)、A色川武大(いろかわ・たけひろ、1929-1989)『うらおもて人生録』(1984、毎日新聞社→新潮文庫)、B京極夏彦 『ルー=ガルー 忌避すべき狼』(2001、徳間書店)、Cディクスン・カー 『緑のカプセルの謎』(原著1939、創元推理文庫)、D綾辻行人『黒猫館の殺人』(1992、講談社ノベルス→講談社文庫)、E住井すゑ『橋のない川(七)』(1992、新潮社→新潮文庫)で計5,192円也でした。でもたぶんデリダを1冊買うとこの値段を超えてしまっていただろう。
@の『火の粉』は帯に「映画化 テレビドラマ化決定!!」とあったので思わず買ってしまいました!あれっ?最近見たぞこの名前、そうだ『犯人に告ぐ』(2004、双葉社)というのを先週か先々週に買ったばかりだった。
10月9日(土) 台風22号が
接近中である。近来にない強い勢力を保ったままだという。昔は台風が近づくと学校が休みになるのが楽しみだったが、週末では何の意味も無いな。
ノーベル文学賞はオーストリアの女性作家、エルフリーデ・イェリネク(1946-)に決まった(7日)。全然知らないなあ。翻訳作品もあるようなので、びっくりして増刷をかけた出版社が帯をつけた本が出回る頃に買って読んでみようかな。
でも去年の受賞者は誰だっけ?そうそう、J. M. クッツェー(南アフリカ)。このときも何か読んでみようかなと思ったことは覚えているが、結局本も買わなかった。過去の受賞者で私が読んだことのある作家は多分、15,6人しかいない。
台風で停電にでもなってしまうと困るので、はやめに日記を、いちおう書いておく。(現在13:45)
私が住んでいるあたりではたいした被害も無く、台風は通り過ぎたようだ。しかしいつも思うのは、台風予想と実際との違いである。天気予報でも同じことを感じる。
予報と実績を一覧表にして気象庁は公開してはどうか?そして、たとえば漁師のおじさんの予報と比較する。あるいは小学生の協力を得て、アマガエル100匹を観察してもらう。100人に下駄を飛ばしてもらってその予報と比較する。すでにあるのかどうか知らないが天気予報会社の予報と比較する。
そういう競争や検証が無いと結局は言いっぱなしということになり、そんなことに世界最速のスパコンを入れたり衛星を打ち上げたりするのは、税金の無駄使いなのではないかとも思うのである。(現在22:15)
10月7日(木) 嘘つきは泥棒の始まり
だと私などは教えられたものである。しかし最近私が知ったのは、実は「泥棒だから嘘をつく」ということである。しかも泥棒は嘘を意図的につくのであるから、まずはばれないように努力する。
明白な証拠をつきつけられても、しらばっくれる。また嘘がばれたときの用心に相手から対抗手段を奪っておく。なにしろ泥棒も大物になればなるほど権力と結びつくのが好きで、法律などの研究にも余念が無いのである。(法律のプロを雇うということも可能である。)
善意とか信義誠実とか自由だとかの耳ざわりの良い言葉は自分の嘘と泥棒行為を正当化するためにしか使わない。
何の話かというと、もちろん「イラクに大量破壊兵器は無かった」と米調査団が最終報告書を発表したという件である。フセイン政権による国際テロ組織への援助や同時多発テロとの関与の証拠も無かったという。 (ただし「開発意図」はあったと言っているらしいが・・・)
この大騒ぎと多大な犠牲・破壊はいったい何のためだったのか?
わが日本政府の細田官房長官は「現時点では、そういうもの(大量破壊兵器)がないということは非常に結構ではないかと思う」と述べたそうである・・・。
私もそういう輩に騙されないようにしようとあらためて強く心に誓ったのである。
10月6日(水) 掲載感想文数が
昨日200に到達!公開したのは昨年の5月19日(推定)だから、16ヶ月半ぐらいかかったことになる。半年ちょっとで262本のヒットを打ったイチローの偉大さがわかるではないか、などと書いているとまたそっぽを向かれても困るのでこのへんにしておく。
今週の通勤本は2日で読み終わってしまったので、今度は何気なく手に触れた山本雅男 『ヨーロッパ「近代」の終焉』(1992)という古い新書本を今日から読み始めている。1992年!そうかこの本は、タイガースが最後まで優勝に絡んだ年に発行されたのか。その年を舞台として書かれたのが今やあまりにも有名な小川洋子 『博士の愛した数式』(2003)であるが、『ヨーロッパ・・・』のほうはタイガースとは何の関係も無い。
日本にはあんまり食指をそそるようなニュースも無いなあ。というわけでひさびさに「ニューヨークタイムズ」(電子版)などを見ていると、ノーベル文学賞関連の記事が出ていた。なんでプルーストとかカフカとか大作家がもらってないんだろう?とか選考が政治的すぎるとか、欧米以外の作家がもらうのはいいが、これはその作家の作品のスウェーデン語の翻訳が出ているかどうかということが大きいとか・・・。作家にとって一番のメリットは賞金や映像化権等はさておき、「ノーベル賞作家」という肩書きがつくことだとか、まあたいしたことは書いていない。今年の下馬評もあったが、名前は忘れた。日本人の名前は無かった。
同じ「ニューヨークタイムズ」のベストセラーリストを見ると、何とスティーヴン・キングの『暗黒の塔シリーズ第七部』がフィクション部門の1位になっている。キングの「ライフワーク」と自分で言っているらしいこのシリーズ。私は1巻も読んでいないが、角川文庫で第4巻まで持っている。たしか第5巻は単行本の翻訳が出ていたハズ?そろそろキングもまた何か読んでみようかな。でもキングを読み出すと他の作家の本が読めなくなるからな、面白すぎて。
10月4日(月) プロジェクトX顛末記 予告編
ここでときどき触れていた、プロジェクトX(エックスでは無くバツ?)。ついに本日立ち直る見込みがほとんどなくなった。
しかし、私に課せられた守秘義務などの法令遵守義務の範囲で徐々にここに至った顛末を公開していくことにしたい。
なぜなら、現状ではこのアイデアが実際に商品として実現され、消費者が利用できる見込みはゼロに近いからである。公開することによって、このアイデア自体をどなたかが実現してくれるようになれば私としては自らが利益を得ることがなくても、すでにこのような状態になっている限り、次善策として満足である。
本日はその予告編である。と言っても、何のことやらさっぱりという方がほとんどだと思うので、別のコーナーかウェブサイトを立ち上げるのが良いかもしれないか? あくまでも、このサイトは本の虫・ドット・コムなのであるから・・・。
10月3日(日) 雨の日曜日
こんな日はまさに読書日和、のはずだが、私は本屋に行く日。
『ハリポタ5』に前作ほどの勢いが無いらしい。しかも基本的に本屋の買い取り制(=返品ができない)で、かつ2冊セットの大部の本なのでスペースをとって仕方が無いという記事を読売新聞のサイトで、数日前に読んだ。あおりを食って本来なら並ぶはずの本が返品等の憂き目を見ているらしい。たしかに『ハリポタ5』は本屋の一角に山積み状態だった。
しかし同時に村上春樹も新作『アフターダーク』を中心に、過去の作品、新装版文庫本(講談社)、英訳本などがかなりのスペースを占拠していた。
いやどちらの作家・作品にも含むところはまったく無いんですけどね。
戻って来て、ごろ寝をしながら『薔薇の名前』を読み続ける・・・つもりが、いつものように昼寝をしてしまう。どうして休みの日は時間が経つのがこんなに速いのか。
本日付のアクセス数ランキングでは、吉村正和『フリーメイソン』(1989)が首位となった。毎週のアクセス数の公開は今週で65週目であるが、この本が24作目の首位となった。
なんだか最近、世間のベストセラー・ランキングに登場する本と、このサイトでアクセスの多い本との食い違いが目立つようになってきたような気がする。まあそれはそれでひとつの個性ということでいいとするか。
今週の通勤本は、竹内薫 『世界が変わる現代物理学』(2004)に決定!
10月2日(土) イチロー、大リーグ最多安打記録を更新!
いきなり2安打連続でやってくれました。すごい、すばらしい、と書いている間に4打席目にまたまた内野安打で通算259安打!なんという快挙!
さて、このイチローの新記録達成について、各界から絶賛の嵐である(敬称略):
「すごいの一語に尽きる。あと80年、90年、100年出ないくらいの偉大な選手だ。どんな賞賛の言葉を言っても言い過ぎることはない」(小泉純一郎)
「歴史あるメジャーリーグでも、長い間破られることがなかった記録が新しく書き換えられたことは本当に素晴らしい。」(長嶋茂雄)
「新記録ではなく、大記録だ。『おめでとう』のひと言では済まない。快挙も快挙ですよ」(中村豪・イチローの高校時代の恩師)
「この仕事をしていて一番うれしい瞬間」(久保田五十一・イチローのバット職人)
このサイトも「本の虫」界(?)のイチローを目指して、精進を続けたい。
決してダークダックスの追っかけサイトでは無いことはご理解いただきたい。