本にピアス − 発起人の日記 11 (2004年2月)

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2月29日(日) 奇怪な事件ふたつ

その1    ヤフーBB個人情報流出事件

    逮捕者のなかには、巨大な(政治)力を持つため私のような個人サイトではとても恐ろしくて名前も書けない宗教団体の元(?)幹部が含まれていた。しかもこの元(?)幹部は昔、これも恐ろしくて名前も書けない某政党の最高幹部の自宅盗聴に関与していた。この事実を報道しているのは、私の知る限り昔盗聴された某政党のウェブサイトと「日刊ゲンダイ」だけである。そもそもこの事件そのものが逮捕者が出てからかなりの期間伏せられていた。「読売新聞」がスクープしたということだが・・・。

その2    毎日新聞社長誘拐事件

    私は各新聞社のサイトをよく見ているほうだと思うが、誘拐された当の毎日新聞のサイトにはこの件、全然出ていない。問題は社長が誘拐された事実を(社長が解放されたあとも)報道機関であるのにもかかわらず、1ヶ月近くも隠していたことであり、他の報道機関が報道したあとも沈黙しているということだ。「コーヒー豆の納入をめぐるトラブル」だと(他の報道機関に)発表しているが1ヶ月も黙っているような新聞社の言っていることがはたして信じられるだろうか?

 なにか弱みを握られてるんじゃないのかと疑ってしまうのである。グリコ森永事件の場合は人質にとられていたのはお菓子や食品などだった。毎日新聞の場合は報道そのものなのである。グリコ森永の場合は製品が回収された。毎日新聞の場合は毎日発行されているのである。

 このふたつの事件、忘れてはいけないと思うので書いておく。


2月26日(木) 中央線はがんばっているのに

 このサイトが契約しているレンタル・サーバー、ダウン(メインテナンスと称してますが)の連続です。記録のために書いておくと、

12/28、2/9、2/10、2/11、2/12、2/22、2/23そして本日2/26!運良くこの日記をご覧になれた方はラッキーです。午後10:48現在、このサイトへのメールはダウンしたままです。この拙文もアップロードできるかどうかわかりません。

 まだ8ヶ月も契約が残っているのに・・・。


2月25日(水) 仕事はたいへんだ

 本日というかすでに昨日、新しい仕事のプロジェクトを始めました。といってもこれからですが、プロジェクトX(エックス)になるように(バツじゃなくて)がんばります。

♪風の中の銀河〜


2月23日(月) いつのまにか

レンタルサーバーが切り替えられているようです。メインテナンスだということですが・・・、ちゃんと皆さん見えてますか、このサイト?

けっきょく、アップロードできないまま23日は終わってしまいました。


2月22日(日) 春の嵐

というのか、本日の東京地方、昼間は20度を越える陽気だったのが夕方から一変、強風が吹き出し、大粒の雨がこの屋根裏部屋を叩いている。

 本日付の週間アクセスTop10では6週連続首位を占めていた山崎豊子 『白い巨塔(四)(五)』(1969)を抑えて金原ひとみ 『蛇にピアス』(2004)が首位に立った。同時に芥川賞を受賞した綿矢りさ 『蹴りたい背中』(2003)が初登場で6位、同じ作者の『インストール』(2001)もランクアップして5位と、大変動の兆候か?それとも一時的現象か?

 私はこういうサイトを運営しているので思い出せるが普通はすでに前回(半年前)の受賞作も忘れ去られているというのが芥川賞・直木賞受賞作というものに対する世間の受け止め方である。

 ちなみにこのサイトで感想文を載せている芥川・直木賞受賞作は上記2作以外では次の通りである:

芥川賞:

花村萬月 『ゲルマニウムの夜 王国記 T』(1998)

平野啓一郎 『日蝕』(1998)

吉村萬壱 『ハリガネムシ』(2003)

直木賞:

ねじめ正一 『高円寺純情商店街』(1989)

宮部みゆき 『理由』(1998)

金城一紀 『GO』(2000)

重松清 『ビタミンF』(2000)

石田衣良 『4TEEN フォーティーン』(2003)

とここまで書いてレンタルサーバーにアップロードしようとすると、またまたダウンしている様子。

 ご迷惑をおかけしております。(私が最大の被害者なんですけどね。)


2月20日(金) でも日付は変わっています

 つまり、本日もお酒を飲んで、仕事をしていました。いや仕事をしながらお酒を飲んでいました。眠い。またお会いしましょう。


2月19日(木) 『バカの壁』が311万部!ノンフィクション系新書の新記録!

 いやー、おめでたいことです、養老先生、ことしの確定申告はたいへんですね〜。

 しかも、4月には続編が出ることが決定したそうです。

 次はどんなタイトルなのかな?「続・バカの壁」?これでは当たり前すぎる。それにフツーは「続」は「正」を超えないでしょ。副題ではつけるかもしれないが・・・。新潮社編集部は必死になって考えているに違いない。

 私もさっきから考えているが思いつかない。「蹴りたい蛇」とか「蛇(蝦)の背中」とか、意味が不明である。

 これが「バカの壁」だったんですね。(泣)


2月18日(水) 「お」について考える

 今日の東京地方は暖かくて晴れていた。奇跡的にこのところ定刻どおりに動いている中央線の車窓から富士山が大きく、くっきりと見えた。

 こんなときは本なんか読まないでいろいろと考えごとをするのである。でも私はサルトルでは無いから考えることといっても高が知れている。

 今朝は、あの「お」について考えた。接頭辞というのか、敬語的・丁寧語的?意味を表す「お」である。「お車が参りました」とか「お客様は神様です」とかに使う「お」である。

 世の中には、「お」をつけるものと「お」をつけないものがあるのだ。

 「お酒」はOK、「おビール」もまあ状況によっては使わないこともないが、「おワインをどうぞ」とか言われるとなんだか汚い感じがするのであるというかそんな使い方はしないのである。

 お味噌汁とかお吸い物は自然だが、おスープとは多分言わないだろう。

 お菓子にお餅、おせんべいとは言ってもおケーキ、おクッキー、おビスケットは?ないないっ!

 やはり外来語には「お」は馴染まないのか?

 お本と言えば、咳払いのようだからか、その場合は「ご本」と「お」ではなく「ご」を使うな。「お宮参り」とは言うが、「お仏」とは聞いたことが無い。「み仏」か?

 「おバカ」や「おマヌケ」はいいが、「おアホ」とは言わない、「どアホ」か?いやこれは強調の「ど」だ。

 ・・・と考えてニタニタしたりすると中央線の中では回りの方の「お」迷惑、いやご迷惑になりますとアナウンスされる、特に定刻通りに運行されている場合はそのアナウンスの調子も高らかに(つまりうるさく)響くのであるが、その前にいくら混んでいても、少し私の周りの空間が広がるのである。けっこうなことだ。


2月17日(火) あ、あ、お・ち・て・ゆ・く〜

Googleの順位のことである。検索エンジン最大手のこの口に出すのも恐ろしい「きららきりい」様のことである。現在このサイトには127感想文が掲載されているが、作者名+タイトルで検索してこの神様の1ページ目に出てくるのが47点、2ページ目のお目にとまっているのが19点、それ以下の、すなわちフツーの人がほとんど目にしないであろう位置にいるのが残りの61点!!

日曜日には同じ127感想文中、それぞれ65、13、49であったからその凋落ぶりは明らかである。

おちればあがると単純なものではないかもしれないが、私の力では如何ともしがたいこの順位。首を洗って、お祈りをしながら上昇を期待するしかないのである。


2月16日(月) 核が欲しいね

とは言っても、原爆や水爆のことでは無い。このサイトで紹介する本のことだけどね。でも私自身の読書傾向に核が無いのだからしかたがない。ふらふらと本と本との間を無節操に行き来しているのである。

 私はサラリーマンだから、それではいわゆる「ビジネス本」を核にするか?しかし世の中に「ビジネス本」といわれている本ほど嫌いな本は無い私のことであるから、そういう本を中心にすえるということは不可能だ。「ビジネス本」を書く人は「ビジネス本を書くビジネス」をしている人なので、それ以外のビジネスにいる人には無用のことが多いということもある。

 それでは作家は小説を書くことをビジネスにしている人ではないのか?その通りだが、小説が提供するサービスはたとえば癒しであり、愛であり、感動や冒険等々であり虚構であることはみんなわかって読んでいるのだからそれはそれで筋が通るのである。だれも小説の登場人物のように行動しようとは思わないのである、普通。

 小説家になりたいための人の本というのはそういう意味では「ビジネス本」と言っていいかもしれないが、その種の本自体が大仕掛けなフィクションであるということも多いので警戒が必要である。

 しかし、小説家は同時にアイドルやスターにもなりうるのである。きっと太宰治の時代からそうだったはずだ。現代はどんな職業に就いていてもその世界でのアイドルやスター(あるいはカリスマ)を生み出しやすい時代である。これはひとつにはTVや新聞雑誌などをとにかく埋めていかなければいけないというメディアの側の都合というものがあると思う。いつまでも歌手・俳優・「タレント」・スポーツ選手だけでは放送時間・紙面が埋められないのである。競争に勝てないのである。したがって、どんどんアイドルも細分化されていく。卓球少女から美容師、ホスト、茶髪弁護士、ヤンキー先生からアゴヒゲアザラシにいたるまで種は尽きないのである。

 作家の場合とくに現実と作品世界という二重の虚構の仕掛けが成立しているからことは複雑である。筒井康隆はほんとにあんなにハチャメチャなのかとか?金原ひとみは刺青をしているのかとか、中島らもはマジにアルコールとドラッグにやられているのかとか・・・読者はいろいろ想像しながら読むのである。

 そうなるともうこれは文章の力だけでは無いのであって、いかに自分を世に見せるかという戦略が必要である。あー、いつのまにか作家になりたい人のための本の一節のようになっている!

 でも、別に今日は(も)なにか結論を出そうと思って書いているんじゃないからね。

 しかし結局私程度の読み手はそんなところがけっこう気になるのであって、それじゃあ噂話レベルと変わらんじゃないかと言われても仕方が無いが、そんな興味を持って読んでくれる読者がたくさんいる作家はなかなか成功している作家なのではないかと思うよ、ビジネスとしてはね、少なくとも。


2月13日(金) 「文藝春秋」、異例の増刷

 芥川賞受賞作、金原ひとみ 『蛇にピアス』と 綿矢りさ 『蹴りたい背中』を全文掲載した月刊誌「文藝春秋」が20万部の増刷を決め、100万部に達したという。普段のこの名門雑誌の発行部数は65万部程度らしい。編集長によると「ふだんの実売からみて、40万部ほどが芥川賞効果だと思う。中高年のビジネスマンの関心が高い」・・・。すでに単行本も『・・・・背中』が60万部、『・・・ピアス』が35万部とベストセラーだという。

 ふーん、まあ動機はどうあれ本が読まれることはいいことだと思うよ。ただね、私が気になるのは、いきなり受賞者が若返っちゃって、間の世代はどうなるのかな?ということ。次回受賞作でさらに若返っちゃったりすると、「失われた70年代生まれ」とか、そんな言葉が生まれそうですね。まあ、賞はあくまでもキッカケであればいいわけですから・・・。でもなんで「中高年のビジネスマンの関心が高い」のか?司馬遼太郎でも読んでりゃいいんだよ〜、私も含めてね。


2月11日(水) 怠惰な休日

 週の真ん中に休みがあるといいものですね。私の推測ですが、日本中が週休3日制になったとしても世の中にあまり影響は無いだろうと思います。むしろそれによって新たな需要増が生まれ、需給バランスが回復し、技術水準も上がるだろうと思うのですが・・・。

 日本には無駄なことが多すぎます。というか、無駄を重ねることが努力だという風に考える人たちが多いように思われます。最大の無駄は「お説教」「教育」「マニュアル」といった類の、人をある方向に動かそうとするための努力です。人間はそんなに変わるものではないし、変わるときにはそのようなもの無しに変わるのではないかと最近思うようになりました。あるいは変わる人は変わるが変わらない人は変わらないということかもしれません。

 この「日記」の類がいちばん無駄なのではということは棚に上げて、そのようなことを考えました。


2月10日(火) とか言いつつも、

今はすでに11日、午前0時30分を過ぎています。引きこもりをやめて宮仕えを再開すると、酒を飲む機会が増えますね。私はもっと本が読みたい!


2月8日(日) 今週のアクセスTop10

はご覧の通りです。(1)映像化作品組、(2)古典組、(3)受賞・ランキング上位本など話題本と大まかに言うと3種類の本が毎週のTop10を占めるという構図は定着してきています。しかし、そういう本ばっかり読んでいるとこのサイト全体が言わば「アマゾン化」(失礼)するということにもなりかねず、やはり本の選択が難しいところです。

 と悩みつつ今日は定例の本屋さん行き。悩んで悩んで−でも悩んでいるときがけっこう楽しいんですよね−4冊本を買いました。未読本の山に埋もれてしまうか、感想文がこのサイトに載るかはわかりませんが・・・。


2月7日(土) 日本小説の海外進出

 桐野夏生(きりの・なつお、1951-)の『OUT』(1997、講談社→講談社文庫)がアメリカ推理作家協会賞、MWA賞の最終候補に残っているという。是非受賞してもらいたい。

 キモノ、繊維製品、船、鉄鋼、自動車、電化製品などなど日本発のモノが世界中で利用されている例は多い。モノだけではない。近年では、アニメやゲームソフトなども世界のオタクたち(だけではないが)に強烈な影響を与えている。いわゆる純文学の世界でも、2人のノーベル賞作家(川端康成、大江健三郎)をはじめとして世界で高い評価を得てきたものもある。

 しかしなんといってもエンターテインメント小説の分野では日本は圧倒的に入超である。しかし、翻訳のせいか、私の歳のせいか知らないが、現代のこの分野では日本製のほうが海外製より圧倒的におもしろいような気がする。

 もっと日本のエンタメ小説が海外で読まれるためには、翻訳者の養成が急務である。おーい!おまえら六本木とか麻布で遊んでばかりいないで日本の小説をもっと読めよ〜っ!って誰に言ってんだかわかりませんが・・・。


2月5日(木) 今日も飲んでしまいました

 ほんとは本を一冊読了しているのですが、その感想文も書けず、このまま寝てしまいます。感想文は明日(多分)アップします。それでは皆様、安らかにお休みください。


2月3日(火) 節分で

 歳の数だけ豆を食べるのが苦しくなってきました。子供の頃は大人がたくさん食べるのがうらやましかったものですが・・・。

 でもだんだん春が近づいてきました。今ごろが一番寒い季節ですからね。


2月1日(日) あっという間に

2月ですね。とは言っても実は、1ヶ月で世の中も本の世界もいろいろなことがあったと思いますよ。というわけで今月の日記のタイトルが決定しました。(別に私がピアスをしているわけではないのですが・・・)

 日曜日が月の初めと重なると、定期更新箇所が多くて大変です。とりあえず、枠を作りました。あとでまた何か書くかもしれません。


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