あかぎれ日記 − 発起人の日記 6 (2003年9月)

2003年8月の日記へ

2003年10月の日記へ

過去の日記一覧は、こちらへ

9月27日(土) 作家の故郷シリーズ B岩手

 岩手は宮沢賢治(1896-1933)で決まりでしょう。時代を超越した感じがする人ですね。童話『注文の多い料理店』(1924)とか『セロ弾きのゴーシュ』(発表1933?)、詩集『春と修羅』などで有名です。Googleで検索してみると75,200件も該当しています。(夏目漱石より多い!)

 現代では高橋克彦(1947-)。『写楽殺人事件』(1983)と『総門谷』(1985)を読んだことがあります。『総門谷』にはびっくり、おいおい、そんなのありか、大丈夫か?と思ったことを覚えています。(発起人評価7点。)

 あとは、そうそう、天才詩人・石川啄木(1886-1912)を忘れてはいけませんが、私はちゃんと石川啄木の本を読んだことが無いことに気がつきました。評論「時代閉塞の現状」は読んだことがあるような気がしますが、あとは短歌をいくつか教科書で・・・。

 啄木の生まれた玉山村というところには、石川啄木記念館があるそうですが、盛岡には「啄木・賢治青春館」というのもあるそうなので、多分岩手県出身作家ということではこの二人が入っていればお許し願えるかと・・・。

 吉田戦車?池田文春?あー、コミックスはいちおう対象外ということにします。

 次は山形だっ!


9月25日(木) 作家の故郷シリーズ A青森

 はい、青森と言えばもうこの人しかいませんね。太宰治(1909-1948)。世代を超えて読み継がれている作家の一人です。青森の人たちはこの作家を生んだということだけでもう満足しなければいけません。「太宰ラーメン」とか、「斜ようかん」?とかこの作家関連の産業も盛んなようですから。

 他の作家?

 戦後民主主義の雰囲気を今に伝えている『青い山脈』(1947)などを書いた石坂洋次郎(1900-1986)。戦後本格推理小説の雄、高木彬光(1920-1995)。名探偵、神津恭介の生みの親です。『能面殺人事件』(1949?)とか『成吉思汗の秘密』(1958)を読んだことがあります。映画化されて大ヒットもした芥川賞受賞作『忍ぶ川』(単行本1961)を書いた三浦哲郎(1931-)も青森県出身です。

 没後二十年、ますます評価も高い詩人・劇作家・評論家&「天井桟敷」主催等々の多才ぶりを発揮した寺山修司(1936-1983)も青森県生まれ。私が読んだことがあるのは『家出のすすめ』(1963)、『さかさま世界史 怪物伝』(1974?)、『さかさま世界史 英雄伝』(1974?)。ルポライターの鎌田慧(1938-)も弘前市出身。『去るも地獄 残るも地獄 −三池炭鉱労働者の二十年』(1982)という本を読んだことがあります。

 ええっと、こんなところで青森県の皆様、ご勘弁いただけるでしょうか?ん?室井佑月(1970-)?読んだこと無いよ〜。


9月23日(火) 作家の故郷シリーズ @北海道

 ということで今日は北海道生まれの作家について。現在『百人館』でご紹介している作家のうち、北海道で生まれたのは、三浦綾子(1922-1999)、渡辺淳一(1933-)、佐々木譲(1950-)、京極夏彦(1963-)の四人。うーん、どうでしょう?なんか共通しているようなとこありますか?

 あと有名なのは万年ノーベル文学賞候補?だった井上靖(1907-1991)。『あすなろ物語』(1954)とか『風林火山』(1955)とか名作が多いですね。でもこの人は生まれは北海道だけど3歳ぐらいまでしかいなかったみたいです。

 文化人類学者で『知の遠近法』(1978)や『文化人類学への招待』(1982)を書いた山口昌男(1931-)とか、最近では精神科医で『若者の法則』(2002)等を書いた香山リカ(1960-)とか、『不夜城』(1996)の馳星周(1965-)も北海道生まれのようです。

 うう、たいしたことありませんが、不連続企画ということで、次は青森にでも行きます。


9月22日(月) 第2次小泉改造内閣成立によせて

 世間では、小泉純一郎首相が自民党総裁選で予想通り再選され、党役員人事に続いて本日内閣改造を行った。

 昨日の自民党役員人事で話題になったのは、安倍晋三の自民党幹事長就任。「国民的人気の高い」安倍の幹事長就任は選挙に勝つためだとされている。私が注目したのは、この安倍新幹事長が小泉首相と同じく、いわゆる政治家三代目だということである。安倍の祖父は岸信介元首相。

 さらに、本日の内閣改造で総務大臣に就任した麻生太郎も吉田茂元首相の孫であり、三代目。

 慶賀の至りである。わが国で安定した権力継承が進んでいることを内外に示したわけである。

 徳川幕府が徳川家康の孫の家光(三代将軍)の世代になって初めて磐石の基盤を持ったことでわかるように、二代目ではまだまだ不安定である。

 しかし、アメリカのブッシュ家や北朝鮮の金政権は最高権力者としては二代目であるから、ここは是非安倍幹事長や麻生総務大臣に首相の座を目指して奮闘してもらいたい。さらに留任した福田康夫官房長官は福田赳夫元首相の子息であり、議員辞職はしたが是非田中真紀子元外務大臣にも二代目の首相を目指してもらいたい。(田中角栄元首相はこのように由緒正しい血筋による権力継承を破壊した「今太閤」であったが、二代目以降となると話は別であろう。)

 血は水よりも濃し、である。

 本日のお薦めは、いささか古いが、伊藤昌哉(1917-2002)『自民党戦国史』(上・中・下)(朝日文庫、原著1982,1983)は佐藤→田中→三木→福田→大平の時代の権力抗争劇を描いた読み物で迫力満点である。


9月19日(金) 夏目漱石以前の空白

 私の選んだ『百人館』に「滞在中」の作家のうち、いちばん早く生れたのは夏目漱石(1867-1916)である。考えてみるとオリジナルが日本語で書かれた本(つまり翻訳物以外)で夏目漱石以前の作家は私にはまず言葉が難しくて読めない。文語の意味がわからない。もともと漢文で書かれた作品などはさらにわけがわからない。もちろん漱石以前で二葉亭四迷とか、言文一致運動以降の作家たちもいるが、フツーの現代日本人が読んである程度は意味がわかるのはやっぱり漱石以降ということになるのではないかと思う。(私だけかもしれないが・・・)

 そうだとすれば日露戦争(1904-1905)以降に書かれた作品で私などの頭はできあがっている、すなわちたかだか100年程度で平均的日本人の教養とか文化とかいうものは構成されているということになってしまう。それでいいのか?でもいいも悪いもそうなのだ。

 そして漱石や森鴎外(1862-1922、正しい字が出なくてごめんね!)、島崎藤村(1872-1943)や永井荷風(1879-1959)などはいずれも激しい欧米文化体験をしている。

 そういうことなのである。


9月17日(水) 横山秀夫 『陰の季節』

の感想文へのアクセスが増えているようだ。どうしてなんだろう?と思っていると、この小説、テレビドラマ化されているらしい。TBS系の「月曜ミステリー劇場」(月ミス)。今週はその6作目が放映されたようだ。(残念ながら私は見てないが・・・)やっぱり映像化されると強いんだね。アクセスを伸ばすために短絡的な方法は映像化されている本を読んで感想文を載せることかな?

 『陰の季節』のお陰か、本日、当サイトにアクセスしたコンピュータの台数(重複を除く)は累計2千台を突破した。9月4日に千台突破だから13日間で倍増という計算になる。道頓堀に飛び込んだ人が5300人というからまだまだだけどね。


9月16日(火) 江戸川乱歩

 清涼院流水『コズミック』を読んでいると、江戸川乱歩(1894-1965)のことが書かれていた。(この作品は乱歩に限らず、多くの推理作家について書かれているが)

 私、発起人の『百人館』には江戸川乱歩は入っていないが(ここは私が読んだ本でかつ現在所有しているものから選んでいます)、実は私はご幼少の頃、『江戸川乱歩全集』を三分の二ほど読んだ記憶がある。講談社から発行されていて、横尾忠則のイラストがついていたヤツ。このイラストがなんというか淫靡だったんです。今ネットで調べてみると、1969〜70年にかけて発行されたものらしい。だから多分私は12〜13歳の頃だと思う。それからやっぱりそれより以前には灰燼二重面相、こらっ、怪人二十面相シリーズを学校の図書館かなんかで読んだ記憶もある。

 封印していた記憶が今甦る!・・・と言っても私は清涼院流水の小説の登場人物のようにその頃に凶悪犯罪に巻き込まれたということは無いのだが・・・。

 いけませんね、『屋根裏の散歩者』とか、『陰獣』なんかをそんな歳で読んでいてはまともな大人にはなれませんっ!清涼院流水を読んで感心してしまう大人になってしまうよっ!

「うつし世は夢 夜の夢こそまこと」?


9月15日(月) 祝!阪神タイガース優勝!

 さあ、次は日本シリーズだ!


9月14日(日)  清涼院流水『ジョーカー』の中の「四大ミステリ」

 さて、読書のほうですが、私が今読んでいるのは清涼院流水『コズミック』『ジョーカー』。『ジョーカー』には「関西本格の会」という推理小説家のグループが登場し、「合宿」でいろいろと推理小説の議論をするところがあるが、そこで四大ミステリとして取り上げられているのが、小栗虫太郎『黒死館殺人事件』、夢野久作『ドグラ・マグラ』、中井英夫『虚無への供物』そして竹本健治『匣のなかの失楽』。えー、実は私は『ドグラ・マグラ』と『虚無への供物』は読んだことがありますが、あとの2作は読んだことがありません。この四作を読んでいれば『ジョーカー』はもっと楽しく読めたかもしれません。


9月13日(土) ネット上の夏目漱石

 さて、どうして夏目漱石はそんなに根強い人気があるのか?はっきり言ってかなり難しい小説を書いた人だと思うんですけど・・・。教科書にも載っているし、なんとかの100冊にはかならず入っているから?子供に読ませて安心?

 でもやがては夏目漱石も一部の好事家だけが読み継ぐ作家になっていくのだろうか?

 では、インターネットの世界ではどうなんだろう?お馴染み、Googleで検索して見ると、

夏目漱石                約71,000件

なるほど。これは多いのか少ないのか?ちなみに、 

モーニング娘          約303,000件

ビートルズ              約301,000件 

阪神タイガース        約142,000件

手塚治虫               約130,000件

ふーん、そんな感じですか?

じゃあ、同じ作家ということでは??

三島由紀夫            約52,800件

司馬遼太郎            約84,200件

京極夏彦               約63,600件

宮部みゆき            約70,900件

村上龍                  約68,000件

村上春樹               約88,000件

という感じですね。

 現代の人気作家と互角以上の勝負してます。こうして見ると夏目漱石は難しくても今後も読み継がれていくような気もしますね。


9月12日(金) 読者が選ぶ<私の好きな岩波文庫100>

 というのが発表されました。岩波書店のホームページを見てみると、投票総数は29,658通だったらしい。ホームページで投票ができたかどうかはよくわからない。(もちろん私は投票してません。)

 ちなみに上位10をあげると、

@ 夏目漱石 『こころ』

A 夏目漱石『坊っちゃん』

B 中勘助『銀の匙』

C 夏目漱石『我輩は猫である』

D 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』

E 日本戦没学生記念会編『きけ わだつみのこえ』

F 宮本常一『忘れられた日本人』

G 和辻哲郎『古寺巡礼』

H ドストエフスキー『罪と罰』

I 福沢諭吉『福翁自伝』

 しかし、夏目漱石は圧倒的ですね。100点の中には7点も入っています。

 しかしこれじゃあちょっと読者が選んだとはいえ、ラインナップが古すぎるんじゃないのかとは思いますね。でも選ぶにも岩波文庫には古い本しかないんですよね。

 しかし昔はそうじゃなかったんです。たとえば『こころ』は単行本として岩波書店から1914年に出版されていて、1927年の岩波文庫創刊とともに文庫化されています。3位の中勘助『銀の匙』も単行本は岩波書店から1921年に出版されて、岩波文庫に入ったのは私が持っているバージョンによると1935年のこと。たしかに今のように単行本→文庫がだいたい3年ぐらいという感じではありませんが、オリジナルが出版されてから13〜14年で岩波文庫に入っています。

 たとえば今(2003年)から見て13〜14年前といえば、1989〜90年ごろ。詳しく調べたわけではありませんが、岩波文庫の中にその頃出版された本は収められていないと思います。(たとえば筒井康隆『文学部唯野教授』は1990年に岩波書店から出版されています。)

 岩波文庫は、頑固親父がそのまま年を取って頑固爺になったという感じですか?それはそれで価値あることかもしれませんが、もう少し新しい時代の作品も入れていかないとますます読まれなくなるんじゃないかなと心配です。


9月11日(木) この日付を書いちゃうと同時多発テロのことに触れないわけにはいかないか?

 2年前のこの日、「ニュースステーション」を見ていて、最初はマジでまた新しい映画か?よくできてるなと思ったことを想いだします。

 結果として見ると、このテロ以降世の中の風通しが悪くなった、セキュリティのためなら自由やプライバシーを犠牲にして当然ということになってきたことは確かです。

 またアフガン戦争やイラク戦争が起きて最低限のセキュリティというか生存のギリギリのところで生きていて、そしてただその場にいるというだけで無意味に殺される人たちが多数存在するということがまたもやあからさまになった2年間でもあったと思います。(世界貿易センターにいた人たちだけではなくてね)

 最初の興奮状態が冷めるとともにこの起こってしまった事件の意味を少し冷静に考える人たちの声が単に「復讐」や「正義の戦い」に突き進んだ各国政府(とくに米国政府ですね)の行動を規制していく方向に動いていけばと思います。なぜならそのような復讐戦でテロの再発を防ぐことはできない、むしろテロという火に油を注ぐだけの結果に終わるだけだと思うからです。

 弱腰と批判されるかもしれませんが、この2年間が示したのは、この史上最強の帝国、アメリカといえども世界をマネッジすることができないということだったのではないでしょうか?


9月10日(水) 作家の故郷−1

 生れた年で作家を考えるなら生れた場所との関連でも考えてみるのはどうだろうか?というわけで『百人館』で私が取り上げている日本の作家50名の生れた都道府県を調べてみました。結果は次の通り。

東京                14名

大阪                 6名

北海道/兵庫     4名

埼玉/神奈川/長野/福岡/大分        2名

青森/山形/山梨/愛知/京都/和歌山/岡山/広島/山口/香川/愛媛/長崎    1名

となりました。ふーん、そうか、それでどうしたの?という感じですが・・・。

 そうだなあ、千葉県(国木田独歩とか菊池秀行?)とか、宮城県(志賀直哉?恩田陸?)とかどうした?誰もいないのかっ!ほら、そこのっ!静岡県っ!(鈴木光司とか瀬名秀明とかホラー系しかいないのか?)47都道府県中、21都道府県しかいないんだね。

 Googleなんかで作家の名前で検索すると有名作家の場合は(あんまり知らない作家も)、○○町が生んだXXXX先生の記念館だとか、文学碑だとかがけっこう出てきますが、もともと狭い日本、特に現代の場合はあんまり生れた場所は関係無いのかな?

 でもこれもやっぱりおもしろいので、引き続き追求していきたいネタですね。


9月9日(火) 作家の世代−2

 さて、「『百人館』で取り上げている日本の作家50名」について、夏目漱石(1867-1916)から京極夏彦(1963-)まで、生れた年で分類して見ると次のようになった:

1860年代            1名

1870年代            1名

1880年代            0名

1890年代            2名

1900年代            4名

1910年代            2名

1920年代           11名

1930年代            9名

1940年代            7名

1950年代            8名

1960年代            5名

 こうやって見てみると、私がよく読んできた作家はほとんどが私自身より年上で多くは父母あるいは祖父母の世代なんですね。

 このように作家を生年別に見るとなかなかおもしろいことがわかります。たとえば、太宰治松本清張は同じ1909年生まれだった!とかね。もちろん松本清張はけっこうお歳を召してから作家活動を始めたのに対し、太宰治は若くして心中しちゃったわけですから考えて見れば当然のことなんですが・・・。私の頭の中では新しい発見です。

 赤川次郎島田荘司笠井潔が同じ1948年生まれというのもおもしろいね。いわゆる全共闘世代だと思うのだが、同じミステリー小説を書いていても作風が全然違う。にもかかわらず、何か社会の見方とか雰囲気に共通のものを持っていると言うのはこじつけにすぎるだろうか?

 この作家と世代についてはまた考えていきたいと思います。(日記の埋め草企画のような気もいたしますが・・・。)

 あ、それから沖縄の爆死自衛官の件、押収された品目は2300点。すべてが米軍製品だったなどと発表されているようです。(9月5日の日記の件)


9月8日(月) 作家の世代−1

 「団塊の世代」とか、「新人類」とか「昭和一桁」とか生れた年代でひとつの塊としてとらえることが多い。特に日本のように階級差があまり判然としないように見える社会では年収とか資産よりも生れた年代というのが大事です。それがほんとうであるかどうかは別にして広告代理店が企業や官庁(官庁のCMというものには私はかねがね疑問を抱いているのでそれはまたいつか書きたい!)から仕事を取ってくるためにはこうしたネーミングが欠かせません。ふーん、そういうもんかなあとクライアントが思ってくれればいいわけですよね、とりあえずは。

 さて、それでは作家の場合はどうか?試みに、私の『百人館』で取り上げている日本の作家50名を生年別に分類してみると・・・・あー、もう眠いのでまた別の日に書く・・・筈です。


9月5日(金) 沖縄で爆死した自衛官は「販売目的」で武器を集めていた?

 報道によると、8月31日に沖縄で爆死した自衛官は家や車や倉庫として使っていた民家にとんでもないものをいろいろ隠していたらしい。対戦車ロケット弾とかカービン銃とか実弾とかすでに900点が押収されているという。沖縄県警ではこの自衛官が「販売目的」で集めていたのではないかとしているが、はたして真相は?

 このような事件、たとえば仮定の話だが、この自衛官が某国諜報機関のスパイであったとか、自衛隊とか米軍の基地の攻撃を計画していたとかそのような場合は記者たちにどのような発表をするだろうか?多分、武器マニアに販売していた悪徳自衛官だったという発表が一番無難なのではないか?(もちろん実際に「販売目的」であったという場合もあるだろうが・・・。)

 ん?くだらない小説の読みすぎ?そうかもしれないけど、ついつい想像してしまうんですね。今後の報道を見守りたいが、いつの間にかよくわからないまま忘れてしまうということの無いようにメモ代わりに書いておきます。(ほんとは矢野の逆転サヨナラホームランでそれどころでは無いんですが・・・M6!)


9月4日(木) 感謝!接続台数1000台突破

 8月22日に当サイトに接続したコンピュータの数が500台を突破しましたが、本日千の大台に乗りました。丁度2週間で倍になった計算です。えーっと、この調子で行くと・・・1ヶ月で4倍、2ヶ月で16倍、3ヶ月で64倍・・・。

 本の虫たちの期待に応えるサイトにするため、できる範囲でがんばります。よろしく!


9月3日(水) うー、いよいよM7!読書どころではありません〜

 ましてや、日記どころではありません〜。またお目にかかりましょう!

 でもそれでは芸が無いので、日本野球を題材にした小説をご紹介しましょう。まずは、三島賞受賞の高橋源一郎『優雅で感傷的な日本野球』(1988)、そして井上ひさし『野球盲導犬チビの告白』(1986)・・・うー、それぐらいしか思い浮かばない!今球場で演じられているドラマを見ているほうがよっぽどおもしろいからだよね、きっと。


9月2日(火) 現代の大きな謎に迫っている作家は誰?

 島田荘司綾辻行人以降の新本格推理小説と呼ばれた一連の作家の作品との対照で、槍玉に挙げられてきたのが松本清張を代表とする「社会派」である。定年間近の刑事がコツコツと足で稼いで真相に迫っていく、もうそんなの読み飽きたと読者が思っていたところに新本格が大仕掛けな推理小説的装置を甦らせたと等々という議論は繰り返されている。もちろん新本格と呼ばれる人たちの作風もさまざまでありひとくくりにして論じることはできないとは思う。

 私が今ここで言いたいのは、作家が現実の世の中での謎を解き明かすような努力まで諦めてしまっているのではないかということだ。たとえば松本清張は『日本の黒い霧』や『小説帝銀事件』などで未解決の現実の事件に対して果敢に推理を試みた。足をすり減らす刑事の伝統とは別に松本清張の作品には無視されるべきではない系統があったのだ。

 今、清張の衣鉢を継いでいるのは誰だろうか?誰が9/11同時テロ、アフガン戦争、イラク戦争、北朝鮮の拉致問題等々現代世界と日本の大きな謎に正面から小説という武器を使って挑んでいるのだろうか?(たとえば横山秀夫は松本清張賞を受賞した作家だが、私が知る限り彼の関心はそのような大きな謎には無いように思う。)私が知らないだけなのだろうが、是非そういう作品にも巡り会ってみたいと思う。(高村薫船戸与一山崎豊子?)

 小説こそがそういう謎解きを試みる上で最上の形式であると思うのだが・・・。(まあ作家も名誉毀損だとかで訴えられたりするリスクはあるかもしれないけどね・・・)


9月1日(月) いよいよ9月です

 というわけで、9月の日記の題名は「あかぎれ日記」といたします。特に意味はありませんが、「きれぎれ」の次は「あかぎれ」ですよね、やっぱり?


Home