いきぎれ日記 − 発起人の日記 7 (2003年10月)
10月31日(金) 作家の故郷シリーズL 東京 その4
東京で停滞中です。
中島敦(1909-1942)。国語教科書の定番作家ですね。若くして喘息で死亡。新潮文庫版の『李陵・山月記』(単行本化されたのは1946か?)を読了。
江上不二夫(1910-1982)。生物学者。名大・東大教授などを歴任。『生命を探る 〔第二版〕』(1980、岩波新書)を読了。
中村孝俊(1910-)。経済学者。『日本の巨大企業』(1983、岩波新書)。この頃はまだ日本の巨大企業もかわいかったころでしょう。
八杉龍一(1911-)。生物学者。『生物学の歴史』(1984、NHKブックス)を読了。
田宮虎彦(1911-1988)。作家。新潮文庫版『落城・足摺岬』(『足摺岬』は1952)を読了。
武田泰淳(1912-1976)。『森と湖のまつり』(1958)を読了。「ひかりごけ」(1954)や『富士』(1971)なども読んでみるつもりだが、本の山に埋もれている。
都留重人(つる・しげと、1912-)。経済学者。一橋大学長などを歴任。サミュエルソンの翻訳者としても有名。『体制変革の政治経済学』(1982、新評論)を読了。
金田一春彦(1913-)。国語学者。『日本語 新版』(1988、岩波新書)。評点9。
岩崎武雄(1913-1976)。哲学者。『哲学のすすめ』(1966、講談社現代新書)。うーん、なぜか評点2と記録されております。きっと私にはわからなかったのでしょう。
田中英光(たなか・ひでみつ、1913-1949)。『オリンポスの果実』(1940)。オリンピックにボートで出場。(1932年のロサンゼルス大会)。太宰治の弟子で太宰の墓前で自殺。
さて、ここで一息。今日も10人ご紹介しました。
10月29日(水) 作家の故郷シリーズL 東京 その3
このサイト、実は新しいサーバーに移行しました。シームレスな移行ができたようです。
さて、東京の続きです。
呉茂一(くれ・しげいち、1897-1977)。古代ギリシア・ローマ文学の研究者。『ギリシア神話』(1956、新潮社→新潮文庫)を半分読了。学者の家系に生れた人のようです。
石川淳(いしかわ・じゅん、1899-1987)。『至福千年』(1967、岩波書店→岩波文庫)を読了。『狂風記』(1980、集英社→集英社文庫)は途中で挫折。再挑戦してみたい。
批評の神様、小林秀雄(1902-1983)。私たちのときは国語の入試問題の定番でしたね。そのせいでいやになったのか、私が読んだのは『考えるヒント』(1964)のみ。評点は9。もっと読んでみます。
堀辰雄(1904-1953)。読んだ記録が残っているのは新潮文庫版で『燃ゆる頬・聖家族』(1932)と『風立ちぬ・美しい村』(1938)。後者の評点7!うー、なんというか私にはちょっと合っていないような気がしました。
幸田文(こうだ・あや、1904-1990)。『おとうと』(1957)。明治の文豪、幸田露伴(1867-1947)の次女で、作家青木玉(1929-)は娘。文学の「世襲」は政治家よりはるかに難しいのに立派。
円地文子(えんち・ふみこ、1905-1986)。『女坂』(1957)読了。源氏物語の現代語訳もある。
波多野完治(はたの・かんじ、1905-2001)。心理学者。お茶の水女子大学学長をつとめる。『子供の認識と感情』(1975、講談社学術文庫)読了。
湯川秀樹(1907-1981)。日本人初のノーベル賞受賞者(1949、物理学賞)。『旅人』(1958、朝日新聞社→角川文庫)を読了。幼少期からの自伝だったと思います。東京生まれだが、京大卒、京大教授で米国コロンビア大学教授をしていた期間を除いては京都に住んでいた?(大阪大学にいたこともあったらしいから)兄弟、父など高名な学者を輩出した一族に生れる。戦後は平和運動にも力を尽くした。
宮城音弥(みやぎ・おとや、1908-)。心理学者。岩波文庫などに啓蒙的な心理学の本をたくさん書いている。『新・心理学入門』(1981、岩波新書)を読了。今もお元気なんでしょうか?
大岡昇平(1909-1988)。『野火』(1952)、『レイテ戦記』(1971)の約三分の二、『事件』(1977)を読了。戦争にこだわり続けた人だったという気がします。そしてこだわりは大切です。
いやあ、こうしてみると、もっともっと読む本がありますね。本日も以上10名でまた明日以降に続きます。
10月28日(火) 作家の故郷シリーズL 東京 その2
政権選択が問われている衆議院選挙が公示されたこととは何の関係も無く、作家の故郷シリーズは続くのである。
勝海舟(1823-1899)。幕府の要人として江戸無血開城。『氷川清話』(1898、評点9)。
内村鑑三(1861-1930)。キリスト教無教会主義の創始者。米国留学経験有り。「後世への最大遺物」(1894)、「デンマルク国の話」(1911)が岩波文庫に入ってます。
二葉亭四迷(1864-1909)。筆名の由来、父親に言われた「くたばってしまえ!」→「ふたばていしめい」はあまりにも有名。言文一致の確立者。ツルゲーネフなどロシア文学の翻訳家。『浮雲』(1889、評点9)。「朝日新聞」特派員としてロシアへ、帰途船上で客死。
樋口一葉(1872-1896)。肺結核であまりにも短い生涯を終える。『にごりえ・たけくらべ』(岩波文庫)を読了。よく覚えてません。
有島武郎(ありしま・たけお、1878-1923)。内村鑑三の影響でキリスト教、海外留学(米欧)、白樺派、社会主義そして虚無主義といろいろな思想的遍歴を遂げた人。最後は軽井沢で人妻と心中。『小さき者へ・生れ出づる悩み』(1918、岩波文庫所収)を読了。
永井荷風(ながい・かふう、1879-1959)。『濹東綺譚』(1937)を読了。渡米・仏経験有り。じっくり読んでみたい作家のひとりです。
中勘助(1885-1965)。漱石絶賛の『銀の匙』(1921)で世に出る。この本以外には読んだこと無いが、漱石・岩波書店の関係からか、「読者が選んだ私の好きな岩波文庫」では堂々の第3位になっている。
武者小路実篤(むしゃ(の)こうじ・さねあつ、1885-1976)。白樺派。『友情』(1920)を読了。
谷崎潤一郎(1886-1965)。いずれも新潮文庫版の、『刺青・秘密』(1911、評点10)、『痴人の愛』(1925)、『蓼食う虫』(1929)、『卍』(1931)、『吉野葛・盲目物語』(1932、評点8)、『春琴抄』(1933、評点9)、『猫と庄造と二人のおんな』(1937)を読了。関東大震災後に関西に転居。亡くなったときは(神奈川県)湯河原に住んでいた。
芥川龍之介(1892-1927)。私が何を読んだかなどはどうでもいいほどの有名作家。自殺。長編小説は残せなかった。(そのせいで芥川賞は長編があんまり受賞しないのか?)
さて、ちょうど時間となりました。本日東京篇その2は以上10名の作家のご紹介で明日以降に続きます。
10月27日(月) 作家の故郷シリーズL 東京 その1
さて、いよいよ東京です。でもここは多いよ。まずは『百人館』宿泊中の作家から。
国民作家ナンバーワン、夏目漱石(1867-1916)。生まれたのはまだ東京が江戸の頃。
軽妙なエッセイやユーモア小説と同時に(カトリック)信仰についてテーマにした作品も残した遠藤周作(1923-1996)。漱石は英国だけどこの人はフランスに留学経験(1950-1953)有り。
池波正太郎(1923-1990)。鬼兵、仕掛人、剣客商売など絶大な人気の時代小説を次々に生んだ。『殺しの四人 仕掛人・藤枝梅安』(1973)など。
隆慶一郎(1923-1989)。不世出の傑作、『影武者徳川家康』(1989)など。本名(池田一朗)で多数の映画・TVの脚本を書いた。小説家としての期間は残念ながら短かった。
安部公房(1924-1993)。前衛的な手法を駆使して独自の世界を築いた。海外でも高い評価を得た。生まれは東京だが幼少時を旧満州で過ごした。
三島由紀夫(1925-1970)。自衛隊に決起を呼びかけた後割腹自殺。世界的にも有名。
西村京太郎(1930-)。作家所得番付の常連で2時間ドラマ原作の王様。十津川警部を生んだ。
内田康夫(1934-)。この人も高額所得者。浅見光彦(お兄さんが警察庁幹部)シリーズ。現在は軽井沢の住人?
椎名誠(1944-)。おそらくテレビ出演の王様。雑誌「本の雑誌」編集長→スーパー・エッセイスト→小説家となった今も世界を旅する行動派。
笠井潔(1948-)。「本質直感」で推理する矢吹駆シリーズ(『バイバイ、エンジェル』(1979)など)。評論も多数。現在は八ヶ岳山麓に居住。この人も渡仏経験があるそうだ。(1974-1976)
浅田次郎(1951-)。今や大文豪の風格も出てきたか。『蒼穹の昴』(1996)など。平成の泣かせ屋?
花村萬月(1955-)。(初期の?)浅田次郎と同じくこの人もなんだかヤバそうな雰囲気を持っていた。でも芥川賞なんか取っちゃって変わったか?受賞作が『ゲルマニウムの夜 王国記 T』(1998)。
宮部みゆき(1960-)。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いの人気作家。直木賞受賞作の『理由』(1998)など。
真保裕一(しんぽ・ゆういち、1961-)。アニメのディレクターをやっていたそうです。『奪取』(1996)は私の10点満点作品。
さて、以上14名で、一息入れて・・・。
日本シリーズも終わってしまいました・・・。私にとっては残念な結果でしたが、147試合も見せてくれてありがとう!
東京の続きは明日以降にお届けする予定です。
10月24日(金) 作家の故郷シリーズK 埼玉
社会派(推理)小説の巨匠、森村誠一(1933-)と叙述トリックの折原一(1951-)が埼玉生まれで、私が選んだ『百人館』に現在「宿泊中」でいらっしゃいます。折原一については『倒錯の死角(アングル) 201号室の女』(1988)の感想も載せています。
弁護士の伊佐山芳郎(いさやま・よしお、1939-)。私が読んだのは『嫌煙権を考える』(1983、岩波新書)。反タバコ派の人たちにとってはバイブルのような本だそうです。最近判決の出た「たばこ病訴訟」(原告側敗訴)の弁護団団長をされているようです。
推理作家の北村薫(1949-)。女子大生の「私」と落語家・円紫師匠を主人公にしたシリーズの第一作『空飛ぶ馬』(1989、東京創元社→創元推理文庫)、第二作『夜の蝉』(1990、同左、評点9)と『スキップ』(1995、新潮社→新潮文庫、評点9)を読了。最初は覆面作家でペンネームも「薫」だったので女子大生かと間違われたそうだが、本人は中年の高校教師だった!という話は有名ですね。
『GO』(2000)で直木賞を受賞した金城一紀(かねしろ・かずき、1968-)も埼玉県生まれだそうです。
さて、私が知らない、埼玉出身者は?
鳥羽亮(1946-)?剣豪小説や伝奇小説をたくさん書いているようです。デビュー作は江戸川乱歩賞を受賞した『剣の道殺人事件』(1990)。聞いたことある。で、作家になる前は教員。
狗飼恭子(いぬかい・きょうこ、1974-)。『冷蔵庫を壊す』(1995)など。あの幻冬舎からたくさん本を出してますね。
永遠の幼稚園児、野原しんのすけ(?-)。春日部市に住民登録されたようですが・・・。
埼玉も、人口の割りには、そして芸能人では有名人が多い(所ジョージとか爆問の太田光とか・・・)のにもかかわらず、本を書く人は少ないようです。(あ、所も爆問も本出してるか。)
さて、私が密かに応援する球団は本日も勝利を収めました!(公的資金=税金を投入してもらっている銀行から債権放棄をしてもらっている親会社が経営する球団に負けるハズは無いのである?)
10月23日(木) 作家の故郷シリーズJ 千葉
さていよいよ首都圏に突入です、千葉県。
やはりまずはこの人、国木田独歩(1871-1908)、といっても最近はあまり読まれていないような気がします。読んでもよくわからなかったりして・・・文語だしね、『武蔵野』(1901)。今では信じられない武蔵野地方(とは言っても独歩が定義している武蔵野はかなり広範囲にわたっています)の情景です。本の山に『号外・少年の悲哀 他六篇』(岩波文庫)を発見。
歴史学者の色川大吉(1925-)。現在は東京経済大学名誉教授。『自由民権』(1981、岩波新書)を読了の記録あり。
イスラムやアラブの思想史の牧野信也(1930-)。私が読んだのは『イスラームとコーラン』(1987、講談社学術文庫)。評点6。うーん、やっぱりなじみの薄いものは忘れやすいのだ。
菊地秀行(1949-)。『魔界都市<新宿>』(1982、ソノラマ文庫)。どうやらこの作品がデビュー作のようだ。評点3。本の山の中に『妖魔陣』(1985、光文社文庫)と『妖戦地帯1 淫鬼篇』(1985、講談社ノベルス→講談社文庫)を発見。妖しいなあ!
つい先日読了した『重力ピエロ』(2003)を書いた伊坂幸太郎(1971-)も千葉県生まれ。
以上5人です。なんだか淋しいなあ。人口は多いのになあ。
篠原一(しのはら・はじめ、1976-)。『壊音』(1995)で文学界新人賞(1993)を(最年少?)受賞の女子高生作家のさきがけ?現在は立教大学大学院博士課程だそうです。
直木賞を『生きる』(2002)で受賞した、乙川優三郎(1953-)。さらに『狼奉行』(1992)で受賞した高橋義夫(1945-)。
中野孝次(1925-)。『清貧の思想』(1992)とか『ハラスのいた日々』(1987)の名前は聞いたことあります。
それはさておき、劇的でしたね〜。日本シリーズ第4戦。金本のホームランでタイガースが連夜のサヨナラ勝ち!私の密かに応援するタイガースが2−2のタイに持ち込みました。エッヘッヘッヘ!メイク・ミラクル!の長嶋茂雄監督もたしか千葉県出身でしたね、関係無いけど・・・。元阪神タイガースなのに今では日本テレビの解説者の掛布雅之も千葉県出身!誰でもクン付けで呼ぶのがちょっと耳につきますが・・・。いかんいかん、これは読書のサイトなのであった!
10月22日(水) 作家の故郷シリーズI 群馬
ついに群馬までやってきました。
自然主義文学の田山花袋(たやま・かたい、1871-1930)。館林生まれ。1886年に一家で上京したということです。私が読んだのは『蒲団・一兵卒』(岩波文庫、1908の『花袋集』に所収?)。
精神科医の石川信義(1930-)。岩波新書の『心病める人たち』(1990)。これはお薦めです。(評点10!!)
歴史学者の笠原十九司(かさはら・とくし、1944-)。これも岩波新書で『南京事件』(1997)を読了。この事件については最近いろいろと論争があるようなので読んでみました。ネットでちょっと調べるといろいろと攻撃されているようですが・・・。
さて、以上3人!以下は私が読んだことの無い作家たち−。
浅田晃彦(あさだ・てるひこ1915-1996)。うーん、知りませんでした。軍医や開業医が本職で坂口安吾の友だち?内田康夫の生んだ名探偵にそっくりの名前ですね。『乾坤独算民』(1968)で直木賞候補。
私はほとんど詩を読まないのですが、忘れてはならないのが萩原朔太郎(1886-1942)。詩集『月に吠える』(1917)は昔読んだような・・・?
ミステリ関連では、樋口有介(1950-)。『ぼくと、ぼくらの夏』(1988)など。斎藤肇(1960-)。『思い通りにエンドマーク』(1988)?知らないなあ。
コピーライターの糸井重里(1948-)も群馬県出身だったんだね。著書多数。
若くしてエレキギターで感電事故死した、山田かまち(1960-1977)。画家・詩人だったそうですが・・・。詩集『17歳のポケット』(1993)など。高崎市には水彩美術館もできているようです。
で、本日の日本シリーズ第三戦は見事タイガースがさよなら勝利!はよかったんだけど、中継のTV朝日っ!何で途中でいきなり終わるんだよ?しかも監督・ヒーロー(藤本)インタビューをブチブチにコマーシャルで寸断して、挨拶も無いままに終わったような気がするが・・・。これは東京地方だけか?
10月21日(火) 作家の故郷シリーズH 栃木
本日の日本シリーズ第三戦は雨のため順延ということになりました。それでは栃木に行きたいと思います。
私が読んだことのある作家は−。
小此木真三郎(おこのぎ・しんざぶろう、1912-?)。歴史学者?。岩波新書(黄版)の『フレームアップ』(1983)。中身は失念しています。
ノンフィクション作家の柳田邦男(1936-)。私が読んだのは、『零式戦闘機』(1977、文藝春秋→文春文庫)。評点6。『ガン回廊の朝』(1979、講談社→講談社文庫)も本の山に発見、未読。この人はNHK記者から作家に転じた人ですね。
桜井哲夫(1949-)。『ことばを失った若者たち』(1985、講談社現代新書)を読了の記録あり。現在東京経済大学教授、専攻は社会学。どうでもいいけど、ミュージシャンなど同名異人が多いなこの名前!でも最近どっかで見たよ、あったあった、最近買ってきた本の山の中に、『フーコー 知と権力』(1996、講談社現代思想の冒険者たち26のselect?版)。この人は講談社選書メチエというシリーズでも『フーコー』(2001)という本を出しているぞ。
以上3人でした。さてそれでは無知・無学をさらけ出す、私の読んでいない栃木出身の作家たち:
まずは、大物、山本有三(1887-1974)。『真実一路』(1936)と『生きとし生けるもの』(1927)が積んであるのを発掘!他にも『路傍の石』(1947)とか小泉首相が有名にした『米百俵』(1943)とかの名作が多い人です。私も『路傍の石』は小学生ごろに読んだようなあいまいな記憶があります。東京・三鷹にも長い間住んでいたそうです。(太宰治もそうですね。)
立松和平(たてまつ・わへい、1947-)。テレビに出て栃木弁?の朴訥な感じで話しているのを見たことがあります。本の山の中で、『光の雨』(1998、新潮社→新潮文庫)を発見!もちろん未読。連合赤軍事件を題材にした小説のようです。映画化もされているようです。(未見)
佐竹一彦(1949-)。元警視庁勤務。テレビドラマ化された『ショカツ』(2000)など。
高野悦子(1949-1969)。『二十歳の原点』(1971、新潮社→新潮文庫)。全共闘運動で傷ついて?鉄道自殺した、当時立命館大学生。本の山の中に発見!
高柳芳夫(1931-)。江戸川乱歩賞を受賞した『プラハからの道化師たち』(1979)など。もともと外交官だったそうです。
中村彰彦(1949-)。『二つの山河』(1994)で直木賞受賞。
絵本作家で「14ひきシリーズ」で有名ないわむらかずお(1939-)、と思ったらこの人は東京生まれでした。(現在は栃木県在住)。
さて、そろそろお開きに!栃木出身の広沢っ!明日は打てよ〜っ!
10月20日(月) 作家の故郷シリーズG 茨城
ニューヨークヤンキーズの松井選手はワールドシリーズでも大活躍!というわけで今日は茨城です。しかし茨城出身の人で私が読んだことがあるのは、やっぱり二人しかいませんでした!
中国歴史の小島晋治(1928-)。岩波新書(黄版です)の『中国近現代史』(1986)。丸山松幸(1934-)という人との共著ですが、この本どこかに埋もれていて、この共著者の出身地はわかりません。
江戸川乱歩賞受賞作家の小林久三(1935-)。受賞作の『暗黒告知』(1974)と『むくろ草紙』(1980)を読んだ記録があります。(記憶にはほとんど残っていません。)専業作家になる前は松竹で映画脚本や製作の仕事をしていた人です。いわゆる「社会派」ですね。
さて、それではいつものようにできるだけ行きます。
まずは、乱歩賞作家の中嶋博行(1955-)。弁護士兼作家。受賞作は『検察捜査』(1994)。本の山の中にありました。
夏目漱石が絶賛したという農民小説『土』(1910新聞連載、1912?単行本)を書いた長塚節(ながつか・たかし、1879-1915)。これも本の山に埋もれてました、発掘!新潮文庫版。
直木賞作家では海老沢泰久(1950-)。受賞作は『帰郷』(1994)。読んでみようと思ったことはあります。
出久根達郎(1944-)。『佃島ふたり書房』(1992)で受賞。名前を聞いたことのある程度。古本屋をやっているだけあって、『いつのまにやら本の虫』(1998)という題の本も書いているようです。
薄井ゆうじ(1949-)?すいません、知りません。
漫画家&作家の折原みと?名前聞いたことぐらいしかありません。大塚英志の言うキャラクター小説か?
高野史緒(1966-)。はい、いずれ読ませていただきます。橘悠樹??うーん、時間があれば・・・。
そういえば、当然水戸光圀(1628-1700)=水戸黄門様は茨城出身ということになるのかな?恐れ入りました。
うん?井川、金澤も茨城出身だぁ?・・・・ググッ!あのことは考えないようにしていたのに〜っ!
気分を変えて、明日以降は打たれないように、がんばってね!
10月18日(土) 作家の故郷シリーズF 福島
えーいっ、日本シリーズ第1戦は私にとって不本意な結果に終わったので、福島に参ります。とは言っても、この東北地方最後の県、私が読んだ人は二人しかいませんでした。
小泉武夫(1943-)、東京農大教授。『酒の話』(1982、講談社現代新書)。うーん、あんまり記憶に無いがたしか日本酒は世界に誇るべき酒であるといったようなことが書いてあったような気がする。
青山南(1949-)、英米文学翻訳家。『ピーターとペーターの狭間で』(1987、本の雑誌社→ちくま文庫)。翻訳の苦労話です。発起人評価8点!となっていますが、ちょっと甘すぎたかな?
そのほか有名な人では、
中山義秀(1900-1968)。「厚物咲」(1938)で芥川賞。
玄侑宗久(1956-)。「中陰の花」(2001)で芥川賞。
草野心平(1903-1988)。詩人。
ということで第2戦は必ず勝つ!
10月12日(日) 作家の故郷シリーズE 山形
さて、いよいよ山形です。山形と言えばやっぱりこの人、井上ひさし(1934-)。私は一時かなり集中してこの人の本を読んだことがあります。でもたしかこの人も生まれは山形だけど家庭の事情で各地を転々とし、大学は東京にある上智大学を卒業しています。でも『吉里吉里人』(1981)などに見られるように東北出身ということを意識しているように思えます。
根強い人気を持つ藤沢周平(1927-1997)。『竹光始末』(1976、評点7)、『闇の歯車』(1977、評点7)、『用心棒日月抄』(1978)を読了。つい先日まで『蝉しぐれ』(1988)をNHKドラマでやっていました。『たそがれ清兵衛』(1988)も映画化されました。映像化作品が多いですね。
哲学者の木田元(1928-)。『現代の哲学』(1969、評点8)、『現象学の思想』(1980、評点8)、『反哲学史』(1995、評点9)を読みました。
奥泉光(1956-)。芥川賞受賞作家でもあるが、私が読んだのは『グランド・ミステリー』(1998、評点9)。
『王妃の離婚』(1999、評点8)で直木賞を受賞した佐藤賢一(1968-)。ヨーロッパ中世を舞台にした作品が多いようです。
あっ、それから『日本語は年速一キロで動く』(2003、評点3)を書いた井上史雄(1942-)も山形生まれ。
私が読んだことの無い人では?評論家の佐高信(1945-)。物理学者の佐藤文隆(1938-)。『現代の宇宙像』(講談社学術文庫)という本が本の山に見つかりました。うう、難しそう。たしかこの人は天才バカボンのパパがマンガで物理学を説明する本の中に出てきていたような気がしますが、その本が見当たらない。
ほかにもいらっしゃるでしょうが、今日はここまでといたします。
10月11日(土) JFK
昨日は映像化作品の原作本について書いたが、今日たまたまテレビを見ていたら、「ビートたけしのこんなはずでは!!」という番組(TV朝日系)でケネディ暗殺を取り上げていた。(2時間スペシャル)内容の多くは、私が最近読んだ ジム・ギャリソン 『JFK-ケネディ暗殺犯を追え−』にも書かれていた。(微妙な違いはあるが・・・)
さらに昔のフィルムをデジタル処理したものの再現や音声の分析などテレビと現代のテクノロジーならではの推理を行っていて、なかなか見ごたえがあった。テレビ・映像の強さだね。
しかしおしい。私が読んで感想文を載せたのは9月24日。でもGoogleではまだこの期間のアップデートが(このサイトについて)行われていないのでこの事件に関心がある人もほとんどが私の感想文を見ることはないだろう。(見てどうなるのかということはあるのだが・・・)
今年の11月22日でケネディ暗殺40周年になる。
10月10日(金) TVドラマ・映画の原作本
ちょっと大きな本屋さんに行くとだいたい映像化された作品の原作本や最近では逆に映像作品の小説化(ノベライズ)本が売っているコーナーがある。このサイトでもそうした作品の感想文へのアクセスが多い。もっとも劇的だったのは、 横山秀夫 『陰の季節』である。月ミスでドラマが放映された週のアクセスは群を抜いていた。
よしっ、それではそういう本を読んで感想文を載せようと、買ってきたのが、なかにし礼 『てるてる坊主の照子さん』(2002)。これはNHK朝の連続テレビ小説、「てるてる家族」の原作である。しかし、テレビを見ている人はここで私がけなしたりすると嫌な気分になるということもあるかもしれない。でもテレビは小説とは違うからね。
渡辺淳一の『エ・アロール』というのもドラマ化されているようだが、やっぱり、山崎豊子 『白い巨塔』とかがねらい目か?でもこれは長いよ〜っ!読んでるあいだにドラマが終わっちゃったりしてね。(ドラマも半年放送されるそうだが・・・)
前回のNHK朝の連ドラ「こころ」の原作夏目漱石 『こころ』は読みそこねちゃったしね。ん?違う?
というわけで、テレビや映画とは関係なく、バルザックを読んでいる。映画やテレビがなかった時代の小説だよね。全部を文章で表現するのはほんとうにたいへんなことだと思います。
10月6日(月) 統計の魔の手から逃れる
昨日書いたアクセス統計、ついに過去に遡って毎週のトップ10と累計トップ10を作ってしまいました。あー、疲れた!「人間は計算する動物である」と私、発起人は言いたい!しかし、同時に「人は計算のみにて生くるにあらずといへり」ということわざもある(かもしれない。)この数える行為に捕らえられてしまうと大変です。というわけで計算は一段落。本を読まなくちゃね。
10月5日(日) 先週のアクセスTOP10
というコーナーを作って表紙に載せました。作業としてはけっこう大変ですが、まだまだアクセスが少ないのでこのようなこともできるわけです。
さて、先週のTOP10を見てみると、やはり圧倒的な『バカの壁』、そして続く『老人と海』は先々週と変わりません。横山秀夫はドラマがあるときの一時的現象だったのでしょうか、圏外です。
おーい、Googleやーい!このサイト、9月17日が最後の更新なんだけど、その後どうなってますかあ?
10月4日(土) 作家の故郷シリーズD 宮城
山形は後でじっくりやるとして、今日は宮城です。まずは私が読んだことのある作家から。
多神教の国日本でもこう呼ばれた人はこの人ひとり(多分):小説の神様、志賀直哉(1883-1971)。長編、『暗夜行路』(1937)や「小僧の神様」、「城の崎にて」等数々の名短編を残しています。しかぁあっし!この神様も2歳のときに東京へ移り住んでいますので、むしろその後住んだことのある広島県尾道市などと関連づけられることが多いようです。
梅原猛(1925-)。(いちおう)哲学者。読んだのは『隠された十字架−法隆寺論』(1972、私の評点4)。この人も宮城県生まれですが、京大を卒業してずっと京都にお住まいのようです。たしか日本ペンクラブ会長も務められましたね。
辺見庸(1944-)。共同通信から作家へ。芥川賞受賞作家。『もの食う人びと』(1994)を読みました。9点!最近はブッシュと闘っているらしいのでまた読んでみたいと思います。
宮台真治(1959-)。『尾張なき』じゃなく、『終わりなき日常を生きろ』(1995)。そうそう世の中お祭りは続かないのはわかるけどね。9点!東京都立大助教授。社会学専攻。
恩田陸(1964-)。『三月は深き虹の淵を』(1997)、『puzzle(パズル)』(2000)、『上と外』(2001)を読了。上手です。もっと流行ってもいいと思います。『puzzle(パズル)』は5点だけどあとの2作は10点!!
辺見、宮台、恩田の三氏とも大学は東京の大学ですから宮城土着色は薄いような気もします。
さて発起人が知らないだけの宮城県出身作家:
大池唯雄(おおいけ・ただお、1908-1970)。東北出身初の直木賞作家(第8回受賞)。受賞作「秋田口の兄弟」、「兜首」(1938)。
うう、あとはかなり調べたんですがインターネットでは出てこないんですね。漫画家の石の森章太郎、俳優の菅原文太、鈴木京香は出てくるんですが・・・。
10月2日(木) 作家の故郷シリーズC 秋田
そうなんです。前回(9月27日)、次は山形だっ!と書いてしまいましたが、秋田を飛ばしそうになりました、この月またぎのいい加減シリーズ。ところが、この秋田県生まれの作家で私が読んだ人というのが、二人しかいないんですよね、多分。(岩手県も宮沢賢治と高橋克彦の二人だけでしたけど・・・)
えー、まずプロレタリア文学の小林多喜二(1903-1933)。特高の拷問で殺されてしまいました。岩波文庫から出ている『蟹工船 一九二八・三・一五』(1929頃?)を読んだ記録があります。ところがこの小林も秋田にいたのは三歳ぐらいまでで、その後は北海道に移っているんですよね。小樽出身の作家として考えられることが多いようです。
次は、太宰治が欲しがった芥川賞の第一回目を受賞した石川達三(1905-1985)。数々のベストセラーを書いた人ですが、この人も実は秋田県にいたのは中学1年生ぐらいのときまで。私が読んだ作品は、『幸福の限界』(1948)と『青春の蹉跌』(1968)。今持っていませんが、『人間の壁』(1959)も読んだ記憶があります。
あとは誰?Google等で調べて見ると・・・。
小杉天外(1865-1952)?推理作家の渡辺啓助(1901-2002)?直木賞受賞作家では、『虜愁記』(1966)で受賞(第54回)した千葉治平(1921-1991)?『馬渕川』(1959)で第41回を受賞した渡辺喜恵子(1914-1997)?『凍(シバ)れる瞳』(1988)で第99回を受賞した西木正明(1940-)?知らないなあ。
東京大学学長で政治学者の佐々木毅(1942-)、脚本家の内館牧子(1948-)はテレビで顔を見たことがある程度。
こうやってみると小林多喜二と石川達三だけじゃありませんでした。
えっ?小野小町(809-901?)も秋田出身だったのか。失礼しました。
10月1日(水) とりあえず、枠を作りました
中身はこれからです。
さて・・・・考えてみると、このページからトップページへ戻るための下のリンク・・・。Back to Homeは無いだろうと今気づく。Back Home ならまだわかるが、文法的にヘンである。他のページにもこの表現を多用している。よし、まず、このページから変えるぞ!というわけで変えました。単にHomeにしました。他のページもおいおい変えていきます。
さて、そのHomeというか表紙のページに感想文のアクセストップ4というのを出しているが、実はトップ10を苦労して数えてみた。それによると8月までに公開した63点について、
1. 養老孟司 『バカの壁』(2003)
2. 横山秀夫 『陰の季節』(1998)
3. 石田衣良 『池袋ウエストゲートパーク』(1998)
とここまでは当然表紙に出ている通り。
5. 上田和夫 『ユダヤ人』(1986)
何で?という感じだが、これは1位『バカの壁』と3位『池袋・・・』の間に公開したのでその波及効果だろう。
さすがシェイクスピアというか8月の言葉でこの作品から引用していたからか?
7. 貫井徳郎 『慟哭』(1993)
やっぱりみんな自分が読んだ本についての他人の感想を知りたがるのか?
8. 横山秀夫 『半落ち』(2002)
ドラマ化されている2位『陰の季節』からのリンクのためか?
舞城人気の余波か?
10. 吉村達也 『文通』(1994)
文通愛好家か?吉村達也自体の人気か?
まあ↑はアクセスが多いからいいのだが、問題は少ないものにある。同じ63点について、ワースト10(つまり54位から63位)を公開すると、
56. 美宅成樹『分子生物学入門』(2002)
57. 鮎川哲也『黒いトランク』(1956)
58. エンデ 『モモ』(1973)
59. 鯨統一郎『ミステリアス学園』(2003)
63. クラーク 『2001年宇宙の旅』(1968)
うーん、海外作品の低迷はなぜ?Googleの取り上げ方のせいか?せめて今日はリンクをはっておこう。(でもこの日記へのアクセスが少ないと意味が無いんだよね・・・)